6.1. Connectサーバ バージョンアップガイド

6.1.1. 本資料について

本項は、Ericom Connect(以下Connect)の前のバージョンから、最新にバージョンアップする際の簡易手順です。

6.1.2. 事前に準備するもの

お願い

事前バックアップをお願いします

単体構成、冗長構成、どちらの構成におかれましても、バージョンアップ事前準備として、以下の実施をお奨め致します。

  • SQL Serverデータベースのバックアップ(Ericom Connectで利用中のデータベース)

  • Ericom Connectサーバ上の下記パスにある「EricomConnect」フォルダ

    ※フォルダのバックアップは、全Connectサーバのものを取得します。

    C:¥ProgramData¥EricomConnect
    

    このフォルダは隠しファイル属性になっていますので、表示する場合はエクスプローラで[表示]メニューで[隠しファイル]をチェックしてください。

※どちらも念のための実施となります

  • 必要なサーバ環境

    • 既に構築されているEricom Connectサーバ(物理/仮想いずれも可)
      ※ 最新バージョンより前のバージョン
    • Active Directoryサーバ
  • Ericom Connect インストールメディア

  • Ericom Connectの管理者アカウント

  • SQL ServerのSAアカウント

  • 接続用デバイス(PC、シンクライアント端末、iPad等)

注意

Ericom Connectをバージョンアップする際、MessageLogテーブルのデータが大きい場合、タイムアウトで失敗することがあります。事前にサイズを削減しておいてください。削減手順は「 SQL Server ログデータ削除手順」を参照してください。

6.1.3. Ericom Connect のバージョンアップ

単体構成の場合のバージョンアップ

  • 既存のConnectサーバにて作業を行います。
  • Connectサーバが単体構成の場合の手順です。
  • 既存のConnectサーバをアンインストールし、最新のConnectサーバをインストールして、バージョンアップを行います。

Connectの構成パターン(RDS、ダブルブラウザLinux)によって、Connectサーバ上にインストールするコンポーネントの種類が異なります。 「構成パターン別 Connect インストールコンポーネント 」を参照の上、環境に合わせてコンポーネントをインストールして下さい。

  1. Connectの管理者ユーザでConnectサーバにログインし、[スタートメニュー]より、[Ericom Connect Configuration Tool]を起動します。
connectverup-01
  1. [Stop Services]をクリックし、Connectサーバのサービスを停止します。
connectverup-02
  1. サービスが停止したら[Exit]をクリックし、Ericom Connect Configuration Toolを閉じます。
connectverup-03
  1. コントロールパネルから[プログラムと機能]を開き、[Ericom Connect]を右クリックして[アンインストール]を選択します 。
connectverup-04
  1. [Preserve existing configuration for future installations and upgrades]にチェックが入っていることを確認し、[Remove]をクリックします。
connectverup-05
  1. [Installation Wizard Completed]と表示されたら、[Finish]をクリックしてウィザードを閉じます。
    必ずサーバを再起動してください。
connectverup-06
  1. 最新バージョンのConnectをインストールします。[EricomConnect.exe]をダブルクリックしてインストールウィザードを開始します。
    Connect 8.5以上のインストールには .Net 4.6.2以上が必要です。必要に応じてインストールしてください。インストールメディア内の以下フォルダにインストーラーがございます。
    [.NET Framework 4.6.2]フォルダ
connectverup-07
  1. 「I accept the terms in the license agreement」にチェックを入れ、[Next]をクリックします。
connectverup-08
  1. [Custom]をクリックします。
connectverup-09
  1. インストールするコンポーネントを選択します。チェックする項目につきましては、「構成パターン別 Connect インストールコンポーネント 」を参考に、必要なコンポーネントをチェックして、[Install]をクリックします。
connectverup-10
  1. インストールが完了したら、[Finish]をクリックして閉じます。
connectverup-11
  1. Ericom Connect Configuration Toolが起動してきます。[Upgrade / Redeploy]をクリックします。
connectverup-12
  1. SQLサーバのバックアップを勧めるメッセージが表示されます。[OK]をクリックします。
connectverup-13
  1. [Database Admin]にグリッド作成時に設定したデータベースのアカウント(デフォルトではグリッド名と同じ)とパスワードを入力します。
    ※パスワードが不明な場合は、SQL Server上の[SQL Server Management Studio] にWindows認証でログインし、パスワードを変更してください。
    [Lookup Service Hosts]には、グリッド作成時に設定したConnectのIPアドレスを入力してください。
    ※9.x以降では、[My Hostname or IP]及び[Lookup Service Hosts]には、ホスト名ではなくIPアドレスを設定することが推奨されています。また、9.2以降では、IPアドレス以外を設定して進めた場合、警告が表示されます。
connectverup-14
  1. バージョンアップの途中で、Connectの管理者アカウントの入力を求められます。アカウント名とパスワードを入力して[OK]をクリックします。
connectverup-15
  1. [***Completed***]と表示されたら、バージョンアップ完了です。[Exit]をクリックしてEricom Connect Configuration Toolを閉じます。
connectverup-16

