4.2. 構成パターン

Ericom Shieldにおいて、様々なケースにおける構成パターンをご紹介します。

各例示図の凡例として下記が共通事項です。

- 破線の四角:
    ネットワークセグメントを表します。

- 実線のグレーの四角:
    この四角がノードを表します。
    四角の中に配置されているコンポーネントが同一のノードで稼働していることを表します。

参考

各図において、「Common」のコンポーネントは全てのノードに配置されるため、省略しています。


【構成パターンのインデックス】

    S/CとBrowerが同一セグメント S/CとBrowerが異なるセグメント
非冗長化 最小構成 こちらを参照 こちらを参照
複数台構成 こちらを参照 こちらを参照
冗長構成 最小構成 こちらを参照 こちらを参照
基本構成 こちらを参照 こちらを参照
大規模構成 こちらを参照 こちらを参照

4.2.1. 非冗長化構成

最小構成

システムコンポーネントとブラウザファームが同一セグメントにある場合

shield-component02

ファームサービスはシステムコンポーネントと同じノードに配置することが可能です。

システムコンポーネントとブラウザファームが異なるセグメントにある場合

shield-component04

ファームサービスはブラウザファーム側のノードに配置する必要があります。

複数台構成

システムコンポーネントとブラウザファームが同一セグメントにある場合

shield-component05

ファームサービスはシステムコンポーネントと同じノードに配置することが可能です。拡張時にはブラウザファームだけのノードを追加してスケールアウトすることが可能です。 ブラウザファームは同じ構成のノードをスケールアウトするだけになるため、非常にシンプルに展開することが可能です。

システムコンポーネントとブラウザファームが異なるセグメントにある場合

shield-component07

ファームサービスはブラウザファーム側のノードに配置する必要があります。 ただし、ファームサービスは1つまたは3つで構成する必要があり、2つで構成することはできません。 このため任意のノード(1つまたは3つ)を選択し、ファームサービスを展開する必要があります。拡張時にはブラウザファームだけのノードを追加してスケールアウトすることが可能です。

ブラウザのみのノードと、ファームサービスが稼働するノードとが存在するため、設計や運用において、 構成管理が複雑になる場合があります。

4.2.2. 冗長化構成

最小構成

システムコンポーネントとブラウザファームが同一セグメントにある場合

shield-component08

全てのコンポーネントが配置されたノードを3台で構成することが可能です。拡張時にはブラウザファームだけのノードを追加してスケールアウトすることが可能です。

システムコンポーネントとブラウザファームが異なるセグメントにある場合

shield-component09

ファームサービスをブラウザファーム側のノードに配置する必要があります。また、ファームサービスは3台で構成する必要があります。 このため任意のノード3つを選択し、ファームサービスを展開する必要があります。拡張時にはブラウザファームだけのノードを追加してスケールアウトすることが可能です。

基本構成(大規模を含む)

システムコンポーネントとブラウザファームが同一セグメントにある場合

shield-component10

ファームサービスはシステムコンポーネントと同じノードに配置することが可能です。拡張時にはブラウザファームだけのノードを追加してスケールアウトすることが可能です。 ブラウザファームは同じ構成のノードをスケールアウトするだけになるため、非常にシンプルに展開することが可能です。

注意

大規模構成(総利用ユーザ数が1000名超)の場合、クラスタマネージメントを個別のノードに配置する必要があります。 shield-component12

システムコンポーネントとブラウザファームが異なるセグメントにある場合

shield-component14

ファームサービスをブラウザファーム側のノードに配置する必要があります。また、ファームサービスは3台で構成する必要があります。 このため任意のノード3つを選択し、ファームサービスを展開する必要があります。拡張時にはブラウザファームだけのノードを追加してスケールアウトすることが可能です。

注意

大規模構成(総利用ユーザ数が1000名超)の場合、クラスタマネージメントを個別のノードに配置する必要があります。 shield-component15