5.1. Ericom Connect リリースノート¶
注意
ダブルブラウザソリューションではAccessPortal(AccessNow)での利用はサポートしていません。ダブルブラウザ連携キットをご利用ください。
また、Linux版ではEricomRDPはサポートされておりません。ご了承ください。
5.1.1. パッケージング¶
■ ダブルブラウザ用 Ericom Connect に含まれているコンポーネントのバージョン
(パッケージ番号:ecn_9500001)
コンポーネント | モジュール名 | バージョン |
---|---|---|
Ericom Connect本体インストーラ | EricomConnect.exe | 9.5.0.58805 |
RemoteAgent Type1 64bit | EricomConnectRemoteHost_x64.exe | 9.5.0.58805 |
RemoteAgent Type2 64bit | EricomConnectRemoteAgentT2_x64.exe | 9.5.0.58805 |
RemoteAgent Type2 32bit | EricomConnectRemoteAgentT2_x86.exe | 9.5.0.58805 |
RemoteAgent Type2 32bit(Windows Server 2008 32bit版をご利用のお客様向け) | EricomConnectRemoteAgentT2_x86_Net35.exe | 9.5.0.58805 |
.NET Framework 4.6.2 | NDP462-KB3151800-x86-x64-AllOS-ENU.exe | 4.6.2 |
HP ユニバーサルプリンタドライバ(UPD) 64bit | upd-ps-x64-7.0.0.24832.exe | 7.0.0.24832 |
HP ユニバーサルプリンタドライバ(UPD) 32bit | upd-ps-x32-7.0.0.24832.exe | 7.0.0.24832 |
Lexmark ユニバーサルプリンタドライバ(UPD) | Lexmark_Universal_v2_UD1_Installation_Package_02212020.exe | 2.15.0.0 |
SQLServer 2019 Express | SQLEXPRADV_x64_JPN.exe | 2019 |
注意
RemoteAgent Type1 の 32bit版は存在しません。
■ ダブルブラウザ用 Ericom Secure Gateway に含まれているコンポーネントのバージョン
(パッケージ番号:esg_9500001)
コンポーネント | モジュール名 | バージョン |
---|---|---|
Ericom Secure Gateway インストーラ | EricomSecureGateway.exe | 9.5.0.58806 |
5.1.2. 新機能および修正点¶
AccessPad 10.2.0.17298¶
【リリース日:2024/4/12】
修正点¶
- お客様がWindows Server 2019またはWindows 10に.NET Framework 4.8.03761をインストールした場合、EricomRDPを使用してAccessPadからアプリケーションを起動すると、以下のメッセージが表示されないように修正しました。
- 「アプリケーションのコンポーネントで処理されない例外が発生しました。 [接続]をクリックすると、アプリケーションのエラーが無視されて続行されます。ClassFactoryが要求されたクラスを提供できません(HRESULT: 0x80040111(CLASS_E_CLASSNOTAVAILABLE)による例外)。」
AccessPad 10.1.0.14958¶
【リリース日:2023/7/28】
新機能¶
- AccessPadに含まれるopennsslのバージョンが更新されました。
- Blaze接続した場合において、クライアント端末の既定のプリンタにしか印刷されない問題が修正されました。この問題はWB Linuxへ接続している場合に発生します。
Ericom Connect 9.5.0.58805¶
【リリース日:2023/2/3】
- Ericom SSOモジュールのバージョン10.0.0.9710をリリースしました。
- ※本モジュールをインストールする端末には、.NET Framework 4.8以降が必要です。
【リリース日:2022/12/19】
- IVEXダブルブラウザLinux2.6でEricom Connect 9.5をサポート開始しました。
【リリース日:2022/6/30】
新機能¶
- ブロックスクリーンショット機能が追加されました。Ericom Connect管理コンソール(>公開>グループ>詳細>セッション構成など)にこの機能に対するパラメータが追加されました。
- スクリーンショットをブロックする
