7.2.1. 1.6.0 → 2.0.2の場合

警告

IVEXダブルブラウザLinux1.6.0から2.0.2への移行は段階的に行うことはできません。 システムを全停止し、全てのバージョンアップを行ってください。

ダブルブラウザ連携キットのバージョンアップ

注意

IVEXダブルブラウザLinux2.0およびEricom Connect7.6.1では、ダブルブラウザ連携キットは7.6.1.8以上が必要です。

バージョン7.6.1.6までをご利用のお客様は7.6.1.7以上へ上書きアップデートを行う場合に必ず下記修正を実施してください。

<修正対象マシン>
        WBrowser Configuration Tool 配置しているサーバ(または管理者端末)

<修正対象ファイル>
        *****\WBrowserLauncher\
                           └WBConfigTool\
                                  └CT.conf

<修正箇所>
        修正前: <_strTempUser>template</_strTempUser>
        修正後: <_strTempUser>template-user</_strTempUser>

ClickOnceの場合

  • 配布元ファイルサーバのファイルを上書きで差し替えます。 新しいバージョンのzipファイルを解凍したものを そのまま全て上書き してください。
  • 新バージョンとの設定互換を確保するため、配布元ファイルサーバ上にある WBConfigTool.exeを起動し、[OK] をクリックしてください。 これにより設定ファイル(def.blazeとWB.confが更新されます。)
  • 新しい連携キットが上書きされた場合、ユーザの次回実行時に新バージョンが検知され、インストールするかどうかのポップアップがユーザ画面に表示されますのでバージョンアップを選択するように事前にアナウンスしてください。

MSIの場合

  • Configration Toolをインストールした管理者端末で新バージョンのConfigration Toolを上書きインストールします。
  • 新バージョンとの設定互換を確保するため、配布元ファイルサーバ上にある WBConfigTool.exeを起動し、[OK] をクリックしてください。 これにより設定ファイル(def.blazeとWB.confが更新されます。)
  • 各クライアントPCのWBrowserLauncherを上書きインストールします。
  • 先の手順で更新した新しい設定ファイルを各クライアントPCに再配布します。

Ericom Connectのバージョンアップ

単体構成の場合のバージョンアップ

  • 既存のConnectサーバにて作業を行います。
  • Connectサーバが単体構成の場合の手順です。
  • 既存のConnectサーバをアンインストールし、最新のConnectサーバをインストールして、バージョンアップを行います。

Connectの構成パターン(RDS、ダブルブラウザLinux)によって、Connectサーバ上にインストールするコンポーネントの種類が異なります。 「構成パターン別 Connect インストールコンポーネント 」を参照の上、環境に合わせてコンポーネントをインストールして下さい。

  1. Connectの管理者ユーザでConnectサーバにログインし、[スタートメニュー]より、[Ericom Connect Configuration Tool]を起動します。
connectverup-01
  1. [Stop Services]をクリックし、Connectサーバのサービスを停止します。
connectverup-02
  1. サービスが停止したら[Exit]をクリックし、Ericom Connect Configuration Toolを閉じます。
connectverup-03
  1. コントロールパネルから[プログラムと機能]を開き、[Ericom Connect]を右クリックして[アンインストール]を選択します 。
connectverup-04
  1. [Preserve existing configuration for future installations and upgrades]にチェックが入っていることを確認し、[Remove]をクリックします。
connectverup-05
  1. [Installation Wizard Completed]と表示されたら、[Finish]をクリックしてウィザードを閉じます。
    必ずサーバを再起動してください。
connectverup-06
  1. 最新バージョンのConnectをインストールします。[EricomConnect.exe]をダブルクリックしてインストールウィザードを開始します。
    Connect 8.0以上のインストールには .Net 4.5.2以上が必要です。必要に応じてインストールしてください。インストールメディア内の以下フォルダにインストーラーがございます。
    [.NET Framework 4.5.2]フォルダ
connectverup-07
  1. 「I accept the terms in the license agreement」にチェックを入れ、[Next]をクリックします。
connectverup-08
  1. [Custom]をクリックします。
connectverup-09
  1. インストールするコンポーネントを選択します。チェックする項目につきましては、「構成パターン別 Connect インストールコンポーネント 」を参考に、必要なコンポーネントをチェックして、[Install]をクリックします。
connectverup-10
  1. インストールが完了したら、[Finish]をクリックして閉じます。
connectverup-11
  1. Ericom Connect Configuration Toolが起動してきます。[Upgrade / Redeploy]をクリックします。
connectverup-12
  1. SQLサーバのバックアップを勧めるメッセージが表示されます。[OK]をクリックします。
connectverup-13
  1. [Database Admin]にグリッド作成時に設定したデータベースのアカウント(デフォルトではグリッド名と同じ)とパスワードを入力します。
    ※パスワードが不明な場合は、SQL Server上の[SQL Server Management Studio] にWindows認証でログインし、パスワードを変更してください。
    [Lookup Service Hosts]には、グリッド作成時に設定したConnectのIP(複数台の場合はカンマ区切り)または空欄を入力してください。
connectverup-14
  1. バージョンアップの途中で、Connectの管理者アカウントの入力を求められます。アカウント名とパスワードを入力して[OK]をクリックします。
connectverup-15
  1. [***Completed***]と表示されたら、バージョンアップ完了です。[Exit]をクリックしてEricom Connect Configuration Toolを閉じます。
connectverup-16

