5.1. Ericom Connect リリースノート¶
注意
ダブルブラウザソリューションではAccessPortal(AccessNow)での利用はサポートしていません。ダブルブラウザ連携キットをご利用ください。
また、Linux版ではEricomRDPはサポートされておりません。ご了承ください。
5.1.1. パッケージング¶
■ ダブルブラウザ用 Ericom Connect に含まれているコンポーネントのバージョン
(パッケージ番号:ecn_8100001)
コンポーネント | バージョン |
---|---|
Ericom Connect Server | 8.1.0.20974 |
Remote Agent | 8.1.0.20974 |
.NET Framework 4.5.2 | 4.5.2 |
Win8.1_2012R2 用PSプリンタドライバ | 6.3.0.21178 |
SQLServer2014Express | 2014 |
日本語リソース | N/A |
注意
Ericom Connect 8.1では日本語UIリソースを最新版に更新してください
Ericom Connect 8.1 を導入後に日本語UIリソースを最新版に更新する必要があります。
詳しくは[APPENDIX]- [日本語リソースの反映について] を参照してください。
■ ダブルブラウザ用 Ericom Secure Gateway に含まれているコンポーネントのバージョン
(パッケージ番号:esg_8100001)
コンポーネント | バージョン |
---|---|
Ericom Secure Gateway | 8.1.0.20974 |
5.1.2. 新機能および修正点¶
AccessToGo/Ericom Connect Mobile Client 9.2.1.47967(iOS版)¶
【リリース日:2020/2/20】
新機能¶
- AccessToGo/Ericom Connect Mobile Client 9.2.1ではiOS 13.xおよびiPadOS13.xをサポート
- Apple社のSmart Keyboardをサポート
修正点¶
- SSL証明書エラーの場合、続行するかどうかをユーザーに決定させるように変更
- セッションアイドルタイムアウトで切断します
- 接続設定の編集時にパスワードフィールドを非表示にする
- マルチタップ利用時の問題を修正
Ericom Connect 8.1.0.20974¶
【リリース日:2019/12/24】
- Windows Server 2008 R2 ESUへのサポートについて
Windows Server 2008 R2 ESUは以下の条件でサポートとなります。
お客様がMicrosoft社とWindows Server 2008 R2 ESUの契約を有しており、提供されているESUの最新版を適用していること。サポート期間は1年 ※
※ Microsoft社自体がWindows Server 2008 R2 ESUを1年更新としているため次年度以降サポートするかは1年が経過する前に、お客様のニーズを確認して改めて判断。但し、 Windows Server 2008は2020年1月14日以降は未サポート となります。
Ericom Connect 8.1.0.20974¶
【リリース日:2019/11/29】
- 以下の条件でWindows 7 ESUへのサポート
- お客様がMicrosoft社とWindows 7 ESUの契約を有しており、提供されているESUの最新版を適用していること
- サポート期間は1年※
※ Microsoft社自体がWindows 7 ESUを1年更新としているため次年度以降サポートするかは1年が経過する前に、お客様のニーズを確認して改めて判断
Ericom Connect 8.1.0.20974¶
【リリース日:2017/9/15】
- Ericom Team Client – 画面共有機能(Enterprise 版のみ)
- Windows Server 2016 の Active Directory のサポート
- Ericom RDP がWindows Server 2008 R2 ホストでもサポート(Windows Server 2012 R2 はサポート済み)
- AccessPortal で Windows 統合認証をサポート
- 管理ツール:クライアントのキープ・アライブ・ハートビート設定をセッションの信頼性を向上させるために追加
- 管理ツール:EricomRDPでアプリケーション公開を正式サポート
- ConnectCli getMessageLogRecovery に日付範囲(開始/終了)のオプションを追加
- AccessNow の HTTPS フォールバックをデフォルトで無効化(8.0 以降)
- すべての自己署名証明書で公開鍵用に 2048 ビット長を使用
- URLリダイレクトにおいてWindows アプリケーションのパラメータ長さが 256 文字を超えることが可能
[AccessPad/Blaze]
- クライアントのキープ・アライブ・ハートビート設定をセッションの信頼性を向上させるために追加
[AccessNow]
- クライアントのキープ・アライブ・ハートビート設定をセッションの信頼性を向上させるために追加
修正ポイント¶
- 高解像度ディスプレイ上での AccessPad ログイン・ダイアログを修正
- EricomRDP のクラッシュ・バグを解決
- CA0000035123:EncryptedPassword」タグを 「Password」に変更し、サービスを再起動してもパスワードが暗号化されない問題を修正
- Access Server に安定化の修正を追加
- AccessPad EricomRDP のクラッシュ・バグを解決
- MS Office製品を公開アプリとして利用中、コピーアンドペーストするとAccessPad(Blaze.exe)がフリーズすることがある
5.1.3. 制限事項および既知の不具合¶
Connectサーバ¶
管理コンソール¶