この機能を有効とした場合、プリントスクリーンの取得、リモート会議システム(ZoomやGoogle Meet)を介したリモート画面の表示、キャプチャ機能によるリモート画面の取得が黒塗りされます。
※ 制限事項がありますので、本マニュアルの制限事項及び既知の不具合もご確認ください。
- ウォーターマーク(透かし)機能が拡張(--seamless引数が追加)されました。「透かしの引数を指定する」パラメータに「--seamless」を追加した場合、公開アプリケーションの中央に1つのウォーターマークが表示されます。
※ 制限事項がありますので、本マニュアルの制限事項及び既知の不具合もご確認ください。
修正点¶
- ESG経由かつWSSではなくHTTPSでAccessNow接続する構成としている場合に、AccessNowセッション内でスペースを入力すると「+」が入力される問題が修正されました。
- AccessNowセッションとローカル間で、特殊文字が含まれている場合に正しくコピー&ペーストできない問題が修正されました。
- ※ 特殊文字の直前まではコピー&ペーストが可能ですが、特殊文字以降の文字列がコピー&ペーストできない問題が修正されています。
- クリップボードの片方向制御を設定している場合(ローカルからリモート、または、リモートからローカルへの片方向のみクリップボードをブロックする設定としている場合)において、Ctrl+C、Ctrl+Vによるコピー&ペーストが正しく行われない問題が修正されました。
- ※ 制限事項がありますので、本マニュアルの制限事項及び既知の不具合もご確認ください。
- AccessPortal経由EricomRDP起動した時にウォーターマークが文字化けする問題が修正されました。
RemoteAgent Type1 / RemoteAgent Type2 32bit/64bit 9.5.0.58805¶
【リリース日:2022/11/25】
新機能¶
- RemoteAgent 9.5でWindows Server 2022、Windows 10 GAC 21H2、Windows 10 Enterprise LTSC 2021、Windows 11 (Ver 21h2)をサポート開始しました。
【リリース日:2021/9/3】
新機能¶
- RemoteAgent 9.5でWindows 10 SAC 21H1をサポート開始しました。
5.1.3. 制限事項および既知の不具合¶
Connectサーバ¶
管理コンソール¶
- EricomRDPを使用した場合、セッションシェアリングが利用できません。
- RemoteAgent Type1 32bitは今後Ericom社からリリースされません。(Type2は引き続きリリースされます。)引き続きRemoteAgent Type1 32bitを利用する場合は、旧バージョンの該当モジュールをご利用ください。
- Azure Application Gateway のサポートは、AccessPortal/AccessNow(Web ベース)インターフェイスでのみ利用できます。
- SCVMM 2016と連携しているシステムグループにおいて、シャットダウン状態のVDIに対する動的非永続割り当てが機能しません。
- ScrewDriversを利用している場合、Blaze接続(Microsoftシームレス、Ericomシームレス)を行うとScrewDriversによるプリンタリダイレクトに失敗することがあります。回避策として、EricomRDPをご利用ください。
- 「透かしの引数を指定する」で「–seamless」を指定した場合、–styleTypeの設定に関係なく、表示されるウォーターマークの表示数は公開アプリケーション/デスクトップの中央に1つのみとなります。また、表示位置を変更することはできません。
AccessPad(Blaze)¶
注意
Linux版ダブルブラウザソリューションではEricomRDPはサポートされていません。Blazeによる通信となります。
入力関係¶
- [英数]キーが効きません。
- Ubuntu において[ひらかな/ローマ字/カタカナ]キーと[英数]キーが有効になりません。
- Windows 10で[Ctrl]+[Alt]+[End]のコンビネーションキーが効きません。
- → 代替策としてErciomRDP利用時に上記コンビネーションキーは対応可能です。
- EricomRDP利用時に、文字入力変換確定後に再変換候補を出力させるために、[変換]キーを押しても、再変換候補が出力されません。
- Windows10 SAC 2004以降にリリースされたWindows10 SAC端末において、EricomRDP接続で公開アプリケーションを起動後、キーボードの右側にあるShiftが効かない場合があります。回避策として、以下いずれかご検討ください。この問題は引き続きEricom社と調査中です。
- キーボード左側のShiftを利用する。
