5.1. Ericom Connect リリースノート¶
注意
ダブルブラウザソリューションではAccessPortal(AccessNow)での利用はサポートしていません。ダブルブラウザ連携キットをご利用ください。
また、Linux版ではEricomRDPはサポートされておりません。ご了承ください。
5.1.1. パッケージング¶
■ ダブルブラウザ用 Ericom Connect に含まれているコンポーネントのバージョン
(パッケージ番号:ecn_8200001)
コンポーネント | バージョン |
---|---|
EricomConnect.exe | 8.2.0.25596 |
EricomConnectRemoteHost_x64.exe | 8.2.0.25596 |
.NET Framework 4.5.2 | 4.5.2 |
Win8.1_2012R2 用PSプリンタドライバ | 6.3.0.21178 |
SQLServer2014Express | 2014 |
■ ダブルブラウザ用 Ericom Secure Gateway に含まれているコンポーネントのバージョン
(パッケージ番号:esg_8200001)
コンポーネント | バージョン |
---|---|
Ericom Secure Gateway | 8.2.0.23298 |
5.1.2. 新機能および修正点¶
AccessToGo/Ericom Connect Mobile Client 9.2.1.47967(iOS版)¶
【リリース日:2020/2/20】
新機能¶
- AccessToGo/Ericom Connect Mobile Client 9.2.1ではiOS 13.xおよびiPadOS13.xをサポート
- Apple社のSmart Keyboardをサポート
修正点¶
- SSL証明書エラーの場合、続行するかどうかをユーザーに決定させるように変更
- セッションアイドルタイムアウトで切断します
- 接続設定の編集時にパスワードフィールドを非表示にする
- マルチタップ利用時の問題を修正
Ericom Connect 8.2.0.25596¶
【リリース日:2019/12/24】
- Windows Server 2008 R2 ESUへのサポートについて
Windows Server 2008 R2 ESUは以下の条件でサポートとなります。
お客様がMicrosoft社とWindows Server 2008 R2 ESUの契約を有しており、提供されているESUの最新版を適用していること。サポート期間は1年 ※
※ Microsoft社自体がWindows Server 2008 R2 ESUを1年更新としているため次年度以降サポートするかは1年が経過する前に、お客様のニーズを確認して改めて判断。但し、 Windows Server 2008は2020年1月14日以降は未サポート となります。
Ericom Connect 8.2.0.25596¶
【リリース日:2019/11/29】
- 以下の条件でWindows 7 ESUへのサポート
- お客様がMicrosoft社とWindows 7 ESUの契約を有しており、提供されているESUの最新版を適用していること
- サポート期間は1年※
※ Microsoft社自体がWindows 7 ESUを1年更新としているため次年度以降サポートするかは1年が経過する前に、お客様のニーズを確認して改めて判断
Ericom Connect 8.2.0.25596¶
【リリース日:2018/2/23】
新機能¶
[Ericom Secure Gateway]
- Azure Application Gateway をサポート
[ConnectCLI]
- 「SetConnectionRule」にパラメータ「EsgAddress」および「EsgId」を追加
- 「ConnectCli deleteOldLogMessagesDb」および「DeleteOldLogMessages」にパラメータ「batchSize」を追加(CA0000039460)
- 「twoFactorConfig」を削除し「radiusConfig」を使用
- 「systems setCurrentAddress」を追加(24694)
- サブコマンドをオプションの前後どちらに記述してもコマンドが実行可能になりました (24700)
[Team Client]
- ユーザ・インターフェースに CTRL+ALT+DEL ボタンを追加
[管理ツール]
- 新しいテナント固有の設定「ダッシュボードの行の制限」 が変更に(22687)
- LUS インジケーターを修正 (24460)
- リモート・ホスト・バージョン・インジケーターを修正 (24460)
- ログ・メッセージ・キュー・インジケーターを修正 (24460)
- 新しいロギング・レベル・インジケーターを実装
- 新しい REDO ログのサイズのインジケーターを実装 (CA0000033717)
- EricomRDP を初期設定のプロコトルに変更
- 廃止された設定: 汎用プリンタ名(24736)
[レポート]
- x-forwarded-for データを「ユーザ | エンドユーザセッション」に追加
- x-forwarded-for データを「システムヘルス | 失敗したログイン」に追加
- 「同時ユーザ数(月ごと)」を追加(24568)