- 「Connect 管理コンソール アイドルタイムアウト (秒)」に2073600以上2678400以下の秒数を設定すると、グリッドがアクセスできなくなり、再作成が必要となります。この問題は後続のバージョンで修正されます。
- EricomRDPを使用した場合、セッションシェアリングが利用できません。
- Ericom Connectを導入後に日本語UIリソースを最新版に更新する必要があります。詳しくは[APPENDIX]- [日本語リソースの反映について] を参照してください。
- ScrewDriversを利用している場合、Blaze接続(Microsoftシームレス、Ericomシームレス)を行うとScrewDriversによるプリンタリダイレクトに失敗することがあります。回避策として、EricomRDPをご利用ください。
AccessPad(Blaze)¶
注意
Linux版ダブルブラウザソリューションではEricomRDPはサポートされていません。Blazeによる通信となります。
入力関係¶
- [英数]キーが効きません。
- Ubuntu において[ひらかな/ローマ字/カタカナ]キーと[英数]キーが有効になりません。
- Windows 10で[Ctrl]+[Alt]+[End]のコンビネーションキーが効きません。
- → 代替策としてErciomRDP利用時に上記コンビネーションキーは対応可能です。
- EricomRDP利用時に、文字入力変換確定後に再変換候補を出力させるために、[変換]キーを押しても、再変換候補が出力されません。
リダイレクト・印刷関係¶
- プリンタリダイレクトを利用する場合、クライアントは7.6.1以降のバージョンを使用してください。
- プリンタリダイレクトを[汎用]で利用する場合、クライアントPCにAcrobat Reader DCを導入してください。また、事前にAdobe Reader DCを1度起動し、ライセンス規約に「同意する」ボタンを押下しておく必要があります。
- プリンタリダイレクトを[汎用]で利用する場合、Ericom Connectのプリンタ構成にて「高度なPDF印刷コマンド」に「-shell」の設定を行って下さい。
- EricomRDPを利用した場合、タイムゾーンのリダイレクトは常に有効です。無効にすることはできません。
- AccessPad8.2からConnectサーバ9.0へのEricomRDP接続時、Ericomのフォルダリダイレクト機能が効きません。最新のAccessPadへバージョンアップをお願いします。
- 以下3つ全ての条件で利用しているケースでは、公開アプリケーションが起動できない場合があります。
- 接続元端末側でマルチモニタを使用している
- Microsoftシームレスモードを使用している
- 接続先RDSサーバがWindows Server 2019である
回避策として、Connect管理画面の[公開]>[グループ]>(任意のグループ)>[詳細]にある「シームレス・フルスクリーンモード」設定を「はい」にしてください。
- Windows 10 SAC 1903利用時にHP ユニバーサルプリンタドライバ(UPD)を利用した場合、初回の印刷に時間がかかる場合があります。これはHP UPDの制限となります。パッケージに同梱されているLexmark ユニバーサルプリンタドライバ(UPD)を利用することで、この問題を回避可能なためご利用を検討ください。
アプリケーションウインドウ関係¶
- フルスクリーンモードの間、セッションが終了すると、最小化機能と最大化機能が機能しなくなる ことがあります。
- →アプリケーションを再起動して、ウィンドウサイズを調整します。
- Blaze セッションが最小化されると、復元できないことがあります。
- →アプリケーションを終了し、再起動してセッションに再接続します。
- シームレスなアプリケーションウィンドウをドラッグするとスムーズに機能しないことがあります。 ウィンドウのドラッグ操作が完了するまで黒色の空白領域が表示されます 。
- Ericom Connect 8.0 でサポートを開始した EricomRDP は Ericom Blaze の単体利用ではサポートされておりません。
- Ericom SecureGateway経由の場合、EricomRDPセッションの自動再接続はできません。(Ericom Blaze の単体利用では関係ありません。)
- Windows Server 2008 R2上でAccessPad(Blazeクライアント)を利用した場合、Alt+Tabでウィンドウを切り替えたあと、公開アプリケーションへの最初の文字が欠落する問題があります。
- Blaze Client for Linux ではフルスクリーンで起動したセッションをリサイズした場合、再びフルスクリーンに戻すことができません。一度セッションを切断し、再接続してください。
- Ericomシームレスモードを使用している場合、IMEバーは公開アプリケーションの枠内のみ描画される動作となりました。
- AccessPadから公開アプリケーションを起動する時、2つ目に起動したアプリケーションがアクティブにならない(背面に隠れる)事象が一部修正されましたが、Blaze接続Microsoftシームレスを利用する場合は発生することがあります。
- Ericomシームレスモードで公開アプリへBlaze接続した時、公開アプリの周囲に黒枠が付く場合があります。これは仕様動作です。
- →MicrosoftシームレスモードまたはEricomRDP接続をご利用ください。
- AccessPad8.0/8.1からConnectサーバ9.1へのEricomRDP接続ができません。最新のAccessPadへバージョンアップをお願いします。
- Windows 10 IoT上でAccessPadを利用する場合は、EricomRDP接続をご利用ください。Blaze接続は未サポートです。
- Windows 10 IoT上でAccessPadを利用する場合は、WindowsOSの「タスクバーを隠す」をオフにしてご利用ください。
- Blaze接続でリモートの全画面プリントスクリーンを取得する場合は、「Ctrl+PrtSC」とする必要があります。