4.3.2. はじめてみる

前提条件

エンドユーザと リモートデスクトップの間のセッション通信には RDP が使用されるため、RDP ホスト上で RDP アクセスを有効化する必要があります。

  • 対象とする RDP ホストへの RDP 接続が許可されていることをネットワーク管理者に確認します。
  • 対象とする PC で RDP を有効化します。 「コントロールパネル | システム | リモート設定」に進みます。 「リモートデスクトップ」から、「リモートデスクトップを実行しているコンピュータからの接続を許可する」を選択します。 NLA は現在サポートされていないため、3 番目の設定は選択しないでください。
  • 「ユーザの選択」ボタンをクリックし、リモート接続を許可するユーザを追加します。 「OK」をクリックします。
  • システムの Windows ファイアウォール によって RDP 接続が許可されていることを確認します(デフォルトのポートは 3389)。 Ericom が提供するプロコトルを使用している場合、8080 も開く必要があります。

RDP ポートを介して 対象の PC への受信接続を許可するよう、ネットワークまたはルータのファイアウォールを設定します。

デバイスの要件

AccessToGo を使用するには、デバイスに少なくとも 512 MB の RAM が搭載されていることが必要です。 V9.2 では以下のオペレーティング・システムがサポートされています:

  • Apple iOS(iPadOS) 11.x, 12.x、13.x
  • Android OS 6、7、8、9

AccessToGo をダウンロードする

デバイスのマーケットプレイス(例: Google Play Store や Apple App Store) で Ericom を検索し、目的のアプリを選択します。

  • AccessToGo
  • Ericom Connect Client
  • Ericom WebConnect Client
  • Ericom Blaze Client

アプリケーションをダウンロードすると、デバイスのアプリケーション一覧にアイコンが表示されます。 アイコンをタップすると、アプリケーションが起動します。

AccessToGo(RDP、Blaze、およびPowerTerm WebConnect およびEricom Connect アクセスが含まれます):

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Ericom Connect Client (Ericom Connect アクセスのみが含まれます):

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Ericom WebConnect Client (PowerTerm WebConnect アクセスのみが含まれます):

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Ericom Blaze Client (Ericom Blaze のアクセラレートされた RDP アクセスのみが含まれます):

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接続リスト

Ericom AccessToGo を起動すると、接続リストが表示されます。 このリストには、保存されたすべての接続が表示されます。 米国にある Ericom のデモサーバーに接続するための 2つのサンプル接続も含まれています。 RDP ホストに接続する際、一方の接続では標準の RDP が使用され、もう一方では Ericom の Blaze RDP アクセラレーションが使用されます。 既存の接続と同じ名前で新しい接続を作成した場合、混乱を避けるために自動的に別な名前に置き換えられます。

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目的の接続を押すか、タップするか、クリックして、接続を起動します。

接続のオプション

既存の接続をコピー、編集、削除することができます。 接続に対する操作を行うには、操作メニューが表示されるまで目的の接続を押し続けます。

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ボタン 機能 説明
startup-7 接続 設定したパラメータを使用して接続します。
startup-8 編集 既存の接続パラメータを編集します。
startup-9 コピー 既存の接続をコピーします。
startup-10 削除 接続を削除します。

オンライン・ヘルプ

AccessToGo のオンライン・マニュアルを参照するには、「オンラインヘルプ」ボタンをタップします。

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新しい接続を作成する

AccessToGo の接続一覧画面で、「新しい接続」ボタンをクリックします。

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いくつかのオプションを選択することができます。 目的の接続タイプを選択し、接続パラメータを入 力します。

接続タイプ 説明
RDP (フリー) 標準の RDP を使用して RDP ホストに接続します。 ホスト上で RDP を有効化してください。
Blaze RDP ホストに AccessServer 7.3 以上がインストールされている必要があります。 低速ネットワーク接続を介してグラフィックス(動画、写真など)を表示する RDP 画面をアクセラレートします。 詳細については、www.EricomBlaze.com を参照してください。
Ericom Connect 仮想アプリケーションとデスクトップにアクセスするために、Ericom Connect ブローカーに接続します。
PowerTerm WebConnect (VDI/TS) 仮想アプリケーションとデスクトップにアクセスするために、PowerTerm WebConnect ブローカーに接続します。