- 接続元のWindows10端末の「以前のバージョンのMicrosoft IMEを使う」設定を有効にする。
リダイレクト・印刷関係¶
- プリンタリダイレクトを利用する場合、クライアントは7.6.1以降のバージョンを使用してください。
- プリンタリダイレクトを[汎用]で利用する場合、クライアントPCにAcrobat Reader DCを導入してください。また、事前にAdobe Reader DCを1度起動し、ライセンス規約に「同意する」ボタンを押下しておく必要があります。
- EricomRDPでは、DynamicDrivesが機能しません。この問題は、現在Ericom社へエスカレーション中です。
- プリンタリダイレクトを[汎用]で利用する場合、Ericom Connectのプリンタ構成にて「高度なPDF印刷コマンド」に「-shell」の設定を行って下さい。
- EricomRDPを利用した場合、タイムゾーンのリダイレクトは常に有効です。無効にすることはできません。
- AccessPad8.0/8.1/8.2からConnectサーバ9.0以降へのEricomRDP接続時、Ericomのフォルダリダイレクト機能が効きません。最新のAccessPadへバージョンアップをお願いします。
- 以下3つ全ての条件で利用しているケースでは、公開アプリケーションが起動できない場合があります。
- 接続元端末側でマルチモニタを使用している
- Microsoftシームレスモードを使用している
- 接続先RDSサーバがWindows Server 2019である
回避策として、Connect管理画面の[公開]>[グループ]>(任意のグループ)>[詳細]にある「シームレス・フルスクリーンモード」設定を「はい」にしてください。
- Blaze接続やAccessNow接続において、HP汎用ドライバを利用しており印刷が遅い場合は、Lexmarkのご利用をご検討ください。
- ※ Lexmarkは、Ericom製品バージョン8.5以降で利用可能です。
- バージョン9.4以降のAccessPadを利用しリダイレクトされたプリンタへ印刷する環境において、いずれのプリンタを選択してもクライアント側で「通常使うプリンタ」に指定されたプリンタへ印刷出力される現象が複数報告されています。現状、原因調査を継続中ですが明確な原因及び再現条件は特定されておりません。もし本現象が再現した場合、出力したいプリンタを「通常使うプリンタ」に指定した上でログインし直してから印刷して問題を回避する事をご検討下さい。
アプリケーションウインドウ関係¶
- フルスクリーンモードの間、セッションが終了すると、最小化機能と最大化機能が機能しなくなる ことがあります。
- →アプリケーションを再起動して、ウィンドウサイズを調整します。
- Blaze セッションが最小化されると、復元できないことがあります。
- →アプリケーションを終了し、再起動してセッションに再接続します。
- シームレスなアプリケーションウィンドウをドラッグするとスムーズに機能しないことがあります。 ウィンドウのドラッグ操作が完了するまで黒色の空白領域が表示されます 。
- Ericom Connect 8.0 でサポートを開始した EricomRDP は Ericom Blaze の単体利用ではサポートされておりません。
- Windows Server 2008 R2上でAccessPad(Blazeクライアント)を利用した場合、Alt+Tabでウィンドウを切り替えたあと、公開アプリケーションへの最初の文字が欠落する問題があります。
- Blaze Client for Linux ではフルスクリーンで起動したセッションをリサイズした場合、再びフルスクリーンに戻すことができません。一度セッションを切断し、再接続してください。
- マルチディスプレイ利用時は、全てのディスプレイの拡大・縮小の倍率は同一でご利用ください。(Windows10の場合、「テキスト、アプリ、その他の項目のサイズを変更する」の設定を複数のディスプレイで同じ設定でご利用ください。)倍率が異なる場合、正しく公開アプリケーションの表示がされない場合があります。
- Ericomシームレスモードを使用している場合、IMEバーは公開アプリケーションの枠内のみ描画される動作となりました。
- AccessPadから公開アプリケーションを起動する時、2つ目に起動したアプリケーションがアクティブにならない(背面に隠れる)事象が一部修正されましたが、Blaze接続Microsoftシームレスを利用する場合は発生することがあります。
- Ericomシームレスモードで公開アプリへBlaze接続した時、公開アプリの周囲に黒枠が付く場合があります。これは仕様動作です。
- →MicrosoftシームレスモードまたはEricomRDP接続をご利用ください。
