4.1. Ericom Connect リリースノート¶
4.1.1. パッケージング¶
コンポーネント モジュール名 バージョン Ericom Connect本体インストーラ EricomConnect.exe 11.1.0.55414 SAML&OAuth連携用モジュール EricomSSOServer_x64.msi 11.1.0.55414 RemoteAgent Type1 64bit EricomConnectRemoteHost_x64.exe 11.1.0.55414 RemoteAgent Type2 64bit EricomConnectRemoteAgentT2_x64.exe 11.1.0.55414 AccessPad クライアント 64bit EricomAccessPadClient64.msi 11.1.0.54823 .NET Framework 4.8 ndp48-x86-x64-allos-enu.exe 4.8 HP ユニバーサルプリンタドライバ(UPD) 64bit upd-ps-x64-7.3.0.25919.zip 7.3.0.25919 HP ユニバーサルプリンタドライバ(UPD) 32bit upd-ps-x32-7.0.1.24923.exe 7.0.1.24923 Lexmark ユニバーサルプリンタドライバ(UPD) Lexmark_Universal_v2_UD1_Installation_Package_02092023.exe 3.0.2.0 SQLServer 2022 Express SQL2022-SSEI-Expr.exe 2022
注意
RemoteAgent Type1 の 32bit版は存在しません。
注意
Ericom製品バージョン10以降では、.NET Framework 4.8以上が必要となります。
4.1.2. 新機能および修正点¶
Ericom Connect/Remote Agent Type1、Type2 11.1.0.55414 および AccessPad 11.1.0.54823¶
【リリース日:2025/4/18】
新機能¶
- Ericom Connect 11.1でWindows Server 2025をサポート開始しました。
修正点¶
ラップトップを閉じると、AccessPadウィンドウが縮小される問題が修正されました。
Connect管理コンソールで、多くのレコードを含むリソースグループ設定を変更するとエラーとなる問題が修正されました。
AccessPortalへSSO(シングル・サインオン)でログイン後、5分後にアプリケーションを起動しようとすると、資格情報の有効期限が切れている問題が修正されました。
AccessPortalのバージョン情報ダイアログから、バージョン情報が削除されました。
管理WebサービスおよびAccessPortalから、ServerヘッダーがHTTPレスポンスから削除が可能となりました。
管理WebサービスおよびAccessPortalから、X-Content-Type-Optionsヘッダー値として、nosniffが追加されました。
- 管理WebサービスおよびAccessPortalから、Strict-Transport-Securityヘッダーが追加されました。
※上記含め、Connect管理コンソールのサービス>管理WebサービスまたはエンドユーザWebサービスの設定から、下記ヘッダーを任意に設定可能です。
- ヘッダー名:
- X-Frame-Options
- Content-Security-Policy
- Access-Control-Allow-Origin
- HTTP Strict-Transport-Security
- Server
- Cache-Control
- X-Content-Type-Options
XAPが16.3にアップグレードしました。
enduser-session-info.ps1が追加されました。これにより、AccessPadおよびAccessPortalへログインされたセッションに関する情報をPowershellコマンドで確認が可能となりました。
Connectインストーラーでは、デフォルトではRemote Agent Type2がインストールされるように変更されました。
注意
- Ericom Connect 11.1以降では、サポートポリシーが変更となっております。
- サポート期間が3年間になります。
- 製品の新バージョンのリリースサイクルが約1年になります。
- バージョン互換性の対象バージョンが9.5以降となります。
詳細は こちら を参照ください。
4.1.3. 制限事項および既知の不具合¶
注意
9.3からサポートされるRemoteAgentレス機能に関する制限事項は、APPENDIX「9.6. RemoteAgentレスのご利用」に記載してありますのでそちらをご参照ください。
注意