お願い

新バージョンは、旧バージョンと管理コンソールの設定や接続時の設定が異なる場合があるため、 最新の設定を必ずご確認ください。

警告

グリッドに参加しているコンポーネントはバージョンを統一する必要があります。RemoteAgentがインストールされている リモートデスクトップ/ターミナルサーバ,VDI,IVEXダブルブラウザLinuxのRemoteAgent、及びSecureGateway、 AccessPad(ダブルブラウザ連携キット含む)もバージョンアップしてください。

冗長構成の場合のバージョンアップ

  • 既存のConnectサーバにて作業を行います。
  • Connectサーバの冗長構成が2台で構成されている場合の手順です。
  • 既存のConnectサーバをアンインストールし、最新のConnectサーバをインストールして、バージョンアップを行います。

Connectの構成パターン(RDS、ダブルブラウザLinux)によって、Connectサーバ上にインストールするコンポーネントの種類が異なります。 「構成パターン別 Connect インストールコンポーネント 」を参照の上、環境に合わせてコンポーネントをインストールして下さい。

1台目

  1. Connectの管理者ユーザでConnectサーバにログインし、[スタートメニュー]より、[Ericom Connect Configuration Tool]を起動します。「Stop Services」をクリックしてConnectの全てのサービスを停止します。
    2台のConnectサーバで行ってください。
connectverup-17
  1. サービスが停止後、Connectをアンインストールします。コントロールパネルの「プログラムの機能」から「Ericom Connect」を選択して「アンインストール」を実行します。
connectverup-18
  1. Connectのインストール・ウィザードが起動します。「Preserve existing configuration for furture installations and upgrades」がチェックされているのを確認してから「Remove」をクリックしてアンインストールを実行します。
connectverup-19
  1. Connectのアンインストールが終了したら「Finish」ボタンをクリックして、Connectのインストール・ウィザードを終了します。
    アンインストール後に必ずOSを再起動してください。
connectverup-20
  1. バージョンアップする最新のConnectのインストーラを実行します。Connectのインストール・ウィザードが起動したら「Next」をクリックします。
    Connect 8.0以上のインストールには .Net 4.5.2以上が必要です。必要に応じてインストールしてください。
connectverup-21
  1. 「I accept the terms in the license agreement」にチェックを入れ、[Next]をクリックします。
connectverup-22
  1. [Custom]をクリックします。
connectverup-23
  1. インストールするコンポーネントを選択します。チェックする項目につきましては、「構成パターン別 Connect インストールコンポーネント 」を参考に、必要なコンポーネントをチェックして、[Install]をクリックします。
connectverup-24
  1. インストールが完了したら、[Finish]をクリックして閉じます。
connectverup-25
  1. Ericom Connect Configuration Toolが起動してきます。[Upgrade / Redeploy]をクリックします。
connectverup-26
  1. SQLサーバのバックアップを推奨するメッセージが表示されます。[OK]をクリックします。
connectverup-27
  1. [Database Admin]にグリッド作成時に設定したデータベースのアカウント(デフォルトではグリッド名と同じ)とパスワードを入力します。
    ※パスワードが不明な場合は、SQL Server上の[SQL Server Management Studio] にWindows認証でログインし、パスワードを変更してください。
    [Lookup Service Hosts]には、グリッド作成時に設定したConnectのIP(複数台の場合はカンマ区切り)または空欄を入力してください。
connectverup-28

