8.3.1. 設定および構成概要

管理者はユーザに配布する設定ファイルを事前にファイルサーバ上で設定しておくことが可能です。 「WBConfigTool.exe」を起動し、環境に合わせて必要な設定を行って下さい。

設定一覧

区分:※Connect利用時のみ / ★Connect無しのみ / 無印 共通

項目名 区分 概要 備考
Connectサーバアドレス(FQDN) Connectサーバのアドレスをポート番号とともに入力します。 ポート番号は通常8011です。SecureGatewayを利用する場合は443となります
Secure Gatewayを利用する Secure Gatewayを利用する場合にチェックをONにします。  
Secure Gatewayサーバアドレス(FQDN) Secure Gatewayを利用する場合、そのFQDNまたはIPアドレスを入力します。  
Blaze Gatewayサーバアドレス(FQDN) Secure Gatewayを利用しない場合のBlazeサーバ(Windows中継サーバ)のFQDNまたはIPアドレスを入力します。 Windows中継サーバを利用しない場合は空白にしてください。 Secure Gatewayを利用する場合はlocalhost固定となります。
RDSサーバアドレス(FQDN) RDSサーバ(Linuxサーバ)のFQDNまたはIPアドレスを入力します。 Windows中継サーバを利用しない場合、Port番号8080を付与してください。
UserID生成方式   仮想ブラウザサーバへ連携するUserIDの形式を選択します。 ユーザによる入力を選択すると接続時に入力ダイアログが表示されます。クライアント名はCOMPUTERNAMEを利用するため全て大文字です。
マルチドメインを利用する Connectでマルチドメインを利用する際チェックをONにします。  
ドメイン名 マルチドメイン利用時、初期設定のドメイン名を入力します。 @より後ろのみを入力します。
ドメイン名を表示する UserID生成において、ユーザによる入力を選択している場合、初期設定されているドメイン名を表示する場合にチェックをONにします。  
ドメイン名の変更を許可する 表示されたドメイン名をユーザが変更できるようにするにはチェックをONにします。  
固定パスワードを利用する   パスワードを共通のパスワードで運用する場合チェックを入れます。 チェックを外すと接続時にパスワード入力ダイアログが表示されます。
デスクトップWBrowserLauncherのショートカットを配置する   デスクトップにWBrowserLauncherのアイコンを作成した場合にチェックをONにします ClickOnceによる配置でのみ有効です。
スタートアップにショートカットを配置する(個別認証なしの場合のみ) UserID生成方式が「ユーザによる入力」でない、且つ「固定パスワードを利用する」にチェックが入って居る場合、スタートアップにWBrowserLauncherのショートカットを配置します  
ユーザにスタートアップファイルの削除を許可する スタートアップに配置されるショートカットをユーザが削除することを許可します。 チェックがオフの場合、ショートカットを削除しても次回起動時に再作成されます。
クリップボード共有を許可する ローカルとリモートとのクリップボード共有を許可する場合チェックをONにします。  
プリンタリダイレクトを許可する ローカルとリモートとのプリンタリダイレクトを許可する場合チェックをONにします。  
Blazeによる高速化を有効にする Ericom Blazeによる高速化を有効にする場合、チェックをONにします。  
イメージクオリティ Blaze利用時の画像の品質を設定します。(推奨値:40 設定可能範囲:1-100)  
画面全体に表示する 仮想ブラウザをクライアントの画面全体に表示する場合チェックをONにします。  
幅:高さ 仮想ブラウザ起動時の最大サイズを指定します。 設定した以上のサイズには拡大できない状態となります。
タイトルバー タイトルバーに表示する文字列を指定します。  
表示言語   連携キットの言語設定です。 リモートブラウザの言語設定ではありません。
カスタムユーザランチャー   IVEXダブルブラウザLinuxの特殊ユーザ(administratorとtemplate)のセッションを起動します。  
タイムスタンプが新しいコンテンツだけをコピーする   タイムスタンプが異なる場合の挙動を変更します。 OFFの場合、共有ファイルサーバが正となります。
コンテンツフォルダを同期する   共有ファイルサーバで削除したファイルの扱いを変更します。 ONの場合、クライアント側も削除されます。
WebDavオプションを利用する   WebDavオプションをインストール場合、該当機能を利用する場合にチェックをONにします。 別途オプションの購入が必要です。 Contentsフォルダ配下にWebDavフォルダが存在する場合のみ設定変更が可能です。
URL自動判別オプションを利用する URL自動判別オプション(KOTOMINE)をClickOnceでインストールして利用する場合にチェックをONにします。 別途オプションの購入が必要です。 Contentsフォルダ配下にKotomineフォルダが存在する場合のみ設定変更が可能です。
KOTOMINEをデフォルトブラウザに設定する(Win7のみ) URL自動判別オプション(KOTOMINE)を自動的にデフォルトブラウザとして設定します。 Windows8.1以上では設定画面が表示されます。マニュアルに従い、デフォルトブルラウザとしてKOTOMINEを設定してください。

下記のブラウザ用のKOTOMINE Browser Launcherを登録する。

□ Internet Explorer
□ Google Chrome
□ Mozilla Firefox
□ Microsoft Edge
それぞれのブラウザ用に必要な登録を行います。 IEとChromeは別途管理者権限でのブラウザ拡張のインストールが必要です。

Web配布用設定ファイル(conf.cab)の作成

Web経由で設定ファイルを配布する場合、「適用」ボタンをクリックして設定を確定後、「CABファイルの作成」をクリックしconf.cabを作成してください。 作成されたcabファイルは自動的にcontentsフォルダ内に配置されます。

参考

  • WebDavオプション(ファイル共有オプション)をご利用で、contentsフォルダ内にWBWebDavフォルダがある場合、同時にwbwebdav.cabも生成されます。
  • URL自動判別オプション(KOTOMINE)をご利用で、contentsフォルダ内にKotomineフォルダがある場合、同時にKotomine.cabも生成されます。

ログ

連携キット(WBrowser Launcher) のログは下記フォルダに出力されます。ログは最大10世代保持されます。

%LocalAppData%\ashisuto\WBLauncher_<ログ種別>_<マシン名>_<ユーザID>_<yyyymmdd>.log
%LocalAppData%\ashisuto\WBConfigTool_<ログ種別>_<マシン名>_<ユーザID>_<yyyymmdd>.log
  • Infoログ:起動するたびに記録されます。
    Infoレベル以上(debug、error、traceを含む)が記録されます。
  • Errorログ(定義エラー):errorイベントが発生した場合に記録されます。
    errorレベル以上(traceを含む)が記録されます。
  • Traceログ(定義外(例外)エラー):traceレベルのイベントが発生した場合に記録されます。

参考

ログレベルは問い合わせ時の調査資料採取を目的にデフォルトで「debug」レベルで記録をしています。ログレベルをinfoレベルに落とす場合は、contentsフォルダ内の「debug」ファイルを「info」と名称変更してください。