AccessServer 9.5以降をご利用いただくにあたり、9.5以降の環境を構築後にいくつかの設定変更が必要となります。APPENDIXに「 9.5 9.2以降ご利用時の注意点 」としてまとめておりますので、必ずご確認の上必要な設定変更を実施してください。
Connectサーバ¶
管理サーバ¶
- テナント名を100バイト以上に設定すると「回復不能エラー」が発生し、サービス自動再起動が発生するため、テナント名は100バイト以下に設定してください。
- レポート出力する場合に、レポートが5000行以上だとエラーが発生するためレポートの最大出力行数は5000行以下で抑えてください。
- 回復不能なエラーを検知した場合、Gridが自動再起動するようになりました。自動再起動の機能は無効にすることはできません。
- → 回避策として、エラー検知から再起動までの時間を延ばすことで事実上無効化することが可能です。
- Read Only Domain Controller(RODC) の使用はサポートされておりません
- Connectサーバが複数台構成の環境でmirror-serviceを保持している方のノードが停止した場合、残存ノード側でmirror-serviceが再作成されますが、再作成が完了するまでの間、数分間はConnectに対する新規接続が不能になります。これは仕様となります。
- オンプレミス環境にConnectサーバを構築し、Azure Active Directory Domain Services(AD DS)をドメインとする構成はサポートされません。
- Ericom ConnectとV-FRONTを連携している場合にログインユーザのパスワード期限切れが発生していると、Ericom Connect側で当該ユーザのパスワード変更はでないためログインができなくなります。Ericom Connect以外の方法で当該ユーザのパスワードをリセット(変更)いただく必要がございます。
- EricomRDPを使用した場合、セッションシェアリングが利用できません。
- RemoteAgent Type1 32bitはEricom社からリリースされません。(Type2は引き続きリリースされます。)引き続きRemoteAgent Type1 32bitを利用する場合は、バージョン9.5の該当モジュールをご利用ください。
- Azure Application Gateway のサポートは、AccessPortal/AccessNow(Web ベース)インターフェイスでのみ利用できます。
- SCVMM 2016と連携しているシステムグループにおいて、シャットダウン状態のVDIに対する動的非永続割り当てが機能しません。
- ScrewDriversを利用している場合、Blaze接続(Microsoftシームレス、Ericomシームレス)を行うとScrewDriversによるプリンタリダイレクトに失敗することがあります。回避策として、EricomRDPをご利用ください。
- 「透かしの引数を指定する」で「–seamless」を指定した場合、–styleTypeの設定に関係なく、表示されるウォーターマークの表示数は公開アプリケーション/デスクトップの中央に1つのみとなります。また、表示位置を変更することはできません。
- Connectサーバ 11.1と連携可能なRemoteAgnetやAccessPadのバージョンは、9.5以降となります。
- Blaze接続時、公開アプリケーションの画面が接続元端末のタスクバーの下に隠れる動作となります。EricomRDP接続では発生しません。可能な限り、EricomRDPをご利用ください。
- Kerberosを利用したSSOができません。ConnectサーバへHotFixを適用することで対応可能です。ご利用のお客様は、弊社サポートまでお問い合わせください。
AccessPortal(AccessNow)¶
入力関係¶
- [Windows]キーとのコンビネーションキー(例:[Windows]+[E]でエクスプローラが開くなど)は利用できません。
- コンビネーションキー[Sift]+[ひらがな/ローマ字/カタカナ]が効きません(何も起きない)。
- Firefoxでかな入力で[ろ]を入力すると[ー]が入力されます。
- → Shiftキーを押しながら、[ろ]を入力すると[ろ]が入力可能です。
- IE11において、[Alt}+[Ctrl]+[Break]が有効になりません。
- IE11において、[Alt]+[Home]を押下すると、ローカル側の「ページを移動しますか」ダイアログも表示されます。
- 英語キーボードで既に入力して改行した上部文字列にカーソルを移動するとバックスペースが使えず文字を削除できないケースがあります。(日本語キーボードは正常)
- macOS において [F12],[F13],[F14]キーが有効でありません。
- macOSのGoogle Chrome使用時に、[英数]/[かな]キーが効きません。(Safariでは可能です)
- macOSにおいてに[Command]キーとのコンビネーションキーは使用できません。(例:[Command]+[C]でコピーなど)
