8.2.2. 導入ガイド¶
構成について¶
ダブルブラウザLinuxではユーザプロファイルなどの情報をローカルサーバ内に持つ『通常構成』と、 NFSを利用し外部に持つ『NFS構成』を選択することが可能となります。 また、配信するブラウザはFireFoxを基本として、Chromeを利用することが可能です。 FireFoxを配信するサーバとChromeを配信するサーバを用意することで2種類のブラウザを配信する構成をとることも可能となります。
動作環境¶
警告
IVEXダブルブラウザLinuxサーバのリソース要件は、1セッションが静的コンテンツを1ページ表示する場合、 100セッションの収容に必要と思われる 参考値 です。動画の再生などを行ったり、複数のタブを同時に 開くと消費リソースは増大します。サイジングにおいては必ず実際の利用の要件を鑑みた条件でのPoCを実施するようにお願いいたします。
IVEXダブルブラウザLinuxサーバ |
[1] | CentOS/RHEL7.3以前のOSから7.4以降にアップデートした場合はファイルシステムが古いためサポートされません。 |
[2] | 必要リソースは表示コンテンツなどにより大幅に変動します。 [ref] |
[3] | インストール時に必須です。利用を推奨しますが、インストール後に停止しても動作は可能です。 |
[4] | NFS利用時、及び、ログオプション(Enterprise版)利用時に必要です。 |
[5] | CentOS/RHEL7.4以降のクリーンインストールにおいて、標準のファイルシステムです。 |
参考
上記参考値は、OSにてSpectre/Meltdownに対応した修正を適用した場合の、CPU性能劣化を考慮した値となっています。
参考
サポート対象OS・EOSについて¶
事前作業¶
ホスト名の設定(全環境)¶
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警告
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DNSの設定(全環境:Ericom Connect を利用する場合)¶
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Tips
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xfsprogsアップデート(全環境)¶
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参考
バージョンが4.5.0以上の場合は下記の更新手順は必要ありません。
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参考
$ export http_proxy=http://user:password@192.168.0.10:8080/ $ export https_proxy=https://user:password@192.168.0.10:8080/ $ sudo -E yum install xfsprogs
psmiscのインストール(全環境)¶
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参考
psmiscがインストール済みの場合は下記の導入手順は必要ありません。
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参考
$ export http_proxy=http://user:password@192.168.0.10:8080/ $ export https_proxy=https://user:password@192.168.0.10:8080/ $ sudo -E yum install psmisc
インストール¶
通常のインストール¶
注意
NFSを利用する場合は本項は実施せず「 NFS利用時のインストール 」を実施してください。
インストーラの配置¶
インストーラを scp 等でサーバの任意の場所に置いてください。インストーラは下記のようなファイル名になっています。
IVEX-WBrowser-Linux-2.2.0.tar.gz
2.2.0の部分はバージョンにより変わりますので読み換えてください。
インストーラの実行¶
展開されたインストーラを下記のようなコマンドで実行してください。
$ sudo ./IVEX-WBrowser-Linux-2.2.0.installer
インストール時に利用IPアドレスを聞かれます。 利用予定のIPアドレスの番号を入力して、IPアドレスを設定してください。
参考
画面出力例:
2018/02/07-16:20:22 容量が25G必要です。インストールを開始してもよろしいですか? [yes/no] yes
2018/02/07-16:20:22 インストールを開始します。
インストールは環境により1分から数分程度かかります。
2018/02/07-16:20:22 WBrowserをセットアップしています。
2018/02/07-16:26:23 どのIPを利用しますか?
1: 192.168.140.205
2: 192.168.139.205
2018/02/07-16:26:23 番号で指定してください: 1
192.168.140.205 を設定しました。
-----------------------以下略-----------------------
2018/02/07-16:23:23インストールし、起動しました。
以上でインストールは完了です。
ADへの参加やEricomConnectへの参加、プロファイル共有などを行いたい場合は「 オペレーションガイド 」を参照ください。
NFS利用時のインストール¶
注意
インストーラの配置¶
インストーラを scp 等でサーバの任意の場所に置いてください。インストーラは下記のようなファイル名になっています。
IVEX-WBrowser-Linux-2.2.0.tar.gz
2.2.0の部分はバージョンにより変わりますので読み換えてください。
インストーラの実行¶
展開されたインストーラを下記のようなコマンドで実行してください。
$ sudo ./IVEX-WBrowser-Linux-2.2.0.installer install-with-nfs
以上でインストールは完了です。
注意
<NFS利用時の設定注意事項>
- NFS環境は別途ご用意ください。
- NFS環境はv4は利用できません、v3で用意してください。
- ベースOSでのNFSの設定は、インストール後で結構です。
- インストール前にはまだマウントポイントがありません。
- /var/opt/IVEX/WBrowser/home/ にマウントしてください。
- NFS のマウントは、ベースOS側で設定ください。
/etc/fstab 設定例:(インストール時にも下記表示されます)
※/etc/fstabファイルをviなどのテキストエディタを利用し追記を行ってください。
==========
192.168.0.100:/exports /var/opt/IVEX/WBrowser/home/ nfs nfsvers=3,rw,sync,hard,intr 0 0
==========
- NFS の v4 では利用できません。v3 をご利用ください(マウント時にnfsvers=3指定等)。
- 正常に設定ができているかNFS設定先の共有フォルダに『template』ディレクトリが作成されていることを確認ください。
以上でインストールは完了です。
ADへの参加やEricomConnectへの参加、プロファイル共有などを行いたい場合は「 オペレーションガイド 」を参照ください。
アンインストール¶
注意
- NFS環境でアンインストールを行う際は必ず、作業前にNFS環境のアンマウントを行ってから実行してください。アンマウントを行わない場合、利用者のプロファイル情報が削除されてしまいます。
- Ericom環境をご利用の場合はダブルブラウザのアンインストール前にEricom Connect環境からの分離を行ってください。 手順は、「 Ericom Connectサーバとの切断」をご参照ください。
- プロフィル共有にてご利用いただいている場合は、プロファイルを共有するサーバからの分離を行ってください。 手順は「 プロファイルを共有するサーバの分離 」をご参照ください。
下記コマンドでアンインストールできます。
$ sudo /usr/local/bin/WBrowser uninstall
参考
ダブルブラウザのアンインストール時はアンインストール後にサーバの再起動を行ってください。