6.1. swarm版からkubernetes版へのバージョンアップ¶
注意
セットアップする際は下記の点にご注意ください。
- sudo可能な一般ユーザでインストールを実施する(rootユーザでのインストールも可能 ※1)
- sudoは付けないでスクリプトを実行する
- インストール後は、インストールユーザで運用する
※1 rootになる際、"sudo su -" での実行は可能です。"sudo -s" での実行は、一般ユーザのカレントディレクトリや環境変数が引き継がれてしまうため不可となります。
6.1.1. swarm版における最新バージョンへのアップデート¶
Ericom Shieldのバージョンアップについては、間のバージョンをスキップせず、順番にアップデート頂くことを推奨しています。 そのため、 Rel-19.09 よりも古いバージョンをご利用の場合は、 こちら のバージョンアップ手順に従い、 Rel-19.09 までアップデートを行って下さい。
6.1.2. 設定ファイル(バックアップ用jsonファイル)の取得・待避¶
既存(swarm版)システムにおいて、バックアップ用のjsonファイルを取得するため、管理コンソールを開き、適当な設定を変更、そして変更後は元に戻して、保存をしてください。 管理コンソール上で保存お行ったタイミングで、最新の設定ファイルがjsonファイルとして出力される仕組みとなっています。
jsonファイルは /usr/local/ericomshield/backup/
の配下に存在しますので、これを取得して待避しておいてください。
6.1.3. 旧環境のアンインストール¶
同一サーバにてUpdaterを行う場合、下記コマンドを実行し、旧環境をアンインストールしてください。
$ sudo /usr/local/ericomshield/uninstall.sh -a
$ sudo apt-mark unhold docker-ce
6.1.4. 新環境のインストール¶
簡易導入手順 に従って、インストールを実施してください。 「導入後のセットアップ」 については、実施不要です。
Ericom Shieldのバージョンアップについては、間のバージョンをスキップせず、順番にアップデート頂くことを推奨しています。 そのため、最初に導入するバージョンは Rel-19.09.5_579 を選択してください。
6.1.5. 設定のリストア¶
旧環境で取得したjsonファイルを、新環境にリストアします。
- 管理コンソールにアクセスし、ログインしてください。
- 「設定」-「リストア」を選択し、リストアするファイルを選択してください。ファイルを選択したら、「Shieldのリストア」ボタンをクリックしてください。
- 確認のポップアップが表示されるので「はい。リストアします。」を選択してください。
6.1.6. ダイナミックノードの設定¶
swarm版では設定されていなかったパラメタを有効にする必要があります。
- 管理コンソールで 「設定」- 「ダイナミックノード」を選択し、「ダイナミックノードを有効にする」を
Yes
に変更してください。 - 合わせて、「ダイナミックノードファーム URLs」に
https://es-proxyless.farm-services.svc
と入力し、保存してください。
注意
https://es-proxyless.farm-services.svc は内部で処理される、決められたURLです。そのままの文字列を入力してください。
6.1.7. 最新版へのアップデート¶
バージョンアップ手順 に従い、最新版へのアップデートを行って下さい。