- macOSにおいてにテンキーで[,]入力すると、かな入力の場合は[ね]が入力されます。ローマ字入力の場合は[、]が入力されます。
- macOSにおいて半角英数入力時に「\(バックスラッシュ)」を打つと「_」が入力されますが、macOS上のローカルでも同様に入力されるためEricom側の不具合ではありません。
- macOSにおいてローマ字入力時に[n]を入力すると Macローカルでは[ん]と入力されるが AccessNow(AccessPortal) では[n]と入力されます。
- iOSおよびAndroidにおいて、AccessNowでのBluetoothキーボードの利用はサポートされていません。
- iOSおよびAndroidにおいて3本指のジェスチャー(左右矢印キー)が正常に使用できないケースがあります。
- Androidのソフトウェアキーボードの矢印キーが効きません。
- ChromeOSにおいてかな入力はサポートされません。
- ChromeOSにおいて[Ctrl]+[^](ズームイン)が利用できません。
- → 代替策として[Ctrl]+[+]が利用可能です
- ChromeOSにおいて[Ctrl]+[0](ズームリセット)が利用できません。
- → 代替策はありません
- ChromeOSにおいて[Ctrl]+[-](ズームアウト)が利用できません。
- → 代替策はありません
- Windows10 Edge(Chromium版ではないもの)からAccessNow接続後、日本語が正しく入力できない場合があります。Chromium版Edgeでは問題ありません。Edge(Chromium版ではないもの)以外のブラウザをご利用ください。
- クリップボードの片方向制御を設定している場合(ローカルからリモート、またはリモートからローカルへクリップボードを制御している場合)、AccessNow接続時において、ペーストされる側にはスペースが入力されます。これは仕様となります。
リダイレクト・印刷関係¶
- ダイレクトプリントはIE11でのみ機能します。それ以外では、PDFか印刷プレビューが表示されます。
- Windows8.1の場合、Firefoxで印刷がうまくいかないケースがあります。
- プリンタ名に特殊文字を利用している場合はAccessNowプリンタが利用できない場合があります。
- アップロードする際にファイル名を変更すると拡張子がつかない場合があります。
- → アップロード時にファイル名を変更したい場合は、拡張子まで必ず入力ください。
- IE11及びSafariにおいて、リモートの音声をローカルで再生することができません。
- IE11において、[Ctrl]+[P]を押下すると、ローカル側の印刷ダイアログも表示されます。
- Microsoft Edgeにおいて音声再生の品質が悪い場合があります。
- ご利用のChromeのバージョンによっては、AccessNow画面の表示が崩れる事象が報告されています。本事象はChromeの「ハードウェア アクセラレーションが使用可能な場合は使用する」を無効とすることで改善されることがありますので、同設定の変更をご検討ください。
- AccessNow接続中のファイル転送設定を無効にしている場合でも、Chromeブラウザ等からのファイルのドラッグアンドドロップではファイル転送できてしまう場合があります。回避策として、APPENDX「ファイル転送設定の補足」の手順を実施してください。
- Chromeと新Edge(Chromium版)において、ダイレクトプリント設定がtrueの場合、印刷時に画面左上に印刷プレビュー画面が表示される事象が確認されています。この事象についてはEricom社調査中となります。当面、下記いずれかの方法で事象回避をご検討ください。
- ダイレクトプリント設定をfalseとする
- ダイレクトプリント設定はtrueのまま、config.jsの「printToNewTab」の設定を「true」とする
- AccessNow印刷は基本的に印刷物を別タブで開く動作となりますので、ブラウザのポップアップをブロックする設定は無効としてください。ポップアップをブロックする設定が有効である場合、別タブで印刷物を正しく表示できずに印刷に失敗することがあります。
- AccessServerサービス再起動後、初めてAccessNow接続したユーザーが印刷を実行した時、その接続が切断および再接続され印刷処理が実行されない事象が発生します。この問題は現在Ericom社にて調査中となります。発生したユーザーにおいては、再接続後に再度印刷を実行することで印刷が可能です。また、この事象はAccessServerサービス再起動後、2人目以降がAccessNow接続したユーザーでは発生しないため、AccessServerサービスの再起動後に任意のユーザーで一度AccessNow接続を行うなど、必要に応じて回避策をご検討ください。
- AccessNow印刷においては、基本的にA4サイズのみサポートとなります。A4サイズ以外でも印刷できますが、印字位置がずれるなどの問題に対する製品側の修正は行なえません。
