7.3.2. ClickOnceによる配布

当キットはClickOnceを用いてクライアントにモジュールのインストールを行う仕組みを提供しています。 ClickOnceでは共有ファイルサーバを利用した配布と、Webサーバを用いた配布をサポートしています。 ClickOnceはユーザ権限で実行が可能ですが、反面、同じPCを利用するとしても、ユーザ毎にインストール作業が必要となります。

モジュール配置

共有ディレクトリへの配置

お客様の環境に、利用者がアクセス可能な共有ディレクトリを事前に準備してください。 当手順書ではこのパスを「\ShareServerWBrowserLauncher」として説明をおこないます。

WBrowserLauncherフォルダにzipファイルを展開し下記のように配置してください。

\\ShareServer\ WBrowserLauncher\
                ├Application Files\
                │       └WBrowserLauncher_8_1_0_1
                |               ├en\
                │               |└WBrowserLauncher.resources.dll
                |               ├ja\
                |               │└WBrowserLauncher.resources.dll
                |               ├WB128.ico
                |               ├Interop.IWshRuntimeLibrary.dll
                |               ├WBrowserLauncher.application
                |               ├WBrowserLauncher.exe
                |               ├WBrowserLauncher.exe.config
                |               └WBrowserLauncher.exe.manifest
                ├contents\
                │       ├blaze.cab
                │       ├'accesspad(Connect利用時のみ必要)'
                │       ├debug(ログレベル設定ファイル)
                │       ├def.blaze_org(設定ファイル1オリジナルファイル)
                │       ├WB.conf_org(設定ファイル2オリジナルファイル)
                │       ├def.blaze(設定ファイル1) '※ConfigTool実行後自動生成されます。'
                │       └WB.conf(設定ファイル2) '※ConfigTool実行後自動生成されます。'
                ├publish.htm
                ├WB128.ico
                ├WBrowserLauncher.exe
                ├WBrowserLauncher.exe.config
                ├Interop.IWshRuntimeLibrary.dll
                ├WBConfigToo\
                │       ├en\
                │       │└WBConfigTool.resources.dll
                │       ├ja\
                │       │└WBConfigTool.resources.dll
                │       ├Microsoft.Deployment.Compression.Cab.dll
                │       ├Microsoft.Deployment.Compression.dll
                │       ├WBConfigTool.exe(管理者用設定アプリ)
                │       ├WBConfigTool.exe.config
                │       ├CT.conf_org
                │       └CT.conf '※ConfigTool実行後自動生成されます。'
                └WBrowserLauncher.application(ユーザインストール用アプリケーション)

注意

accesspadファイルはコネクションブローカー無しで構成する場合は削除してください。

Webサーバへの配置

お客様のWebサーバにおいて、適切なディレクトリに下記階層でファイルを配置してください。 当手順書ではこのパスを「wwrootWBrowserLauncher」として説明をおこないます。

wwwroot\ WBrowserLauncher\
                ├Application Files\
                │       └WBrowserLauncher_8_1_0_1
                |               ├en\
                │               |└WBrowserLauncher.resources.dll
                |               ├ja\
                |               │└WBrowserLauncher.resources.dll
                |               ├WB128.ico
                |               ├Interop.IWshRuntimeLibrary.dll
                |               ├WBrowserLauncher.application
                |               ├WBrowserLauncher.exe
                |               ├WBrowserLauncher.exe.config
                |               └WBrowserLauncher.exe.manifest
                ├contents\
                │       ├blaze.cab
                │       ├'accesspad(Connect利用時のみ必要)'
                │       ├debug(ログレベル設定ファイル)
                │       ├def.blaze_org(設定ファイル1オリジナルファイル)
                │       ├WB.conf_org(設定ファイル2オリジナルファイル)
                │       ├def.blaze(設定ファイル1) '※ConfigTool実行後自動生成されます。'
                │       ├WB.conf(設定ファイル2) '※ConfigTool実行後自動生成されます。'
                │       └conf.cab (Web配布用設定ファイル) '※ConfigTool実行後生成されます。''publish.htm(Webサーバ経由配布用スタートページサンプル)'
                ├WB128.ico
                ├WBrowserLauncher.exe
                ├WBrowserLauncher.exe.config
                ├Interop.IWshRuntimeLibrary.dll
                ├WBConfigToo\
                │├en\
                ││└WBConfigTool.resources.dll
                │├ja\
                ││└WBConfigTool.resources.dll
                │├Microsoft.Deployment.Compression.Cab.dll
                │├Microsoft.Deployment.Compression.dll
                │├WBConfigTool.exe(管理者用設定アプリ)
                │├WBConfigTool.exe.config
                │├CT.conf_org
                │└CT.conf '※ConfigTool実行後自動生成されます。'
                └WBrowserLauncher.application(ユーザインストール用アプリケーション)

