4.1. Ericom Connect リリースノート¶
4.1.1. パッケージング¶
コンポーネント | バージョン |
---|---|
Ericom Connect Server | 7.6.1 |
Remote Agent | 7.6.1 |
4.1.2. 新機能および修正点¶
Ericom Connect 7.6.1¶
【リリース日:2019/12/24】
- Windows Server 2008 R2 ESUへのサポートについて
Windows Server 2008 R2 ESUは以下の条件でサポートとなります。
お客様がMicrosoft社とWindows Server 2008 R2 ESUの契約を有しており、提供されているESUの最新版を適用していること。サポート期間は1年 ※
※ Microsoft社自体がWindows Server 2008 R2 ESUを1年更新としているため次年度以降サポートするかは1年が経過する前に、お客様のニーズを確認して改めて判断。但し、 Windows Server 2008は2020年1月14日以降は未サポート となります。
Ericom Connect 7.6.1¶
【リリース日:2019/11/29】
- 以下の条件でWindows 7 ESUへのサポート
- お客様がMicrosoft社とWindows 7 ESUの契約を有しており、提供されているESUの最新版を適用していること
- サポート期間は1年※
※ Microsoft社自体がWindows 7 ESUを1年更新としているため次年度以降サポートするかは1年が経過する前に、お客様のニーズを確認して改めて判断
Ericom Connect 7.6.1¶
【リリース日:2017/4/17】
AccessPortal キーボードのロケールをデバイス上にローカル保存が可能に
アプリケーション公開時に英語以外の文字でのパスとパラメータが利用可能に
管理ツール: F11 の実行先をのローカルもしくはリモートのどちらに有効にするかを設定可能に
- 管理ツール: 新しい Blaze 設定と「True Lossless」モードのオプション
- Connectの管理コンソールにおいてアクセラレーションモードが詳細に設定可能になりました。Blazeのアクセラレーションモードにおける画質設定にロスレスが追加になりました。
RADIUSの「接続が失われました」のバグを解決
AccessPortal利用時にMicrosoft OfficeにおいてCtrl+Vを実行した際に、貼り付けオプションメニューが表示されてしまう問題が解消。
管理コンソールのAccessPortalキーボードロケールの設定が有効にならない問題解消されました。
ChromebookにおいてMicrosoft ExcelでCtrl+Xがコピーの動作になってしまう問題が解消されました。
Ericom Connect 7.6.0¶
【リリース日:2016/12/28】
- 新しい AccessPortal ユーザ・エクスペリエンスを提供
- 新しい管理コンソールのユーザ・エクスペリエンスを提供
- Windows Server 2016 リモートデスクトップセッションホスト(RDSH) をサポート
注意
このバージョンでのWindows Server 2016サポートは、RDSHのみ(Ericom製品のコンポーネントとしてはRemoteAgentのみ)であり、Ericom Connect Serverの稼働環境としてはWindowsServer 2016はサポートされないことにご注意ください
- Microsoft SQL Server 2016 をサポート
- セッション・シャドウインやセッションのログオフ、切断およびリセットに対応
- 事前作成された空の SQL データベースの使用をサポート
- Linux セッションでの印刷とオーディオのサポートを追加
- 新しいダッシュボード要素: データベースの使用状況、RemoteAgent のステータス(Windows、Linux)
- AccessPortal で項目をお気に入りとして保存することが可能
- 特定の日付以前のデータベース・データを消去するためのCLIを実装
- クライアント・タイプに基づいて公開グループを設定するためのCLI(SetConnectionRule) を実装
- デスクトップ・セッションのタイトル・ラベルを変更するためのCLIを実装
- サポートを目的としてdbgmonの詳細を表示するためのCLIを実装
- .BATファイルを公開アプリケーションとして利用可能に
- AccessNowセッションでCTRL+Pをブロックするための管理者設定
- レポート: 「ユーザ | リモートセッション」で起動中のすべてのアプリケーションを表示
- 各コンポーネントで生成された自己署名証明書にSHA256RSAを使用
4.1.3. 制限事項および既知の不具合¶
警告
「Linux環境におけるRemoteAgentの利用」
