5.2. IVEXダブルブラウザLinux リリースノート

5.2.1. パッケージング

■ IVEX ダブルブラウザ Linux 本体に含まれているコンポーネントのバージョン
(パッケージ番号:ivex_160001)
コンポーネント バージョン
IVEX ダブルブラウザ Linux 1.6.0

注意

当パッケージのダウンロードサイトでの公開は終了しております。


■ IVEX ダブルブラウザ Linux ログオプションに含まれているコンポーネントのバージョン
(パッケージ番号:wb_log_0000003)
コンポーネント モジュール名 バージョン
IVEX ダブルブラウザ Linux 2.0以降用ログオプション(FrefoxESR68専用) IVEX-WBrowser-Log-Option-1.2.0.installer.tar.gz 1.2.0
IVEX ダブルブラウザ Linux 2.0以降用ログオプション(FrefoxESR68未対応) IVEX-WBrowser-Log-Option-1.1.0.installer.tar.gz 1.1.0
IVEX ダブルブラウザ Linux 1.6用ログオプション IVEX-WBrowser-Log-Option-1.0.6.installer.tar.gz 1.0.6

■ IVEX ダブルブラウザ Linux Updater に含まれているコンポーネントのバージョン
(パッケージ番号:ivex_updater_0000016)
コンポーネント バージョン 適用対象
Wbrowser-updater-16001 16001 1.6.0
Wbrowser-updater-16002 16002 1.6.0
Wbrowser-updater-16003_etc 16003 1.6.0
Wbrowser-updater-20101 20101 2.0.1
Wbrowser-updater-20102 20102 2.0.1
Wbrowser-updater-16004 16004 1.6.0
Wbrowser-updater-20103 20103 2.0.1
WBrowser-User-Lowercase N/A 2.0.1
defunct-x11rdp-clear N/A(TimeStamp:7/9) 1.6.x,2.x
Wbrowser-updater-16005 16005 1.6.0
nouse-iwatch-cleanup-2017-08-10-01 2017-08-10-01 1.6.0
Wbrowser-updater-20104 20104 2.0.1
Wbrowser-updater-16006 16006 1.6.0
Wbrowser-updater-20105 20105 2.0.1
Wbrowser-updater-20201 20201 2.0.2
Wbrowser-updater-21001 21001 2.1.0
Wbrowser-updater-21002 21002 2.1.0
Wbrowser-updater-20202 20202 2.0.2
Wbrowser-updater-20106 20106 2.0.1
Wbrowser-updater-24001 24001 2.4.0
Wbrowser-updater-24002 24002 2.4.0
Wbrowser-updater-25001 25001 2.5.0
Wbrowser-updater-25002 25002 2.5.0
Wbrowser-updater-25003 25003 2.5.0
Wbrowser-updater-25004 25004 2.5.0
Wbrowser-updater-25101 25101 2.5.1
Wbrowser-updater-25102 25102 2.5.1
Wbrowser-updater-25103 25103 2.5.1

5.2.2. 新機能および修正点

defunct-x11rdp-clear(暫定運用ツール) 修正リリース

【リリース日:2018/8/6】
  • X11rdpの残存プロセスを終了できない場合、追加で別の終了処理を実行するようになりました。

defunct-x11rdp-clear 修正リリース

【リリース日:2018/4/2】
  • [WB-232] 必要なプロセスを残留プロセスと誤検知し、クリアしてしまう場合があった問題を修正しました。

Updater16006

【リリース日:2017/9/26】
  • [WB-172]Firefoxの終了時に正しく終了シグナルが送出されない場合がある問題を修正しました。この問題は2系では20104で修正済みです。
  • [WB-176][WB-183] WBrowser サービスの停止時にcow.imgやvar-tmp.imgのアンマウントを待たずに処理が進む場合がった問題を修正しました。この問題は2系では20104で修正済みです。また、当修正を有効にするために、ベースOSにpsmiscの導入が必要となったため、当Updaterからインストール時に追加チェックを実装しました。
  • [WB-177] Updater16003で強化された、プロセスの終了処理に関するログのローテート設定を追加しました。
  • [WB-181] Updater16003に関連し、 ext4-to-xfs のUpdaterを適用した後、「renew-user-tmp-areal」によるユーザ環境分離用一時領域の再作成が正しく処理できなくなってた問題を修正しました。また関連して「initialize」実行時も再作成が正しく行えていなかったため修正を行いました。

nouse-iwatch-cleanup-2017-08-10-01(暫定運用ツール)