- 「ネームドユーザ数(月ごと)」を追加(24568)
- 失敗したログインのレポートにアクセス元のホスト IP アドレスを表示
[Configuration Tool]
- Active Directory 向けシンプル・バインドを有効化する新しい設定(24795)
[EricomRDP]
- Seamless アプリケーションモードとセッション共有
- EricomRDPでサードパーティのプラグイン(LexmarkなどUPD) のサポートを追加 (現状アシストでは未サポート)
- 接続バーに127.0.0.1 の代わりに接続先ホストを表示し、ESG の使用を示す「+」を追加(24353)
- トラブルシューティングのための新しい EC_DEBUG_MODE パラメータを追加(24814)
- AccessPad クライアントのオペレーティング・システムが Windows 7 でありESGを介して接続する場合、EricomRDP 接続は Blaze にフォールバック
- OS から独立して任意のデバイス間で動作する暗号化パスワードを作成するための 「-generic-configuration」 パラメータを追加(22492)
- EricomRDP CA 問題を解決:CA0000038394
[Blaze]
- AccessPad(Blazeでの利用)においてシリアルポートのリダイレクションをサポート
[その他]
- AccessPortalにおけるSSO機能を利用する際のPATHが変更可能になりました(23812)
- 印刷の高速化のための Lexmark ユニバーサル・プリンタドライバをサポート (現状アシストでは未サポート)
- きめ細やかなアクティブ・パスワードポリシーのサポートを追加(CA0000033599)
- ユーザが起動しているプロセスを検出する為に使用されるセッショントラッキングAPIが更新(CA0000034870)
- AccessPad Proxy のサポート(自動およびマニュアルモード)
- RemoteAgent のデフォルトのサンプリング・レートを 1 秒から 5 秒に変更(24335)
- Linux RemoteAgentで256 文字以上のパラメータをサポート (CA0000034836)
- RADIUS 共有鍵 をデータベースで暗号化し、管理コンソールで非表示に(CA0000039446)
- AccessServerと併せてインストールされる不要なサービスが無効になりました(例:LBagent 23615)
- Access Server の管理モードで Connect からの接続のみを許可
- SCVMM での VDI を一般提供 (アシストでは現状未サポート)
修正点¶
- 内部処理を改善し、アプリケーション起動時のパフォーマンスを向上しました(CA0000035495)
- 管理者がシステム・グループにホストを追加/削除できないバグを解決(CA0000040569)
- EricomRDP: 画面リサイズ時の問題を解決(CA0000038394)
- RemoteAgentx86が、グリッドに参加できないことがある問題を修正(CA0000029847)
- 再起動後に RemoteAgent がグリッドに再接続しない問題を解決(CA0000040609)
- Linux版RemoteAgentにおいて、管理コンソールに意図しないIPアドレスで登録されてしまう問題を修正しました (CA0000037597)
- Linux版RemoteAgentのいくつかの不具合を修正しました(CA0000039727, CA0000039537, CA0000037384)
- EricomRDPでデスクトップを最大化で公開した環境において、 ウインドウを最大化等の操作をした後で上段の接続バーが表示されなくなる問題を修正
- AccessPad利用時にADでのロックアウトが解除されたにも関わらずログイン時にロックアウトされた旨のメッセージが出力されログインに失敗する問題を修正(CA0000039248)
- Ericomシームレスの時、IMEバーが表示されていると自動ログオフしない問題を修正(CA0000038777)
- 公開アプリケーションを最大化した場合、マウスポインタが意図しない場所を指す問題を修正
- 公開アプリケーションを利用者端末上でディスプレイ枠を超えて左側に移動させた場合、マウスポインタが意図しない場所を指す問題を修正
5.1.3. 制限事項および既知の不具合¶
Connectサーバ¶
管理コンソール¶
- 「Connect 管理コンソール アイドルタイムアウト (秒)」に2073600以上2678400以下の秒数を設定すると、グリッドがアクセスできなくなり、再作成が必要となります。この問題は後続のバージョンで修正されます。
- EricomRDPを使用した場合、セッションシェアリングが利用できません。
- Ericom AnalyticsはWindows Server 2016には対応しておりません。
- → Ericom Connect Serverの対応環境の中でWindows Server 2012 R2までのOSでご利用ください。
- ScrewDriversを利用している場合、Blaze接続(Microsoftシームレス、Ericomシームレス)を行うとScrewDriversによるプリンタリダイレクトに失敗することがあります。回避策として、EricomRDPをご利用ください。
