4.1.11. テクニカル・サポート

現在および以前のバージョンのリリース・ノートは、Ericom の Web サイトのダウンロードページからダウンロードできます。 このセクションでは、設定における一般的な問題を解決するための方策を説明します。

質問:
適切な RDP ホストを設定することなく、Ericom Blaze の動作を確認するための公開デモ・サーバはありますか?
回答:
はい。Ericom Blaze クライアントをインストール後、「スタート | プログラム | Ericom | Blaze Client」のフォルダ内に 2つの選択肢があり、 標準の RDP を使用する場合と Ericom Blaze RDP を使用した場合のパフォーマンスを比較できます。

blzsupport-01

ポート 22 を介して「rdpdemo.ericom.com」にクライアント・デバイスを接続できることが必要です。

質問:
アイドル状態の Blaze セッションで広い帯域幅が使用されます。 何が起きているのでしょうか?
回答:
グラフィックスやアニメーションが豊富なスクリーン・セーバーを無効にしてください。 空白の画面またはテキストのスクリーン・セーバーを使用してください。 アニメーションを含むスクリーン・セーバーにより、すべてのプロコトルで広い帯域幅が使用されます。

質問:
Blaze は上り帯域を使用しますか?
回答:
はい、Ericom Blaze は通信の一部として上り帯域を使用します。 ファイル共有プログラムなどの一部のアプリケーションでは、上り帯域が広く使用されます。 このようなアプリケーションは上り帯域を制限する必要があります。または、アクティブなBlaze セッションが存在する際は使用しないでください。

質問:
どのようにして RDP ポートをカスタム値に変更できますか?
回答:
「レジストリ エディタ」(regedit.exe)を使用して、以下の設定を変更します:

HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Control\TerminalServer\WinStations\RDP-Tcp\PortNumber

任意のポート値を入力します。 この設定は、自動的に Access Server に認識されます。

質問:
「"Unable to connect to Ericom Access Server"(「Ericom Access Server に接続できません)」というメッセージが表示されるのはなぜですか?
回答:
Ericom Access Server が実行されていないか、アクセスできない状態です。
・ ping を使用して、サーバ(例: テスト・サーバ)がアクセス可能な状態であることを確認してください。
・ ホスト/サーバのファイアウォールで Ericom Blaze のトラフィック(デフォルトでは 33998080)が許可されているか確認してください。
・ サーバのタスク・マネージャを使用して、AccessServer が実行中であることを確認してください(AccessServer はサービスとして実行されるため、タスク・マネージャですべてのユーザのプロセスが表示されるよう設定する必要があります)。

質問:
RDP アクセラレーションを有効化した Blaze クライアントを起動すると、スプラッシュ・スクリーンが表示された後、何も起こりません。何が起きているのでしょうか?
回答:
Blaze クライアントを Access Server に 接続できていますが、RDP ホストには接続できていません(RDP ホスト上で Access Server を実行中だとしても)。ホストへの RDP アクセスが無効化されているか、RDP アクセスが特定のネットワーク・アダプタに限定されている可能性があります。
ターミナル・サーバへの RDP アクセスが特定のネットワーク・アダプタに限定されているかを確認するには、管理ツールから「ターミナル・サービス設定」を開きます。表示されるダイアログで、「RDP-Tcp」をダブル・クリックし、「ネットワーク・アダプタ」タブを選択します。ネットワーク・アダプタのドロップダウンが「このプロコトルで構成されたすべてのネットワーク・アダプタ」に設定されていることを確認してください。

blzsupport-02

質問:
Blaze を使用することで、どの程度のアクセラレーションを期待できますか? Blaze はテキストをアクセラレートしますか?
回答:
これは、各環境のネットワークのタイプと表示内容により異なります。 Blaze は、RDP セッションを最大 20 倍アクセラレートします。 AirCardなど、高レイテンシ、低帯域幅の制限を持つネットワークで使用した場合に、最も効果を発揮します。 ネットワークの制約がない LAN 経由で接続する場合、顕著な改善は見られない可能性があります。
セッションの大部分がテキスト(例: メールの編集)で構成されている場合や、単色画像(例: 白黒画像)で構成されている場合は、グラフィックの豊富なアプリケーション(例: サテライト・モードの Google マップ)の場合と比較して、アクセラレーションは減少します。

blzsupport-03

質問:
Ericom Blaze では、Wyse S10/V10 Thin OS デバイスがサポートされていますか?
回答:
Wyse Thin OS デバイス向けに Blaze アクセスを提供するには、Access Server をゲートウェイとして使用するのが最善の方法です。 これを実装するには、以下の手順を実行します:
Wyse ターミナルを実行する新しい(ローカル)ターミナル・サーバをセットアップします。 ローカル・ターミナル・サーバに Blaze をインストールします。
(高速 LAN 接続を使用して) RDP ローカル・ターミナル・サーバと Wyse ターミナルを接続し、(低速ネットワーク接続を経由して)リモート・システムに接続するために、Blaze クライアントを実行します。

blzsupport-04

質問:
Access Server を実行する複数のマシンを構成する場合、最善の方法は何でしょうか?
回答:
グループ・ポリシーを使用して、Access Server のレジストリ設定を変更します。 このレジストリ・キーは、Access Server 設定アプリケーションのAdvanced ページからアクセスします。

質問:
タイムゾーンのリダイレクトが動作しないのはなぜですか?
回答:
RDP ホスト上のタイムゾーンの同期を有効にしてください。 これは、以下のようにグループ・ポリシー・エディタを使用して設定できます。

blzsupport-05

質問:
Windows Azure で Ericom Blaze を使用するには、どのように設定すればよいですか?
回答:
Azure で Blaze を使用するには、以下の手順を実行します:
・Windows 2012 サーバを作成します
・管理ポータルでそのマシンをクリックし、次に「EndPoint」をクリックします。
・ポート 8080 を介した TCP 用の新しいエンドポイントを追加します(これは、Windows ファイアウォール外部のファイアウォールのようなものです)。
・Blazeクライアント上で、以下に接続します: AzureServerName.cloudapp.net:8080

質問:
接続ができず、イベント・ビュアー に 次のような TermDD エラーが表示されます。
The RDP protocol component X.224 detected an error in the protocol stream and has disconnected the client.
回答:
Access Server には、RDP ホスト上で有効にするためのネイティブ RDPへのアクセスが必要です。 このため、RDP Security Layer を SSL へ変更しないでください。 RDP Security Layer の設定は変更せず、ビルトインの AccessNow SSL 暗号化または Secure Gateway を使用して SSL 暗号化を追加します。

blzsupport-06

blzsupport-07