Ericom Connect 7.6では、ダブルブラウザ・ソリューションでEricom Connect をコネクションブローカーとして(IVEXダブルブラウザLinuxを)利用する場合のみサポートされます。 そのため、ダブルブラウザ・ソリューションを利用せずEricom Connectのみを利用する環境ではサポートされませんのでご注意ください。
お願い
【管理サーバ】
- 原因不明な回復不能エラーが発生し、Connectサーバが停止する場合があります。
- ScrewDriversを利用している場合、Blaze接続(Microsoftシームレス、Ericomシームレス)を行うとScrewDriversによるプリンタリダイレクトに失敗することがあります。回避策として、EricomRDPをご利用ください。
- Connectサーバが複数台構成の環境でmirror-serviceを保持している方のノードが停止した場合、残存ノード側でmirror-serviceが再作成されますが、再作成が完了するまでの間、数分間はConnectに対する新規接続が不能になります。これは仕様となります。
- オンプレミス環境にConnectサーバを構築し、Azure Active Directory Domain Services(AD DS)をドメインとする構成はサポートされません。
- Blaze接続やAccessNow接続において、印刷が遅い場合はLexmarkのご利用をご検討ください。
- ※ Lexmarkは、Ericom製品バージョン8.5以降で利用可能です。
【Access Server】
- 複数のディスプレイを利用するために、ディスプレイドライバーを追加でインストールしている場合、特定のドライバにおいて、ローカルPCのスリープやロックから復帰したタイミングで、Access Serverが導入されているマシンの画面が白色や黒色のウインドウが表示されることがあります。
- → 回避策として、全面表示されている白色や黒色のウィンドウを動かすことでデスクトップや隠れているウィンドウが表示されます。もしくは、タスクマネジャーでPtTSAgent.exeのプロセスを終了させてください。
- AccessServerとAccessServerのライセンスサーバ間の通信が原因で、AccessServerプロセスがクラッシュする場合があります。この問題はバージョン8.2で修正されました。
【公開アプリとデスクトップ】
- Chromebook において全角/半角キーが効きません。
- =>検索キー(虫眼鏡マークのキートップ)+全角半角キーで利用可能です。
- AccessPortal で組み合わせキー「Sift+かなローマ字」が効きません(何も起きない)。
- =>AccessPad では全角ひらがな入力が全角カタカナ入力に切り替わります。
- AccessPortal を Chromebook で利用時に[Ctrl]+ [^](ズームイン)が利用できません。
- =>[Ctrl] + [-]で利用可能です。
- AccessPortal を Chromebook で利用時に[Ctrl]+ [0](ズームリセット)が利用できません。
- Windows10 で AccessPad 利用時に Ctrl+Alt+End のコンビネーションキーが効きません。
- AccessPortal を FireFox で利用時に、[Ctrl]+[Alt]+[+]が効きません。
- =>FireFox では PrintScreen キーを利用ください。
- IE と Microsoft Edge ではダイレクトプリントが機能しません。
- iOS および Android から AccessPortal を利用して Ericom Connect に接続する際に、Bluetooth キーボードの利用はサポートされていません。
- AccessPad で英数キーが効きません。
- AccessPortal において Firefox でかな入力で「ろ」を入力すると「ー」が入力されます。
- アップロードする際にファイル名を変更すると拡張子がつかない場合があります。
- AccessPortal を macOS で利用時に Command キーとのコンビネーションキーは有効になりません。(例:Command+C でコピーなど)
- Microsoft Edge において、リモートからローカルへのクリップボード内容の貼り付けができません。
- Windows Server 2008 R2上でAccessPad(Blazeクライアント)を利用した場合、Alt+Tabでウィンドウを切り替えたあと、公開アプリケーションへの最初の文字が欠落する問題があります。
- Chromeと新Edge(Chromium版)において、ダイレクトプリント設定がtrueの場合、印刷時に画面左上に印刷プレビュー画面が表示される事象が確認されています。この事象についてはEricom社調査中となります。当面、下記いずれかの方法で事象回避をご検討ください。
- ダイレクトプリント設定をfalseとする
- ダイレクトプリント設定はtrueのまま、config.jsの「printToNewTab」の設定を「true」とする
【Connect Mobile Client】