- EricomRDPでは、DynamicDrivesが機能しません。この問題は、現在Ericom社へエスカレーション中です。
- IE11や(Chromium版ではない)EdgeからAccessNow接続して印刷を行う場合、印刷対象がIE11上でPDF化されますが、印刷ボタンが機能しなかったり、「Adobe PDF 文書」のエラーが表示されることがあります。これはWindowsOS側の問題の可能性が高く、Ericom製品を使用せずとも発生する場合があります。この問題は、IE11のアドオンとして登録されている「Adobe PDF Reader」を無効化すること回避可能です。当該アドオンを無効化することで、印刷対象のPDFがIE11上ではなく、ローカルにインストールされているAdobe PDF Reader上で開かれますので、ローカルのAdobe PDF Reader上で印刷を実施してください。
- Blaze接続やAccessNow接続において、HP汎用ドライバを利用しており印刷が遅い場合は、Lexmarkのご利用をご検討ください。
- ※ Lexmarkは、Ericom製品バージョン8.5以降で利用可能です。
その他¶
- 端末のコンピュータ名が日本語(ダブルバイト)になっている場合、AccessPad等による接続時に下記エラーが発生するため、PC名はシングルバイトで設定ください。
Unable to connect to sca.sumple.com Ericom Secure Gateway error (4) WebSocket negotiation with host failed.
AccessNow接続において、右クリックメニューからコピー&ペーストが効かない場合があります。この動作については、現在Ericom社へエスカレーション中です。事象が発生する場合は、Ctrl+C/Vをご利用ください。
アプリケーションを閉じても接続先サーバ上から当該ユーザのセッションが切断で残る場合は、Windows側のタイムアウトのポリシーなどを利用し、切断セッションのログオフをご検討ください。
下記条件でEricom製品をご利用の場合、Windows Server 2019以降へのリモート接続時に下記エラーメッセージが表示され、1時間でセッションのタイムアウトが発生いたします。こちらはMicrosoft社製品側の仕様動作となります。
- 【エラーメッセージ】
- リモートデスクトップライセンスの問題リモートデスクトップライセンスに問題があるため、このセッションは60分後に切断されます。システム管理者に問い合わせて、この問題を修正してください。
- 【発生条件】
- Windows Server 2019以降で、ワークグループとして構成している環境へのリモート接続であること。
- RDS CALを接続ユーザタイプで構成していること。
- 【対処方法】
Ericom製品側でこの事象を回避することはできません。下記いずれかの対処方法をご検討ください。
- RDS CALのタイプ変更
RDS CALを接続デバイスタイプへ変更することでこの事象を回避することは可能です。 ただし、AccessNow接続においては、接続デバイスタイプは非推奨となっておりますので、この点ご留意ください。
- サーバーのドメイン参加
接続先RDSサーバーをドメイン参加させ、ドメインユーザーとして接続させることにより、この問題を回避可能です。
AccessPortal経由でEricomRDPを起動する場合、接続元PCのプロキシを利用するような接続はできません。プロキシを利用する必要がある場合はAccessPadをご利用ください。
- 9.2で追加されたSecure Blaze File機能が有効な場合、AccessNow接続ができない問題が発生します。この問題を回避するため、Connectサーバの設定を変更してください。変更手順はAPPENDIX「 9.2以降をご利用時の注意点 」に記載しておりますので、必ずご確認ください。
- Microsft EdgeのIEモードで接続すると下記問題が発生するため、基本的にIEモードでのご利用はサポートされません。
- Microsft EdgeのIEモードでEricomRDPを使用した場合、左サイドメニューの縦三点リーダーが機能しなくなる場合があります。
- Microsft EdgeのIEモードでEricomRDPを使用した場合、ある状況下ではすべてのメニューが動作しなくなり、アプリケーションを起動することができなくなる場合があります。
- AccessPortalログイン後、左メニューリストのデフォルト幅は固定されており、公開アプリケーション/デスクトップ名やリソースグループ名の文字列が長い場合、全て表示されないことがあります。また、公開アプリケーション/デスクトップを実行すると、AccessPortalの左メニューリストは自動的に最小化されます。これらの動作を変更する機能や設定はありません。下記のいずれかの対応をご検討ください。