注意

[Lookup Service Hosts]の内容は、同一Gridに参加しているマシン全てで、同一とする必要があります。

  1. メッセージエリアにアップグレードのステータスが表示されていきます。
connectverup-29
  1. Connectの管理者アカウントの入力を求められます。アカウント名とパスワードを入力して[OK]をクリックします。
connectverup-30
  1. Gridのデータの配置がシングル構成のものに変更されたことを知らせるメッセージが表示されます。[OK]をクリックします。
connectverup-31

参考

バージョンアップ前と同じグリッドの設定にする必要がありますので、2台目のConnectサーバのバージョンアップの終了後に「ConnectCLI SetGridParameters」を実行します。手順は後述します。

  1. [***Completed***]と表示されたら、バージョンアップ完了です。[Exit]をクリックしてEricom Connect Configuration Toolを閉じます。
connectverup-32

2台目以降

  1. 2台目以降も1台目と同じ手順でバージョンアップを行います。手順1~9までを実施してください。
    手順10では「Ericom Connect Configuration Tool」が自動で起動したあと、[Join existing grid]をクリックします。
connectverup-33
  1. [Grid]を1台目のバージョンアップの時に設定されたグリッド名と一致させます。
    [Lookup Service Hosts]には、グリッド作成時に設定したConnectのIP(複数台の場合はカンマ区切り)または空欄を入力してください。
connectverup-34

注意

[Lookup Service Hosts]の内容は、同一Gridに参加しているマシン全てで、同一とする必要があります。

  1. バージョンアップの途中で、Connectの管理者アカウントの入力を求められます。アカウント名とパスワードを入力して[OK]をクリックします。
connectverup-35
  1. [***Completed***]と表示されたら、バージョンアップ完了です。
    [Exit]をクリックしてEricom Connect Configuration Toolを閉じます。
connectverup-36

Gridの分散配置

上記手順まででは、グリッド内のデータがそれぞれのConnectに分散配置されていません。下記の手順によりデータを分散させるように設定します。

  1. いずれかのConnectサーバにおいて管理者権限でコマンドプロンプトを起動し、下記コマンドにより現状を確認します。
white
C:\>cd "c:\Program Files\Ericom Software\Ericom Connect Configuration Tool"
c:\~Tool>connectcli gridinfo

Searching for 30 seconds ...
EricomConnectBusinessLogicPU Intact; Partitions=1; Backups=0; MaxInstancesPerMachine=0
EricomConnectMirrorService Intact; Partitions=1; Backups=0; MaxInstancesPerMachine=0

ECN01.test.local (192.168.0.1)  #GSC=2.  #LUS=1
  EricomConnectBusinessLogicCluster Partition #1. Primary [pid 3960]
    RedoLogSize: 0
  mirror-service Partition #1. Primary [pid 3872]
    Mirror: Successful 21; Failed=0

ECN02.test.local (192.168.0.2)  #GSC=2.  #LUS=1
  1. 続けて分散の為のコマンドを実行します。
white
c:\~Tool>connectcli setgridparameters 1 1 2 1
  1. Connectの管理者アカウントとパスワードの入力を促されますので入力してEnterキーを押します。
white
Connect Admin User: Administrator
Connect Admin Password: **********
Searching for deployment ......
  1. 設定内容の確認が表示されます。確認の上「y」で実行します。
white
Searching for 30 seconds ...
Parameter settings are feasible

Sample deployment (DB = database sync component;  Partition.Replica
M1: 1.1 DB
M2: 1.2