【リリース日:2017/9/4】
  • [WB-174] バージョン1.6.0において、起動速度改善のためにWBrowser-system.confのチューニングを実施されている環境でiwatchのプロセスが残留する問題が報告されており、残留プロセスをクリアする暫定運用ツールの提供を開始しました。

Updater16005

【リリース日:2017/8/4】
  • [WB-163] 仮想ブラウザ起動時に、ロック情報だけが不正に残ってしまう場合あります。この対処としてロックの取得ロジックを変更し、残存時にも短時間で自動回復処理が行われるように修正しました。

WBrowser-System-Backup-and-Restore 修正リリース

【リリース日:2017/7/28】
  • [WB-126] AD参加していない場合が考慮されておらず、バックアップが正常に行われない問題を修正しました。

Updater16004

【リリース日:2017/6/16】
  • [WB-113] 接続ユーザ数が増えるに連れ、起動/終了処理の待機時間が長くなる問題を修正しました。
  • [WB-123] templateアカウントで接続した場合、Blazeの×ボタン切断した時の終了処理を改善しました。
  • [WB-115] XFSのマウント時UUIDチェックでマウントできない場合がある問題を修正しました。
  • [WB-122] 内部処理においてユーザIDの判定が曖昧なため、終了処理が不正となる不具合を修正しました。
  • [WB-138] Chromeブラウザを利用する場合、一般ユーザでFlashの実行時に再起動を促すメッセージが表示され利用できない問題を修正しました。
  • [WB-141] 「前回の終了処理中です。~[強制終了]」というダイアログが表示された場合、[強制終了]ボタンをクリックせずに画面を閉じるとセッションが不正な状態で残留する問題を修正しました。
  • [DEV-33][WB-128][WB-130] 連携キットにおいて、ユーザID生成方式を「ユーザによる入力」としていて、ユーザが英大文字を入力した場合、「PCログイン名」としていて、クライアントPCログイン時に英大文字を利用している場合、「クライアント名」としている場合(クライアント名が英小文字の場合も含む)、Linuxサーバ上での処理において、判定処理が失敗する場合がある問題について対処しました。
  • [WB-131] ユーザセッション開始時に前回のロックファイルが残存していた場合、プロセスも一緒に残存していた場合にのみ、ロックファイルを自動削除できるようになりました。

Updater16003 & ext4-to-xfs & Firefox-ESR-Installer

【リリース日:2017/5/17】
  • イメージファイルのファイルシステムを ext4 から xfs へ変更しました。
  • Firefox を ESR 延⻑サポート版に変更しました。
  • 起動・終了、ログイン・ログオフのクリア処理の強化を行いました。
  • ClamAV の検知処理の改善及び、実行権限の変更を行いました。
  • xrdp ログローテ設定の追加を行いました。
  • refresh-home のパラメタの提供を停止しました。
  • ブックマーク保存時の動作不具合を修正しました。
  • サービス起動時 Ericom 起動判定ミスの修正を行いました。
  • IdleTimeLimit をコメントアウトしても認識してしまう不具合の修正を行いました。
  • template ユーザを AD に登録した環境での不具合を修正しました。

Updater16002

【リリース日:2017/3/2】
  • virus-scan-root: on とした場合、サービスの起動がタイムアウトする問題を修正しました。
  • 音声のリダイレクトを有効しても再生されない問題を修正しました。

IVEXダブルブラウザLinux 1.6.0 & Updater16001

【リリース日:2017/1/25】
  • Ericom Connect Remote Agentが最新版(Ericom Connect 7.6対応)となりました。
  • 汎用プリンタドライバによる、プリンタリダイレクトが可能となりました。
  • Ericom Connectによるセッション管理が行えるようになりました。これに伴い、セッション再接続機能が利用できるようになりました。
  • Firefoxのバージョンが44から50へと変更になりました。
  • よりWindowsに近い表現を行えるよう、標準フォントをLiberationへ変更しました。
  • 韓国語フォントが選択によりご利用いただけるようになりました。
  • アンチウィルスのスキャン範囲を/home だけでなく、IVEXダブルブラウザLinuxを選択できるようになりました。
  • ユーザセッション内でターミナル(仮想コンソール)の利用を停止しました。
  • /home 配下にProxy設定スクリプト(proxy.sh)を配置していただけるようになりました。
  • Firefoxのクラッシュリカバリメッセージをデフォルトで無効としました。
  • RedHat Enterprise Linux 7.3に対して、KVMを用いないタイプのインストールの提供を停止しました。
  • Google Chromeをご利用の場合の手順が変更となりました