- 対応策1
- AccessPortalログイン後、の左メニューリストをドラッグし、手動で幅を広げる。
- 対応策2
- AccessPad接続方式を利用する。
- 公開リソースグループの「クライアントの最上位に表示」設定を有効にしている状況でAccessPortalへログインすると、設定したリソースグループ内のアプリケーション/デスクトップの一覧が左メニューリストに表示されますが、この状態でAccessPortal経由のEricomRDP接続を行うと、トップディレクトリへ戻るメニューが表示されなくなります。こちらは、AccessPortal上からEricomRDP接続時に発生する不具合となります。回避策として、下記のいずれかをご検討ください。
- 回避策1
- リソースグループ毎に設定する「クライアントの最上位に表示」する設定を無効化する(トップにアイコンを配置したい場合は、AccessPortalのお気に入り機能をご利用ください。)
- 回避策2
- 発生後、AccessPortalのブラウザ画面を更新する。(F5キー等)
- 回避策3
- AccessPad接続方式を利用する。
AccessPad(Blaze、EricomRDP)¶
入力関係¶
- [英数]キーが効きません。
- Ubuntu において[ひらかな/ローマ字/カタカナ]キーと[英数]キーが有効になりません。
- Windows10 SAC 2004以降にリリースされたWindows10 SAC端末において、EricomRDP接続で公開アプリケーションを起動後、キーボードの右側にあるShiftが効かない、文字入力動作が正常に行えなくなる場合があります。回避策として、以下いずれかご検討ください。この問題は引き続きEricom社と調査中です。
- キーボード左側のShiftを利用する。
- 接続元のWindows10端末の「以前のバージョンのMicrosoft IMEを使う」設定を有効にする。
- Windows 10で[Ctrl]+[Alt]+[End]のコンビネーションキーが効きません。
- → 代替策としてErciomRDP利用時に上記コンビネーションキーは対応可能です。
- EricomRDP利用時に、文字入力変換確定後に再変換候補を出力させるために、[変換]キーを押しても、再変換候補が出力されません。
リダイレクト・印刷関係¶
- プリンタリダイレクトを[汎用]で利用する場合、クライアントPCにAcrobat Reader DCを導入してください。また、事前にAdobe Reader DCを1度起動し、ライセンス規約に「同意する」ボタンを押下しておく必要があります。
- プリンタリダイレクトを[汎用]で利用する場合、Ericom Connectのプリンタ構成にて「高度なPDF印刷コマンド」に「-shell」の設定を行って下さい。
- EricomRDPを利用した場合、タイムゾーンのリダイレクトは常に有効です。無効にすることはできません。
- Blaze接続やAccessNow接続において、HP汎用ドライバを利用しており印刷が遅い場合は、Lexmarkのご利用をご検討ください。
- ※ Lexmarkは、Ericom製品バージョン8.5以降で利用可能です。
- バージョン9.4以降のAccessPadを利用しリダイレクトされたプリンタへ印刷する環境において、いずれのプリンタを選択してもクライアント側で「通常使うプリンタ」に指定されたプリンタへ印刷出力される現象が複数報告されています。現状、原因調査を継続中ですが明確な原因及び再現条件は特定されておりません。もし本現象が再現した場合、出力したいプリンタを「通常使うプリンタ」に指定した上でログインし直してから印刷して問題を回避する事をご検討下さい。
- 汎用プリンタドライバを利用している場合、印刷物のカラー/モノクロの設定は接続元端末のプリンタの設定を切り替えた上で印刷を実施してください。
- (リダイレクトされた接続元クライアントのプリンタがカラー設定であればカラーで印刷され、モノクロであればモノクロで印刷されます。)
- HP社の汎用プリンタドライバとして利用している場合、両面印刷ができません。Lexmark社の汎用プリンタドライバを利用してください。
- (両面印刷の設定切り替えは、リダイレクトされた接続元クライアントの印刷設定で実施します。)
- 現時点では、Lexmark社の汎用プリンタがWindows Server 2025をサポートしていないため、Windows Server 2025ではLexmark社の汎用プリンタドライバが機能しません。対応をお待ちください。
アプリケーションウインドウ関係¶
- フルスクリーンモードの間、セッションが終了すると、最小化機能と最大化機能が機能しなくなる ことがあります。
- →アプリケーションを再起動して、ウィンドウサイズを調整します。
- Blaze セッションが最小化されると、復元できないことがあります。
- →アプリケーションを終了し、再起動してセッションに再接続します。