All services must be restarted on all machines
Grid machines: 2
Number Partitions: 1
Number Backups: 1
Gsc per Machine: 2
Instances per Machine: 1
Continue [y/n]? y
  1. 設定が終了し、すべてのマシンのサービスの再起動を促すメッセージが表示されます。
    グリッドに接続されている全てのサーバ、ワークステーション(VM)が対象です。
    サーバの再起動によるサービス再起動を推奨します。
white
Changes saved.  All Processing unit services must be restarted on all machines.

c:\~Tool>
  1. 全てのConnectサーバの再起動が終了し、サービスが全て起動されGrid Statusが「Exists」になっていることを確認します。
connectverup-37
  1. 再度管理者権限でコマンドプロンプトを起動し、下記コマンドにより現状を確認します。
white
C:\>cd "c:\Program Files\Ericom Software\Ericom Connect Configuration Tool"
c:\~Tool>connectcli gridinfo

Searching for 30 seconds ...
EricomConnectBusinessLogicPU Intact; Partitions=1; Backups=1; MaxInstancesPerMachine=1
EricomConnectMirrorService Intact; Partitions=1; Backups=0; MaxInstancesPerMachine=0

ECN01.test.local (192.168.0.1)  #GSC=2.  #LUS=1
  EricomConnectBusinessLogicCluster Partition #1. Primary [pid 4644]
    RedoLogSize: 0
  mirror-service Partition #1. Primary [pid 4564]
    Mirror: Successful 44; Failed=0

ECN02.test.local (192.168.0.2)  #GSC=2.  #LUS=1
  EricomConnectBusinessLogicCluster Partition #1. Backup 0 [pid 1788]
    RedoLogSize: 2

c:\~Tool>

※EricomConnectBusinessLogic がそれぞれのサーバに配置されていることを確認します。

  1. これで複数台構成のConnectのバージョンアップが終了しました。
    管理コンソールの「Ericom Connectについて」からConnectのバージョンを確認できます。
connectverup-38

警告

グリッドに参加しているコンポーネントはバージョンを統一する必要があります。RemoteAgentがインストールされている リモートデスクトップ/ターミナルサーバ,VDI,IVEXダブルブラウザLinuxのRemoteAgent、及びSecureGateway、 AccessPad(ダブルブラウザ連携キット含む)もバージョンアップしてください。

IVEXダブルブラウザLinuxのバージョンアップ

IVEXダブルブラウザLinuxのバージョンアップを行う際は以下手順に従い作業を行っていただけますようお願いいたします。 バージョンアップではバージョンアップ用にバックアップツールを用意しておりますがバージョンアップに伴い、処理としてはアンインストール/インストールを行うため、引き継げるデータは下記のものに限定されます。 その他に設定を変更している場合は、再設定を行う必要があります。事前に既存の設定値を記録しておいてください。

  • Hostname,hosts,DNS設定などの名前解決設定
  • Ericom Connectとの接続設定
  • AD連携設定/ローカルユーザ設定などの認証設定
  • Xrdpの設定情報
  • ユーザデータ(/home配下のデータ)※WBrowser.conf含む
  • プロファイル共有設定(1.x.xから2.x.xの場合は除く)

注意

コネクションブローカー有りで利用されている場合はバージョンアップ作業前に該当サーバへのセッション割り当てを停止しておいて下さい。

参考

バージョンアップ用のバックアップリストアツールは出荷時の最新のものをIVEXダブルブラウザのダウンロードパッケージ内に同梱しておりますが、新しい本体がリリースされるたびに、バージョンアップ先バージョンが追加されたものが作成されます。 そのため、利用するタイミングで、こちら から最新のものをダウンロードしてご利用いただくことをお勧めします。