お願い

新バージョンは、旧バージョンと管理コンソールの設定や接続時の設定が異なる場合があるため、 最新の設定を必ずご確認ください。

警告

グリッドに参加しているコンポーネントのうち、下記はバージョンを統一する必要があります。
  • Controller Servic
  • Secure Gateway
  • Admin Web Service
  • Client Web Service
  • Remote Agent Web Service

冗長構成の場合のバージョンアップ

  • 既存のConnectサーバにて作業を行います。
  • Connectサーバの冗長構成が2台で構成されている場合の手順です。
  • 既存のConnectサーバをアンインストールし、最新のConnectサーバをインストールして、バージョンアップを行います。

Connectの構成パターン(RDS、ダブルブラウザLinux)によって、Connectサーバ上にインストールするコンポーネントの種類が異なります。 「構成パターン別 Connect インストールコンポーネント 」を参照の上、環境に合わせてコンポーネントをインストールして下さい。

1台目

  1. Connectの管理者ユーザでConnectサーバにログインし、[スタートメニュー]より、[Ericom Connect Configuration Tool]を起動します。「Stop Services」をクリックしてConnectの全てのサービスを停止します。
    2台のConnectサーバで行ってください。
connectverup-17
  1. サービスが停止後、Connectをアンインストールします。コントロールパネルの「プログラムの機能」から「Ericom Connect」を選択して「アンインストール」を実行します。
connectverup-18
  1. Connectのインストール・ウィザードが起動します。「Preserve existing configuration for furture installations and upgrades」がチェックされているのを確認してから「Remove」をクリックしてアンインストールを実行します。
connectverup-19
  1. Connectのアンインストールが終了したら「Finish」ボタンをクリックして、Connectのインストール・ウィザードを終了します。
    アンインストール後に必ずOSを再起動してください。
connectverup-20
  1. バージョンアップする最新のConnectのインストーラを実行します。Connectのインストール・ウィザードが起動したら「Next」をクリックします。
    Connect 8.5以上のインストールには .Net 4.6.2以上が必要です。必要に応じてインストールしてください。
connectverup-21
  1. 「I accept the terms in the license agreement」にチェックを入れ、[Next]をクリックします。
connectverup-22
  1. [Custom]をクリックします。
connectverup-23
  1. インストールするコンポーネントを選択します。チェックする項目につきましては、「構成パターン別 Connect インストールコンポーネント 」を参考に、必要なコンポーネントをチェックして、[Install]をクリックします。
connectverup-24
  1. インストールが完了したら、[Finish]をクリックして閉じます。
connectverup-25
  1. Ericom Connect Configuration Toolが起動してきます。[Upgrade / Redeploy]をクリックします。
connectverup-26
  1. SQLサーバのバックアップを推奨するメッセージが表示されます。[OK]をクリックします。
connectverup-27
  1. [Database Admin]にグリッド作成時に設定したデータベースのアカウント(デフォルトではグリッド名と同じ)とパスワードを入力します。
    ※ パスワードが不明な場合は、SQL Server上の[SQL Server Management Studio] にWindows認証でログインし、パスワードを変更してください。
    [Lookup Service Hosts]には、グリッド作成時に設定したConnectのIP(複数台の場合はカンマ区切り)を入力してください。
    ※ 9.x以降では、[My Hostname or IP]及び[Lookup Service Hosts]には、ホスト名ではなくIPアドレスを設定することが推奨されています。また、9.2以降では、IPアドレス以外を設定して進めた場合、警告が表示されます。
    (9.x以降では、複数のConnectサーバを追加する場合には[Lokup Service Hosts]には下記[注意]の通りカンマで区切ってConnectサーバアドレスを記入してください。8.xでは、全てのConnectサーバを同一セグメント内に構築する限りにおいては、空欄でも問題ありません。)
connectverup-28