注意

accesspadファイルはコネクションブローカー無しで構成する場合は削除してください。

ユーザによるインストール

ユーザは管理者が事前に配置したアプリケーションファイルのリンクをクリックすることで、モジュールのインストールを行うことができます。 共有ファイルサーバでの配布や、IEを利用したWeb経由の配布においては、自動的にインストールが開始され、アプリケーションが初回起動します。(IE以外のブラウザ経由ではダウンロードされるApplicationファイルを実行する必要があります。)

インストールが完了するとユーザのスタートメニューの中に「K.K.Ashisuto」「WBrowser」[WBrowser Launcher」というメニューが追加され、デスクトップにも「WBrowser Launder」というアイコンが配置されます。次回以降はこれらのアイコンからアプリケーションを起動できます。

Tips

インストールされたアプリケーションプログラムの実体は「%LocalAppdata%Apps2.0************wbro..tion_****」に格納されます。

共有ファイルサーバの場合

ユーザは管理者が事前に配置したアプリケーションファイルのリンクをクリックすることで、モジュールのインストールを行うことができます。

例: \\ShareServer\ WBrowserLauncher\WBrowserLauncher.application

Webサーバ経由の場合

ユーザは管理者が事前に配置したPublish.htmにアクセスし、「インストール」をクリックすることで、モジュールのインストールを行うことができます。

例: http:/WebServer.ashisuto.local/ WBrowserLauncher/publish.htm

コンポーネントや設定ファイルの更新(バージョンアップ含む)

「contents」フォルダ内のファイル(設定ファイルやblaze.cabなど)はアプリケーション起動の度にファイルの更新をチェックし、 最新のものが \\ShareServer\WBrowserLauncher\contents 内にあれば、ダウンロードされるようになっています。 必要に応じて管理者が公開フォルダ内のファイルを更新してください。

連携キット(WBrower Launcher)を更新する必要が有る場合は新しく提供されるzipファイルを解凍したものをそのまま全て上書きしてください。

設定済みのdef.blazeとWB.confは上書きされずに残りますが、バージョンアップにより設定項目が増える場合がありますので、 一度WBConfigTool.exeを起動し、設定ファイルを上書きするようにしてください。

新しい連携キットが上書きされた場合、ユーザの次回実行時に新バージョンが検知され、インストールするかどうかのポップアップがユーザ画面に表示されますのでバージョンアップを選択するように事前にアナウンスしてください。

注意

IVEXダブルブラウザLinux1.6.0では、ダブルブラウザ連携キットのバージョンは7.6.1.6までのサポートとなります。

アンインストール

スタートメニューにある「WBrowser Launcherのアンインストール」を実行してください。 このプログラムにより、スタートアップ内のファイル削除を行ったあと、実際のアンインストールが実行されます。 削除する場合は「このコンピュータからアプリケーションを削除します。」を選択し、1つ前のバージョンに戻す場合は「アプリケーションを以前の状態に復元します。」を選択してください。

注意

「コントロールパネル」の「プログラムと機能」から「WBrowser Launcher」を選択し、「アンインストールと変更」よりアンインストールすると、各ユーザのスタートアップにショートカットが作成されている場合、ショートカットが不完全に残ってしまいます。