サービス停止

サービスを停止します。

$ sudo /usr/local/bin/WBrowser stop

環境バックアップ

設定情報やユーザ領域などの環境バックアップを行います。

バックアップツールの配置

バックアップツールを scp 等でサーバの任意の場所に置いてください。バックアップツールは下記のようなファイル名になっています。

WBrowser-System-Backup-and-Restore.tar.gz

バックアップツールの展開

バックアップツールは圧縮されています。下記のようなコマンドで展開してください。

$ tar zxvf WBrowser-System-Backup-and-Restore.tar.gz

※実行ディレクトリ配下に展開されます。

バックアップツールの実行

展開されたディレクトリで、インストーラを下記のようなコマンドで実行してください。

$ sudo ./WBrowser-System-Backup-and-Restore backup 1to202

注意

ツールの実行はインストーラと同じディレクトリに移動し、相対パスで実行してください。

Tips

第2引数はどのバージョンでバックアップしたデータを、バージョンのIVEXダブルブラウザLinuxへリストアするかを指定します。

  • 1to1: 1.x.xでデータをバックアップし、1.x.xへリストアする場合。
  • 1to201: 1.x.xでデータをバックアップし、2.0.1へリストアする場合。
  • 1to202: 1.x.xでデータをバックアップし、2.0.2へリストアする場合。
  • 1to210: 1.x.xでデータをバックアップし、2.1.0へリストアする場合。
  • 20to210: 2.0.xでデータをバックアップし、2.1.0へリストアする場合。

実行すると下記メッセージと共にユーザ領域(home)のバックアップまたは退避を求められます。 尚、ユーザ領域は利用者数や利用状況により、サイズが変化しますが、ツールで退避を行う場合にはパスの変更を行うのみの為、時間は要しません。 ユーザ領域は次に行う初期化により削除されてしまいますので、必ずバックアップまたは退避を行ってください。

下記ファイルにダブルブラウザのシステム情報をバックアップしました。
'WBrowser-System-Backup_1to202-2017-02-07-15-00-51.tar.gz'

!!!!! 重要 !!!!!
初期化、initialize を行う前に、必ず home 領域をバックアップか退避してください。

まだ home 領域は退避されていません。

引き続き home 領域を退避しますか? [yes/no] yes
home 領域を下記に退避しました。

/var/opt/IVEX/WBrowser/../../HOME-BACKUP

上記赤字部分がバックアップファイル名となり、Restore時に必要になります。

バージョンアップ作業(アンインストール/インストール)

バージョンアップ作業では、既存バージョンをアンインストールして、新しく新バージョンをインストールいたします。 インストール実行後バックアップデータから環境情報をリストアします。

既存バージョンのアンインストール

各Linuxサーバにて下記コマンドを実行し、アンインストールします。

$ sudo /usr/local/bin/WBrowser uninstall

「全てアンインストールしますか?」の質問には「yes」で応答してください。

下記バージョンがインストールされています。
1.6.0
全てアンインストールしますか? [yes/no] 'yes'
アンインストールしました。
ご利用いただきまして誠にありがとうございます。
またのご利用をお待ちしております。

各Linuxサーバにて下記コマンドを実行し、サーバの再起動を必ずしてください。

$ sudo reboot

新しいバージョンのインストール

インストーラの配置

インストーラを scp 等でサーバの任意の場所に置いてください。インストーラは下記のようなファイル名になっています。

IVEX-WBrowser-Linux-2.0.2.tar.gz

2.1.0の部分はバージョンにより変わりますので読み換えてください。

インストーラの展開

インストーラは圧縮されています。下記のようなコマンドで展開してください。

$ tar zxvf IVEX-WBrowser-Linux-2.0.2.tar.gz

※実行ディレクトリ配下に展開されます。

インストーラの実行

展開されたインストーラを下記のようなコマンドで実行してください。

$ sudo ./IVEX-WBrowser-Linux-2.0.2.installer

注意

インストーラの実行はインストーラと同じディレクトリに移動し、相対パスで実行してください。

環境リストア

サービスの停止

リストアツールを実行する前に、サービスを一旦停止します。

$ sudo /usr/local/bin/WBrowser stop

リストアツールの実行

バックアップした環境情報をリストアします。

注意

Ver1.x.xからVer2.0.2, Ver1.x.xからVer2.1.0への移行をする場合はADに"template-user"が存在することを確認しリストアツールの実行を行って下さい。

$ sudo ./WBrowser-System-Backup-and-Restore restore 1to202 [バックアップファイル名]