注意

2台目以降のConnectサーバを別セグメントに構築される場合[Lookup Service Hosts]には、[自分自身のIP],[他サーバのIP]の順番でConnectサーバのIPアドレスをカンマ(,)区切りで記述します。
(例)1台目:「192.168.100.1,192.168.200.1」
2台目:「192.168.200.1,192.168.100.1」
※[Lookup Service Hosts]の内容は、同一Gridに参加しているマシンで、可能な限り均一に設定する必要があります。
 例えばConnectサーバ2台、RDSサーバ4台の6台で構成する場合、Connect1台とRDSサーバ2台が「192.168.100.1,192.168.200.1」、残り3台が「192.168.200.1,192.168.100.1」となるように設定します。
  1. メッセージエリアにアップグレードのステータスが表示されていきます。
connectverup-29
  1. Connectの管理者アカウントの入力を求められます。アカウント名とパスワードを入力して[OK]をクリックします。
connectverup-30
  1. Gridのデータの配置がシングル構成のものに変更されたことを知らせるメッセージが表示されます。[OK]をクリックします。
connectverup-31

参考

バージョンアップ前と同じグリッドの設定にする必要がありますので、2台目のConnectサーバのバージョンアップの終了後に「ConnectCLI SetGridParameters」を実行します。手順は後述します。

  1. [***Completed***]と表示されたら、バージョンアップ完了です。[Exit]をクリックしてEricom Connect Configuration Toolを閉じます。
connectverup-32

2台目以降

  1. 2台目以降も1台目と同じ手順でバージョンアップを行います。手順1~9までを実施してください。
    手順10では「Ericom Connect Configuration Tool」が自動で起動したあと、[Join existing grid]をクリックします。
connectverup-33
  1. [Grid]を1台目のバージョンアップの時に設定されたグリッド名と一致させます。
    [My Hostname or IP]には、このConnectサーバのIPアドレスを入力もしくは設定してください。
    [Lookup Service Hosts]には、グリッド作成時に設定したConnectのIP(複数台の場合はカンマ区切り)を入力してください。
    ※ 9.x以降では、[My Hostname or IP]及び[Lookup Service Hosts]には、ホスト名ではなくIPアドレスを設定することが推奨されています。また、9.2以降では、IPアドレス以外を設定して進めた場合、警告が表示されます。
    (9.x以降では、複数のConnectサーバを追加する場合には[Lokup Service Hosts]には下記[注意]の通りカンマで区切ってConnectサーバアドレスを記入してください。8.xでは、全てのConnectサーバを同一セグメント内に構築する限りにおいては、空欄でも問題ありません。)
connectverup-34