- ソフトウェアキーボードのundoとredoがボタン効かない場合があります。
- iOSやAndroidではアプリ公開の設定時に、公開するアプリケーション名、グループ名、フォルダ名に日本語や特殊文字を使用すると設定したアプリのアイコンが表示されない場合があります。
- iOSやAndroidではアプリ公開の設定時はEXEファイルの指定のみが可能です。(バッチファイル、URL、ドキュメントは使用できません。)
- iOSやAndroidではローカルドライブのリダイレクトはできません。
- プリンタ名に特殊文字を利用している場合はAccessNowプリンタが利用できない場合があります。
- 公開されたアプリの検索をConnect上で実行した場合に、アプリ名だけでなく、説明文も検索しているため、検索結果が意図したものと異なる場合があります。
- Ericom Connect Mobile Clientにおいて接続先のIMEの設定によっては日本語が正しく入力できないケースがあります。
- AccessToGo(EricomConnect含む)の「外観」>「OS通知バーを表示」はオン(チェックあり)でご利用ください。オフの場合、AccessToGoアプリ内の画面表示が見切れることがあります。
【AccessPortal(AccessNow)】
- 端末のコンピュータ名が日本語(ダブルバイト)になっている場合、AccessPad等による接続時に下記エラーが発生するため、PC名はシングルバイトで設定ください。
- Unable to connect to sca.sumple.com Ericom Secure Gateway error (4) WebSocket negotiation with host failed.
- AccessNow接続において、右クリックメニューからコピー&ペーストが効かない場合があります。この動作については、現在Ericom社へエスカレーション中です。事象が発生する場合は、Ctrl+C/Vをご利用ください。
- Microsft EdgeのIEモードで接続する際、EricomRDPを使用した場合に左サイドメニューの縦三点リーダーが機能しなくなる場合があります。リロードすることで正常に動作します。
- Microsft EdgeのIEモードで接続する際、EricomRDPを使用した場合に、ある状況下ではすべてのメニューが動作しなくなり、アプリケーションを起動することができなくなる場合があります。リロードすることで正常に動作します。
【AccessPad(Blaze)】
- AccessPadにログイン済みの状態であっても、当該クライアントOSからのログオフやOSシャットダウンができる不具合が存在します。この不具合はバージョン8.5で修正されています。
- 端末のコンピュータ名が日本語(ダブルバイト)になっている場合、AccessPad等による接続時に下記エラーが発生するため、PC名はシングルバイトで設定ください。
- Unable to connect to sca.sumple.com Ericom Secure Gateway error (4) WebSocket negotiation with host failed.
【リダイレクト・印刷関係】
- Chrome77.0を利用している場合で、config.jsの directprint の設定を true に変更しているケースで印刷ができない問題があります。9.1ではパッチがリリースされておりますので、必要なお客様はサポートセンターまでお問い合わせください。
- IE11や(Chromium版ではない)EdgeからAccessNow接続して印刷を行う場合、印刷対象がIE11上でPDF化されますが、印刷ボタンが機能しなかったり、「Adobe PDF 文書」のエラーが表示されることがあります。これはWindowsOS側の問題の可能性が高く、Ericom製品を使用せずとも発生する場合があります。この問題は、IE11のアドオンとして登録されている「Adobe PDF Reader」を無効化すること回避可能です。当該アドオンを無効化することで、印刷対象のPDFがIE11上ではなく、ローカルにインストールされているAdobe PDF Reader上で開かれますので、ローカルのAdobe PDF Reader上で印刷を実施してください。
- UPDを使用した印刷において過去の印刷物が再度印刷されてしまう事があります。この問題は、9.4以降で修正されているため9.4以降へのバージョンアップをご検討ください。
- AccessNow印刷は基本的に印刷物を別タブで開く動作となりますので、ブラウザのポップアップをブロックする設定は無効としてください。ポップアップをブロックする設定が有効である場合、別タブで印刷物を正しく表示できずに印刷に失敗することがあります。
- ご利用のChromeのバージョンによっては、AccessNow画面の表示が崩れる事象が報告されています。本事象はChromeの「ハードウェア アクセラレーションが使用可能な場合は使用する」を無効とすることで改善されることがありますので、同設定の変更をご検討ください。