5.2.3. 制限事項および既知の不具合

【インストール/構成/サーバ関連】

  • [WB-144] 複数の NIC を持つ Linux マシンへのインストールは行えますが KVM を利用する構成の場合には対応できておりません。(別途サポートにて手順を都度ご案内しております。)
  • ブラウザと共に稼働するアプリケーションとして、同梱されているもの以外をご利用になる場合は、お客様にて稼働確認をしていただく必要がございます。あらかじめご了承ください。
    ※Firefox へのプラグイン追加も同様です。
  • クライアントとLinuxサーバの間にNAT構成のが存在する場合、Ericom Secure Gatewayを利用する必要があります。
  • ベースとなるCentOSのホスト名はFQDNでは稼働しません。必ずコンピュータ名だけとなるようにしてください。
  • 各Updaterには適用可否、および適用順序があります。[APPENDIX] - [ IVEXダブルブラウザLinux Updater(アップデータ/パッチ)の適用について ]をご参照ください。
  • [WB-221] xrdp-sesmanが原因不明で無応答となる場合があります。事象発生時にはサービスの再起動で復旧させる必要があります。詳細は調査中ですが、運用回避のスクリプトを個別にご提供可能です。サポートセンターへお問い合わせください。
  • Active Directory連携において、Active Directoryドメイン名とNetBIOSドメイン名が異なる (ユーザ名による例:username@test-domain.local と test\username のようなログインが可能な場合。 ※test-domain と test がそれぞれ登録されている) 場合、ユーザが正しくログインすることができません。どうしてもこのような環境での利用が必要な場合、日本ナレッジ社サポートへお問い合わせください。
  • Linuxのカーネルとして4.8系を利用した場合、セッションが正常に起動しません。(正式サポートのカーネルは4.4となります。)
  • KVM構成でインストールを行う場合、仮想環境はサポートしていません。必ず物理サーバ上にインストールを行ってください。
  • [WB-162] CentoS 7.2(KVMモードにおけるゲストOSを含む)でUpdater16003(ext4-to-xfs)をインストールした場合、xfsprogsのバージョンが低いため、cow.imgやvar-tmp.imgをxfsで構成することできません。インストール前にxfsprogsの更新が必要です。 また、xfsprogsのバージョンが古いまま、リペア処理を実行した場合、イメージファイルをマウント出来なくなる問題があります。必ず更新を行って下さい。
  • [WB-139] ログオプションの出力フォルダに一般ユーザの読み取り権限があり閲覧が可能な状態となっています。この問題はバージョン2.0.1 Updater20103移行で修正されています。
  • プロファイル同期に利用しているGlusterFSの構成として、Linuxサーバを3台以上の構成とする場合には奇数台で構成を推奨します。(バージョン2.0以降ではGlusterFSの利用を廃止しています。)
  • プロファイル同期に利用しているGlusterFSにおいて、スプリットブレインとなりファイルがロックされる場合があります。(バージョン2.0以降ではGlusterFSの利用を廃止しています。)
  • インストール後にIPアドレスを変更することはできません。(バージョン2.0以降は可能です。)
  • [WB-175] var-tmp.imgを利用する領域にアクセスができなくなり、結果としてサービスが応答しなくなる場合があります。(バージョン2.4以降では問題となっていたイメージファイルの利用を廃止しています。)