- AccessPad8.0/8.1/8.2からConnectサーバ9.1以降へEricomRDP接続する場合は、Connect管理コンソールの「ネイティブクライアントの選択」を「EricomRDP(Win7/2008 R2以上)」に設定してください。「EricomRDP(常に有効)」を設定していると、Blaze接続となります。なお、旧バージョンのAccessPadからEricomRDP接続してサーバにログイン中、接続先サーバのログイン画面が表示されることがあります。この場合は新しいAccessPadをご利用ください。また、公開アプリケーションの起動において、AccessPad 9.5からConnectサーバ8.0など古いバージョンへのEricomRDP接続がエラーとなる場合は、「ネイティブクライアントの選択」を「EricomRDP/シームレス」へ設定してください。
- Windows 10 IoT上でAccessPadを利用する場合は、EricomRDP接続をご利用ください。Blaze接続は未サポートです。
- Windows 10 IoT上でAccessPadを利用する場合は、WindowsOSの「タスクバーを隠す」をオフにしてご利用ください。
- Blaze接続でリモートの全画面プリントスクリーンを取得する場合は、「Ctrl+PrtSC」とする必要があります。
- AccessPad8.2以下のバージョンからEricom Secure Gateway(ESG)を経由したConnectサーバ9.2以降へのEricomRDP接続ができません。最新のAccessPadへバージョンアップをご検討ください。
- EricomRDP接続で公開アプリケーションを起動した時、リモート側のIMEは表示されません。
- EricomRDP接続時、スマートリサイズが機能しないことがあります。
- 9.5で追加された「スクリーンショットをブロックする」(ブロックスクリーンショット機能)は、以下の使用条件や制限事項がありますのでご注意ください。
- EricomRDPのみ使用可能です。
- EricomRDPは最新バージョンをご利用ください。
- この機能が有効である時、EricomRDPで起動した公開アプリケーションの周囲に色枠が付与されることがあります。
- この機能と、「透かしを有効にする」(ウォーターマークの機能)を併用することはできません。併用した場合、ウォーターマークが黒塗りで表示されることがあります。この問題は現在Ericom社へエスカレーション中です。
- Windows7クライアントでは、この機能は利用できません。(ブロックスクリーンショット機能を有効としている状態で、Windows7クライアントからEricomRDP接続を行うとエラーとなり起動に失敗します。)
- 32bitクライアントOSでは、この機能は利用できません。該当OSからEricomRDP接続によるリモートへの接続は可能ですが、この機能は無効扱いとなります。
- 「透かしを有効にする」(ウォーターマーク表示機能)は、Microsoftシームレスの場合正しく動作しないことがあります。Blaze接続で利用する場合は、Ericomシームレスをご利用ください。(EricomRDPやAccessNow接続でも正しく利用可能です。)
- Windows7クライアント端末からのEricomRDP接続において、「透かしを有効にする」(ウォーターマーク表示機能)を利用した場合、ウォーターマークが他のアプリケーションの上位になります。Windows7クライアント端末でウォーターマーク表示機能をご利用の場合は、EricomシームレスのBlaze接続でのご利用をご検討ください。
- AccessPad経由で公開アプリが既に実行されている状態でのモニタの接続・取り外しについてはサポートしていないため、公開アプリが想定されない状態(ウィンドウ縮小化、ハングアンプ等)になります。想定と異なる動作となった際の回避策は、一度公開アプリを終了し再度起動するようお願いします。
- AccessPad 10.1.0.14958を利用してデスクトップを全画面で接続している場合、青いバーの[×]ボタンを押してデスクトップの終了が出来ません。回避策として、デスクトップの全画面を解除いただいた状態で[×]ボタンを押すことでデスクトップを終了することが出来ます。尚、この不具合はAccessPad 10.2で修正されていることを確認しております。AccessPad 10.2リリースについてはアシストからは2024年3月末頃を予定しています。
その他¶
- Microsft EdgeのIEモードで接続すると下記問題が発生するため、基本的にIEモードでのご利用はサポートされません。
- Microsft EdgeのIEモードでEricomRDPを使用した場合、左サイドメニューの縦三点リーダーが機能しなくなる場合があります。
- Microsft EdgeのIEモードでEricomRDPを使用した場合、ある状況下ではすべてのメニューが動作しなくなり、アプリケーションを起動することができなくなる場合があります。
- また、KOTOMINE利用時においてもMicrosoft EdgeのIEモードは未サポートとなります。