Tips

第2引数はどのバージョンでバックアップしたデータを、バージョンのIVEXダブルブラウザLinuxへリストアするかを指定します。

  • 1to1: 1.x.xでデータをバックアップし、1.x.xへリストアする場合。
  • 1to201: 1.x.xでデータをバックアップし、2.0.1へリストアする場合。
  • 1to202: 1.x.xでデータをバックアップし、2.0.2へリストアする場合。
  • 1to210: 1.x.xでデータをバックアップし、2.1.0へリストアする場合。
  • 20to210: 2.0.xでデータをバックアップし、2.1.0へリストアする場合。

第3引数のバックアップファイル名はバックアップ取得時に表示されます。作業ディレクトリ配下に作成されておりますので、不明な場合は作業ディレクトリにて『ls』コマンドにてご確認いただけます。

'WBrowser-System-Backup_1to202-2017-02-07-15-00-51.tar.gz'

リストア対象のバックアップファイルは上記でよろしいでしょうか? [yes/no] yes

ダブルブラウザのシステム情報のリストアが完了しました。

上記赤字部分がバックアップファイル名となります。

サービスの再開

システム情報のリストア完了後、サービスを再開します。

$ sudo /usr/local/bin/WBrowser start

利用環境に合わせた追加作業

注意

本手順で行う再参加は、以前利用していた物のみを行ってください。以前の利用が無い場合は作業不要となります。

tbファイルの再配置(コネクションブローカー無しの場合のみ)

コネクションブローカー無しの構成の場合、ライセンスファイルとしてTBファイルを配置していただいてりますが、バージョンアップに際して再配置していただく必要があります。

詳しくは、 ライセンスファイルの適用 を参照してください。

Flashプラグインのインストール

Adobe Flash Player のプラグインのインストールをして下さい。

Flashのプラグインは下記のようにしてインストールできます。

$ sudo chroot /var/opt/IVEX/WBrowser/root/
# export http_proxy=http://user:password@192.168.0.10:8080/
# export https_proxy=https://user:password@192.168.0.10:8080/
# apt-get update
# apt-get install --no-install-recommends flashplugin-installer

参考

PROXYを利用していない場合には export で始まる2行は不要です。
192.168.0.10:8080 の部分は PROXY の設定にあわせてください。

プロファイルを共有するサーバへの再参加

警告

サーバ全台のバージョンアップを行った後、再参加を行ってください。

$ sudo /usr/local/bin/WBrowser jointo [既存のサーバのIP]

上記コマンド実行後、既存サーバでsudoの実行ができるアカウントを入力してください。 サーバが複数ある場合、どのサーバを指定しても結構ですが、別バージョンでの登録は行わないようにご注意ください。

参考

3台目の以降で共有するサーバへの再参加は、参加したいサーバから参加済みサーバのIPを指定して参加を行ってください。

警告

[ver1系サーバ⇒ver 2系サーバ] [ver 2系サーバ⇒ver 1系サーバ] は行わないでください。

以上でバージョンアップは完了です。

オプション製品のバージョンアップ

オプション製品はIVEXダブルブラウザLinux製品と互換性の問題が発生する場合がありますので、新規にインストールしてください。

ファイル共有オプション

  • 『ファイル共有オプションVer.1.1.0』は『IVEX ダブルブラウザLinux Ver.2.0.1』以降の製品に対応したオプションとなります。
  • 『IVEX ダブルブラウザLinux Ver.1.5.x/1.6.x』をご利用の場合、『ファイル共有オプションVer.1.0.2』までとなります。

ログオプション

  • 『ログオプションVer.1.1.0』は『IVEX ダブルブラウザLinux Ver.2.0.1』以降の製品に対応したオプションとなります。
  • 『IVEX ダブルブラウザLinux Ver.1.6.x』をご利用の場合、『ログオプションVer.1.0.5』までとなります。
  • 『IVEX ダブルブラウザLinux Ver.1.5.x』をご利用の場合、『ログオプションVer.1.0.4』までとなります。

オプション製品のバージョンアップ方法は[管理者ガイド]-[IVEXダブルブラウザLinux] に記載の通常のインストール方法を行うことで適用可能です。