AccessPad(Blaze)¶
注意
Linux版ダブルブラウザソリューションではEricomRDPはサポートされていません。Blazeによる通信となります。
入力関係¶
- [英数]キーが効きません。
- Ubuntu において[ひらかな/ローマ字/カタカナ]キーと[英数]キーが有効になりません。
- Windows 10で[Ctrl]+[Alt]+[End]のコンビネーションキーが効きません。
- → 代替策としてErciomRDP利用時に上記コンビネーションキーは対応可能です。
- EricomRDP利用時に、文字入力変換確定後に再変換候補を出力させるために、[変換]キーを押しても、再変換候補が出力されません。
リダイレクト・印刷関係¶
- プリンタリダイレクトを利用する場合、クライアントは7.6.1以降のバージョンを使用してください。
- プリンタリダイレクトを[汎用]で利用する場合、クライアントPCにAcrobat Reader DCを導入してください。また、事前にAdobe Reader DCを1度起動し、ライセンス規約に「同意する」ボタンを押下しておく必要があります。
- プリンタリダイレクトを[汎用]で利用する場合、Ericom Connectのプリンタ構成にて「高度なPDF印刷コマンド」に「-shell」の設定を行って下さい。
- EricomRDPを利用した場合、タイムゾーンのリダイレクトは常に有効です。無効にすることはできません。
- AccessPad8.2からConnectサーバ9.0へのEricomRDP接続時、Ericomのフォルダリダイレクト機能が効きません。最新のAccessPadへバージョンアップをお願いします。
- 以下3つ全ての条件で利用しているケースでは、公開アプリケーションが起動できない場合があります。
- 接続元端末側でマルチモニタを使用している
- Microsoftシームレスモードを使用している
- 接続先RDSサーバがWindows Server 2019である
回避策として、Connect管理画面の[公開]>[グループ]>(任意のグループ)>[詳細]にある「シームレス・フルスクリーンモード」設定を「はい」にしてください。
- Windows 10 SAC 1903利用時にHP ユニバーサルプリンタドライバ(UPD)を利用した場合、初回の印刷に時間がかかる場合があります。これはHP UPDの制限となります。パッケージに同梱されているLexmark ユニバーサルプリンタドライバ(UPD)を利用することで、この問題を回避可能なためご利用を検討ください。
アプリケーションウインドウ関係¶
- フルスクリーンモードの間、セッションが終了すると、最小化機能と最大化機能が機能しなくなる ことがあります。
- →アプリケーションを再起動して、ウィンドウサイズを調整します。
- Blaze セッションが最小化されると、復元できないことがあります。
- →アプリケーションを終了し、再起動してセッションに再接続します。
- シームレスなアプリケーションウィンドウをドラッグするとスムーズに機能しないことがあります。 ウィンドウのドラッグ操作が完了するまで黒色の空白領域が表示されます 。
- Ericom Connect 8.0 でサポートを開始した EricomRDP は Ericom Blaze の単体利用ではサポートされておりません。
- Ericom SecureGateway経由の場合、EricomRDPセッションの自動再接続はできません。(Ericom Blaze の単体利用では関係ありません。)
- Windows Server 2008 R2上でAccessPad(Blazeクライアント)を利用した場合、Alt+Tabでウィンドウを切り替えたあと、公開アプリケーションへの最初の文字が欠落する問題があります。
- Blaze Client for Linux ではフルスクリーンで起動したセッションをリサイズした場合、再びフルスクリーンに戻すことができません。一度セッションを切断し、再接続してください。
- Ericomシームレスモードを使用している場合、IMEバーは公開アプリケーションの枠内のみ描画される動作となりました。
- AccessPadから公開アプリケーションを起動する時、2つ目に起動したアプリケーションがアクティブにならない(背面に隠れる)事象が一部修正されましたが、Blaze接続Microsoftシームレスを利用する場合は発生することがあります。
- Ericomシームレスモードで公開アプリへBlaze接続した時、公開アプリの周囲に黒枠が付く場合があります。これは仕様動作です。
- →MicrosoftシームレスモードまたはEricomRDP接続をご利用ください。
- AccessPad8.0/8.1からConnectサーバ9.1へのEricomRDP接続ができません。最新のAccessPadへバージョンアップをお願いします。
- Windows 10 IoT上でAccessPadを利用する場合は、EricomRDP接続をご利用ください。Blaze接続は未サポートです。
- Windows 10 IoT上でAccessPadを利用する場合は、WindowsOSの「タスクバーを隠す」をオフにしてご利用ください。
- Blaze接続でリモートの全画面プリントスクリーンを取得する場合は、「Ctrl+PrtSC」とする必要があります。