【文字入力・キーボード操作】

  • カタカナ/ひらがな/ローマ字キーはサポートしていません。
  • 仮想ブラウザ環境側でPrint Screenキーによるキャプチャは行えません。
  • 日本語入力中に未確定のまま、別の部分をクリックすると、引き続き入力する文字列が表示されなくなります。変換候補には反映されていますが、確定時も表示されずに消えてしまします。これは製品で利用している日本語入力の仕様です。
  • [WB-229] 仮想ブラウザ内でCapsLockキーは切り替えがうまく行えません。
    →バージョン2.5より利用可能です。ただし、2.5では既知の不具合が存在します。
  • IMEバーは表示されません。
    →バージョン2.3より表示されるようになりました。
  • かな入力はサポートしていません。
    →バージョン2.3よりサポートしています。
  • 独自のIMEを導入して使うことはできません。導入されているIMEをそのままご利用ください。
    →バージョン2.1ではIMEがMozcに変更されました。
  • 文字の変換候補一覧は表示されません。
    →バージョン2.3では変換候補一覧が表示されるようになりました。
  • ローマ字入力時に「め」キーを押しても全角中点が入力されずに全角スラッシュが入力されます。変換を行うことで全角中点を入力することが可能です。
    →バージョン2.1で解決しています。
  • ローマ字入力時に「ろ」キーを押しても全角円マークが入力されずに全角バックススラッシュが入力されます。変換を行うことで全角円マークを入力することが可能です。
    →バージョン2.1で解決しています。

【ブラウザ画面操作】

  • ノーマル画面最大化設定時(normal,0,0)の不具合について、1366x768解像度で Blaze ウィンドウがそのサイズより大きく表示されるため、画面に収まりきらずに表示されます。また、拡張ディスプレイ利用時に正常に表示されません。
    → フルスクリーン設定または画面サイズ固定運用で回避が必要となります。
  • Blaze 画面サイズ変更時に Firefox 画面サイズが自動調整されません。(シームレスアプリケーションとしては動作しません。

【印刷・リダイレクト関連】

  • プリンタリダイレクトを行う場合、連携キット7.6.1.x以上が必要です。
  • プリンタリダイレクトを行う場合、クライアントPCにAcrobat Reader DCを導入し、デフォルトのビューアとして設定してください。また、事前にAdobe Reader DCを1度起動し、ライセンス規約に「同意する」ボタンを押下しておく必要があります。

注意

他のPDFビューアでは正しく動作しない場合があります。
プリンタリダイレクトの設定手順は [簡易導入手順] - [ダブルブラウザの公開設定] - [アプリケーション公開] を参照してください。
  • リモートセッションでクリップボードに格納される画像データはBMP形式となります。ローカルPCでの利用時には形式を選択して貼り付けなどを行って下さい。

【Firefox関連】

  • Flashが動き続けるページを閲覧し続けると、Flashプラグインのメモリ使用量が増加し続けます。最終的にはシステムダウンに陥るため、利用時間の制限を行うなど、ご注意ください。バージョン2.4以降はセッション毎のメモリ制限を行っているため、システムダウンには至りません。
  • ダブルブラウザLinux·Ver.2.0以降『FireFox·(ESR)』をパッケージしており、サポートをESR限定としております。ReleaseチャンネルのFirefoxはサポート致しません。
  • Firefoxのプロファイルが破損した場合、仮想ブラウザが起動しなくなります。
    → 該当ユーザのプロファイルを削除して初期化してください。テンプレートから新しいプロファイルが複製されて起動します。
  • Google Chromeブラウザをご利用の場合に、閲覧するWebサイト内の特殊記号「&nbsp」がチルタ ~ に置換されて表示されます。
    → Chromeのフォントを「Liberation」に変更することで回避可能です。今後のバージョンでデフォルト設定を変更する予定です。
  • WebページのエンコードがUTF-8でファイル名がshift-jisの場合ダウンロード時にファイル名が文字化けします。これはLixun版Firefoxの既知の問題です。
  • 各ユーザにて、認証の必要な証明書のインポートを行う場合には「refresh-password」と「refresh-certificates」をともにoffにする必要があります。
  • Firefoxにおいて範囲選択後にドラッグ操作を行うとハングアップする場合があります。
    → ハングアップした場合には、数秒後に自動的に終了処理が開始されます。この問題はバージョン2.5で解消しています。
  • [WB-59] Firefoxのウインドウサイズを小さくすると、ファイルマネージャを開くためのアイコンが消失します。
    → 一度Firefoxを終了し再接続すると元に戻ります。この問題はバージョン2.4で解消しています。
  • ダブルブラウザLinuxVer.1.x.x系の製品をご利用でReleaseチャンネルのFirefoxを利用している場合、Firefox·52はNPAPIが廃止されてプラグインが動作しないため、サポート対象外とさせていただきます。