接続パラメータ

接続パラメータ  
接続名 設定中の接続用のカスタマイズ可能なラベル。
サーバ RDP が有効化されている接続先システムのアドレス。
ユーザ名 RDP ホストにログインするためのユーザの資格情報。オプションとしてドメインの詳細を含む事も可能です。(例: domainuser.)Ericom SecureGateway を使用する場合、このフィールドは必須です。それ以外の場合このフィールドはオプションです。指定されない場合、ユーザは RDP ホストにより資格情報が要求されます。
パスワード ユーザ名に対応するパスワード。
Ericom Secure Gateway の使用 有効化すると、AccessToGo は指定された Ericom Secure Gateway を使用してリモートデスクトップに接続します。
新規 Gateway リモート接続用に Ericom Secure Gateway を設定し、選択します。
Blaze - RDP アクセラレーション オンの場合、セッションでの品質損出のある画像圧縮を有効にします。品質損失/アクセラレーションの度合いは、ドロップ・ダウン・リストを使用して指定できます。 RDP ホスト上の Access Server とアクティベートされたライセンスが必要です。
Blaze – アクセラレーション / 画質 セッションで有効化されているアクセラレーションの度合いをコントロールします。 アクセラレーションの度合いが高い場合には、品質が低下します。
デスクトップサイズ
セッションのリモート RDP デスクトップのサイズ。リモートデスクトップがモバイル・デバイスのウィンドウよりも大きい場合、表示されていないデスクトップ領域を見るにはスクロールやズームが必要となります。 「自動設定」を有効化した場合、タブレット(画面サイズが 6 インチ以上)を使用する場合は、全画面でセッションが開きます。 タブレット以外のデバイスでは、アプリケーションによって自動的にリモートデスクトップのサイズが調整されます。

重要:
機能高度なお使いのデバイスに最適な解像度で表示するために PPI 機能を使用する方法については、「設定」のセクションを参照してください。
起動時に次のプログラムを起動する アプリケーション起動モードを有効化します。 ターミナル・サーバのセッションでは、そのアプリケーションのみが表示され、リモートデスクトップにはアクセス不可となります。 RDP を受け入れるワークステーション・システムでは、選択したアプリケーションが起動しますが、デスクトップを表示するためにそのアプリケーションを最小化することができます。
プログラムのパスとファイル名 起動するアプリケーションのパスを指定します。
次のフォルダで開始する アプリケーションの起動フォルダを指定します。
色の深度 セッションの色深度を設定します。
サウンドオプション RDP ホストでオーディオが利用可能な場合に、セッションのオーディオを有効化します。 オーディオが利用可能かを確認するには、mstsc.exe を使用して RDP ホストに接続し、オーディオが標準的な PC で再生可能であることを確認します。帯域幅の限られた接続や遅延の大きい接続では、オーディオのリダイレクトが完全に機能しない場合があります。 音声の歪みや途切れが発生することがあります。
接続速度 ネットワークの接続速度を設定します。
デスクトップオプション RDP に関するデスクトップ・エクスペリエンスの設定を行います。
コンソール・セッション コンソール・セッションを有効化するには、この設定をオンにします。 これは、mstsc.exe を使用する際に、/console または /admin フラグを使用するのと同等です。

接続の切断と終了

アクティブなセッションを切断したり、Android デバイス上の AccessToGo アプリケーションを終了したりするには、デバイスの「戻る」ボタンを押してください。 切断または終了を確定するためのプロンプトが表示されます。

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Ericom Secure Gateway を設定する

Secure Gateway は、AccessToGo アプリケーションから社内の RDP ホストへの暗号化されたリモート・アクセスを提供するために使用されます。 Secure Gateway は、以下のモードで使用できます: RDP および Blaze。Ericom Connect と PowerTerm WebConnect の接続では、それらのアドレスとして Secure Gateway が使用されます(ESG をPowerTerm WebConnect サービスに対してのリバース・プロキシとして設定している場合)。

Secure Gateway は、接続の「オプション」から有効化することができます。

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  1. Secure Gateway の使用を有効化するには、「Ericom Secure Gateway の使用」をオンにしてください。
  2. 次に、Ericom Secure Gateway をタップして、設定済みの Secure Gateway を選択します。
  3. 新しい Secure Gateway を追加するには、「新規Gateway」ボタンをタップし、必須項目への入力を行います。
項目 説明
サーバ Secure Gateway サーバのアドレス
接続ポート Secure Gateway サービスでリスニングしているポート値
ユーザ名 Secure Gateway への認証に使用するユーザ名
パスワード Secure Gateway の認証に使用するパスワード
  1. 目的の Secure Gateway をタップし、有効化します。

注意

デフォルトのゲートウェイ・ポートは 443 です。 Secure Gateway でカスタム・ポートをリスニングしている場合、 「接続ポート」パラメータに正しい値を入力してください。