- シームレスなアプリケーションウィンドウをドラッグするとスムーズに機能しないことがあります。 ウィンドウのドラッグ操作が完了するまで黒色の空白領域が表示されます 。
- Ericom Connect 8.0 でサポートを開始した EricomRDP は Ericom Blaze の単体利用ではサポートされておりません。
- Blaze Client for Linux ではフルスクリーンで起動したセッションをリサイズした場合、再びフルスクリーンに戻すことができません。一度セッションを切断し、再接続してください。
- マルチディスプレイ利用時は、全てのディスプレイの拡大・縮小の倍率は同一でご利用ください。(Windows10の場合、「テキスト、アプリ、その他の項目のサイズを変更する」の設定を複数のディスプレイで同じ設定でご利用ください。)倍率が異なる場合、正しく公開アプリケーションの表示がされない場合があります。
- 以下3つ全ての条件で利用しているケースでは、公開アプリケーションが起動できない場合があります。
- 接続元端末側でマルチモニタを使用している
- Microsoftシームレスモードを使用している
- 接続先RDSサーバがWindows Server 2019以降である
- Ericomシームレスモードを使用している場合、IMEバーは公開アプリケーションの枠内のみ描画される動作となりました。
- AccessPadから公開アプリケーションを起動する時、2つ目に起動したアプリケーションがアクティブにならない(背面に隠れる)事象が一部修正されましたが、Blaze接続Microsoftシームレスを利用する場合は発生することがあります。
- Ericomシームレスモードで公開アプリへBlaze接続した時、公開アプリの周囲に黒枠が付く場合があります。これは仕様動作です。
- →MicrosoftシームレスモードまたはEricomRDP接続をご利用ください。
- Windows 10 IoT上でAccessPadを利用する場合は、EricomRDP接続をご利用ください。Blaze接続は未サポートです。
- Windows 10 IoT上でAccessPadを利用する場合は、WindowsOSの「タスクバーを隠す」をオフにしてご利用ください。
- Blaze接続でリモートの全画面プリントスクリーンを取得する場合は、「Ctrl+PrtSC」とする必要があります。
- EricomRDP接続で公開アプリケーションを起動した時、リモート側のIMEは表示されません。
- EricomRDP接続時、スマートリサイズが機能しないことがあります。
- 9.5で追加された「スクリーンショットをブロックする」(ブロックスクリーンショット機能)は、以下の使用条件や制限事項がありますのでご注意ください。
- EricomRDPのみ使用可能です。
- EricomRDPは最新バージョンをご利用ください。
- この機能が有効である時、EricomRDPで起動した公開アプリケーションの周囲に色枠が付与されることがあります。
- この機能と、「透かしを有効にする」(ウォーターマークの機能)を併用することはできません。併用した場合、ウォーターマークが黒塗りで表示されることがあります。
- 32bitクライアントOSでは、この機能は利用できません。該当OSからEricomRDP接続によるリモートへの接続は可能ですが、この機能は無効扱いとなります。
- 「透かしを有効にする」(ウォーターマーク表示機能)は、Microsoftシームレスの場合正しく動作しないことがあります。Blaze接続で利用する場合は、Ericomシームレスをご利用ください。(EricomRDPやAccessNow接続でも正しく利用可能です。)
- AccessPad経由で公開アプリが既に実行されている状態でのモニタの接続・取り外しについてはサポートしていないため、公開アプリが想定されない状態(ウィンドウ縮小化、ハングアンプ等)になります。想定と異なる動作となった際の回避策は、一度公開アプリを終了し再度起動するようお願いします。
- Windows Server 2025をRDSサービスとし、公開アプリケーションを起動している場合、公開アプリケーションをドラッグ中はディスプレイ上部が黒くなります。
その他¶
- 新しいバージョンのAccessPadから旧バージョンのConnectへ接続して起動した公開アプリケーションを終了した時、RDSサーバ側のセッションが切断で残ることがあります。Windowsポリシーによる切断セッションのログオフをご利用いただくか、新しいConnectサーバへのバージョンアップをご検討ください。
- 端末のコンピュータ名が日本語(ダブルバイト)になっている場合、AccessPad等による接続時に下記エラーが発生するため、PC名はシングルバイトで設定ください。
- Unable to connect to sca.sumple.com Ericom Secure Gateway error (4) WebSocket negotiation with host failed.