注意

2台目以降のConnectサーバを別セグメントに構築される場合[Lookup Service Hosts]には、[自分自身のIP],[他サーバのIP]の順番でConnectサーバのIPアドレスをカンマ(,)区切りで記述します。
(例)1台目:「192.168.100.1,192.168.200.1」
2台目:「192.168.200.1,192.168.100.1」
※[Lookup Service Hosts]の内容は、同一Gridに参加しているマシンで、可能な限り均一に設定する必要があります。
 例えばConnectサーバ2台、RDSサーバ4台の6台で構成する場合、Connect1台とRDSサーバ2台が「192.168.100.1,192.168.200.1」、残り3台が「192.168.200.1,192.168.100.1」となるように設定します。
  1. バージョンアップの途中で、Connectの管理者アカウントの入力を求められます。アカウント名とパスワードを入力して[OK]をクリックします。
connectverup-35
  1. [***Completed***]と表示されたら、バージョンアップ完了です。
    [Exit]をクリックしてEricom Connect Configuration Toolを閉じます。
connectverup-36

Gridの分散配置

上記手順まででは、グリッド内のデータがそれぞれのConnectに分散配置されていません。下記の手順によりデータを分散させるように設定します。

  1. いずれかのConnectサーバにおいて管理者権限でコマンドプロンプトを起動し、下記コマンドにより現状を確認します。
white
C:\>cd "c:\Program Files\Ericom Software\Ericom Connect Configuration Tool"
c:\~Tool>connectcli gridinfo

Searching for 30 seconds ...
EricomConnectBusinessLogicPU Intact; Partitions=1; Backups=0; MaxInstancesPerMachine=0
EricomConnectMirrorService Intact; Partitions=1; Backups=0; MaxInstancesPerMachine=0

ECN01.test.local (192.168.0.1)  #GSC=2.  #LUS=1
  GSC-1 [pid 5068]
  GSC-2 [pid 12352]
  GSA [pid 15760]
  GSM-4 [pid 6488]

ECN02.test.local (192.168.0.2)  #GSC=2.  #LUS=1
  GSC-1 [pid 4624]
    mirror-service Partition #1. Primary
      Mirror: Successful 19; Failed=0
  GSC-2 [pid 4744]
    EricomConnectBusinessLogicCluster Partition #1. Primary
      RedoLogSize: 8
  LUS-4 [pid 4528]
  GSA [pid 2820]
  GSM-3 [pid 3280]
  1. 続けて分散の為のコマンドを実行します。
white
c:\~Tool>connectcli setgridparameters 1 1 2 1
  1. Connectの管理者アカウントとパスワードの入力を促されますので入力してEnterキーを押します。
white
Connect Admin User: Administrator
Connect Admin Password: **********
Searching for deployment ......
  1. 設定内容の確認が表示されます。確認の上「y」で実行します。
white
Searching for 30 seconds ...
Parameter settings are feasible

Sample deployment (DB = database sync component;  Partition.Replica
M1: 1.1 DB
M2: 1.2

All services must be restarted on all machines
Grid machines: 2
Number Partitions: 1
Number Backups: 1
Gsc per Machine: 2
Instances per Machine: 1
Continue [y/n]? y
  1. 設定が終了し、すべてのマシンのサービスの再起動を促すメッセージが表示されます。
    グリッドに接続されている全てのサーバ、ワークステーション(VM)が対象です。
    サーバの再起動によるサービス再起動を推奨します。
white
Changes saved.  All Processing unit services must be restarted on all machines.

c:\~Tool>
  1. 全てのConnectサーバの再起動が終了し、サービスが全て起動されGrid Statusが「Exists」になっていることを確認します。
connectverup-37
  1. 再度管理者権限でコマンドプロンプトを起動し、下記コマンドにより現状を確認します。
white
C:\>cd "c:\Program Files\Ericom Software\Ericom Connect Configuration Tool"
c:\~Tool>connectcli gridinfo

Searching for 30 seconds ...
EricomConnectBusinessLogicPU Intact; Partitions=1; Backups=1; MaxInstancesPerMachine=1
EricomConnectMirrorService Intact; Partitions=1; Backups=0; MaxInstancesPerMachine=0

ECN01.test.local (192.168.0.1)  #GSC=2.  #LUS=1
  GSC-1 [pid 4804]
  GSC-2 [pid 4940]
    EricomConnectBusinessLogicCluster Partition #1. Backup 0
      RedoLogSize: 4
  GSA [pid 6744]
  GSM-4 [pid 6784]

ECN02.test.local (192.168.0.2)  #GSC=2.  #LUS=1
  GSC-1 [pid 1976]
    mirror-service Partition #1. Primary
      Mirror: Successful 59; Failed=0
  GSC-2 [pid 6568]
    EricomConnectBusinessLogicCluster Partition #1. Primary
      RedoLogSize: 4
  LUS-4 [pid 8392]
  GSA [pid 2564]
  GSM-3 [pid 6408]

c:\~Tool>

※EricomConnectBusinessLogic がそれぞれのサーバに配置されていることを確認します。

  1. これで複数台構成のConnectのバージョンアップが終了しました。
    管理コンソールの「Ericom Connectについて」からConnectのバージョンを確認できます。
connectverup-38

警告

グリッドに参加しているコンポーネントはバージョンを統一する必要があります。RemoteAgentがインストールされている リモートデスクトップ/ターミナルサーバ,VDI,IVEXダブルブラウザLinuxのRemoteAgent、及びSecureGateway、 AccessPad(ダブルブラウザ連携キット含む)もバージョンアップしてください。

6.1.4. その他のコンポーネントのバージョンアップ

RemoteAgentのバージョンアップ

お願い

事前バックアップをお願いします

バージョンアップ事前準備として、以下の実施をお奨め致します。

  • RemoteHostAgentインストール端末上の下記パスにある「EricomConnect」フォルダ

    ※フォルダのバックアップは、全Connectサーバのものを取得します。

    C:¥ProgramData¥EricomConnect
    

    このフォルダは隠しファイル属性になっていますので、表示する場合はエクスプローラで[表示]メニューで[隠しファイル]をチェックしてください。

Tips

RemoteAgent Type2 を利用する場合は、 「APPENDIX」- 「RemoteAgent Type2インストール手順」 を参照してください。

  1. RDSサーバへ管理者ユーザでデスクトップログオンします。
  1. コントロールパネルの「プログラムと機能」の画面から、「Ericom Connect Remote Host」をアンインストールします。
  1. 新バージョンのRemoteHostAgentのインストーラを任意のパスにコピーし、インストーラを実行します。
  1. ウィザード画面に従いNextで進め、インストールを実施します。
  1. [Ericom Connect Remote Agent Configuration]が起動しますので、以下の補足事項に沿って表示されている画面に入力されている値に間違いがないことを確認の上、[Connect To Grid]をクリックしてください。
    ※途中Connectの管理者アカウントの入力画面が表示されますので、入力の上「OK」をクリックします。

参考

  • Grid Name…Name…Connectサーバの[Ericom Connect Configuration Tool]で確認できます。
  • My hostname or IP…このサーバの「IPアドレス」を入力してください (ホスト名ではなく、IPアドレス入力をお願い致します。)
  • Lookup Service Hosts…Ericom Connectで[Upgrade/Redeploy]もしくは [Join existing grid]した時に設定した値と一致するよう記入してください。
  • ※ 9.x以降では、[My Hostname or IP]及び[Lookup Service Hosts]には、ホスト名ではなくIPアドレスを設定することが推奨されています。また、9.2以降では、IPアドレス以外を設定して進めた場合、警告が表示されます。
    (9.x以降では、複数のConnectサーバが存在する場合、[Lokup Service Hosts]には下記[注意]の通りカンマで区切ってConnectサーバアドレスを記入してください。8.xでは、ConnectサーバとRemoteAgent Type1サーバを同一セグメント内に構築する限りにおいては、空欄でも問題ありません。)
  1. エラーメッセージなく「*** Completed ***」と出ましたらグリッド参加成功です。
    もしグリッドが見つからない等のエラーが出る場合は、下記手順を実施後、Ericom ConnectのWeb管理コンソールでサーバが登録されているかご確認ください。