Mobile Client(AccessToGo)¶
入力関係¶
- ソフトウェアキーボードの[undo]と[redo]がボタン効かない場合があります。
- iOSでBluetoothキーボードを利用する場合、英語配列のみがサポートされます。
- AndroidにおいてはBluetoothキーボードの利用はサポートされていません。
- iOSでBluetoothキーボード利用時に「Alt+Tab」のコンビネーションキーでリモートのアプリケーションの切り替えをすると、最後に起動した2つのアプリケーションしか切り替えることができません。
- iPhoneにてVGA出力コネクターを接続後に、モバイルクライアントを利用開始すると画面の一部しか表示されません。
- → 回避策として、モバイルクライアントを起動後にVGA出力コネクターをiPhoneに接続してください。
- リモートのWindows8.1もしくはWindows10のIMEで自動変換候補が表示されている時に、表示されている候補を選択して確定すると確定文字の後ろに入力した文字が追加されます。
- iOS10以降とiPadOSにおいて、BluetoothキーボードやSmart Keyboardを利用した場合に、iOS側の変換候補が表示されません。
- → モバイルクライアント利用時の文字入力には、iOSのIMEを利用せず、リモートのWindows 側のIMEを利用してください。
- BluetoothキーボードやSmart Keyboardを利用している場合、「英数」「かな」入力の切り替えはキーボード上のキーではなく、「Control+Space」等のショートカットキーをご利用ください。JIS配列のキーボードの「英数」「かな」キーでは正しく切り替えができません。
- バックスラッシュが利用可能なシステムでは、円記号ではなくバックスラッシュをご利用ください。円記号は利用できない場合があります。
リダイレクト・印刷関係¶
- iOSやAndroidではローカルドライブのリダイレクトはできません。
アプリケーションウインドウ関係¶
- iOSやAndroidではアプリ公開の設定時はEXEファイルの指定のみが可能です。(バッチファイル、URL、ドキュメントは使用できません。)
その他¶
- Andoroid/iOSともに、端末のサイズが5.5インチ未満の場合とメモリが320MBの場合、以下のメッセージが出力されます。
「警告:デバイスのRAMが320MB未満ではアプリケーション予期せず終了したり遅くなる場合があります」
- iOSおよびiPadOS 16.xにおいて、AccessToGoなどEricomのモバイルアプリを利用する場合、下記事象が発生します。
- <事象>
- デバイスが横向きの場合、Ericomモバイルアプリの表示画面が最適化されない。(画面右側が黒塗り状態となる。)
- Ericomモバイルアプリからリモートサーバへ接続し、アプリのメニューが表示されている状態において、デバイスの向きを変更すると一部のメニューが表示されない。
これらの問題についてはEricom社へ確認中となります。回避策として、以下ご検討ください。
- <回避策>
- iOS、iPadOS 15.xのままご利用いただく。
- デバイスを常時縦向きのままご利用いただく。(常時縦向きでのご利用であれば、上記事象は発生しないことを確認しております。)