グリッド参加に失敗する場合

  • 下記にあるSettings.xmlのバックアップコピーを取得しておきます。
C:¥Program Files¥Ericom Software¥Ericom Connect Data Grid¥NET v4.0¥Config
  • Settings.xmlをエディタで開き、下記部分に適切な値を入力して保存します。
<XapNet.HostName><このサーバのIPアドレス></XapNet.HostName>
       <XapNet.Multicast.Enabled><TrueまたはFalse></XapNet.Multicast.Enabled>
       <XapNet.Groups><グリッド名></XapNet.Groups>
       <XapNet.Locators><上記がTrueの場合は空欄、Falseの場合は後述通り指定>
</XapNet.Locators>
       <XapNet.Zones></XapNet.Zones>

参考

<XapNet.Multicast.Enabled>がFalseの場合の<XapNet.Locators>の設定例:)

以下のようにLookup Service Hostsの値を入れます。

<XapNet.Locators>172.16.1.1:4174,172.16.2.2:4174</XapNet.Locators>
  • Windowsサービス画面から、「Ericom Connect Remote Agent Service」サービスを再起動してください。
  • Web管理コンソール上で、[サービス]の画面で「Remote Agentサービス」一覧にこのRDSサーバの情報があり、ステータスが「実行中」となっていることを確認してください。

SecureGatewayのバージョンアップ

  • 既存の SecureGateway サーバにて作業を行います。
  • SecureGateway が Connectサーバと別のサーバに導入されている場合の手順です。
  • Connectサーバと同居している場合はConnectサーババージョンアップ時に同時にバージョンアップされます。

お願い

事前バックアップをお願いします

バージョンアップ事前準備として、以下の実施をお奨め致します。

  • RemoteHostAgentインストール端末上の下記パスにある「EricomConnect」フォルダ

    ※フォルダのバックアップは、全Connectサーバのものを取得します。

    C:¥ProgramData¥EricomConnect
    

    このフォルダは隠しファイル属性になっていますので、表示する場合はエクスプローラで[表示]メニューで[隠しファイル]をチェックしてください。

  1. SecureGatewayサーバへ管理者ユーザでデスクトップログオンします。
  1. コントロールパネルの「プログラムと機能」の画面から、「Ericom Connect」をアンインストールします。
    ※ [Preserve existing ~]にチェックが入っていることを確認してください。
  1. Ericom Connectのインストーラを任意のパスにコピーし、インストーラを実行します。
    .Net 4.6.2以上が必要です。必要に応じてインストールしてください。
  1. ウィザード画面に従いNextで進め、Setup Typeは「Custom」を選択します。
  1. 「Ericom Connect Secure Gateway」 以外 のチェックを外し、[Install]をクリックします。
  1. [Ericom Connect Configuration Tool]が起動しますので、以下の補足事項に沿って表示されている画面に入力されている値に間違いがないことを確認の上、[Join existing grid]をクリックしてください。
    ※ 途中、Connectの管理者アカウントの入力画面が表示されますので、入力の上「OK」をクリックします。

参考

  • Grid Name…Name…Connectサーバの[Ericom Connect Configuration Tool]で確認できます。
  • My hostname or IP…このサーバの「IPアドレス」を入力してください (ホスト名ではなく、IPアドレス入力をお願い致します。)
  • Lookup Service Hosts…Ericom Connectで[Upgrade/Redeploy]もしくは [Join existing grid]した時に設定した値と一致するよう記入してください。
  • ※ 9.x以降では、[My Hostname or IP]及び[Lookup Service Hosts]には、ホスト名ではなくIPアドレスを設定することが推奨されています。また、9.2以降では、IPアドレス以外を設定して進めた場合、警告が表示されます。
    (9.x以降では、複数のConnectサーバが存在する場合、[Lokup Service Hosts]には下記[注意]の通りカンマで区切ってConnectサーバアドレスを記入してください。8.xでは、ConnectサーバとESGサーバを同一セグメント内に構築する限りにおいては、空欄でも問題ありません。)
  1. エラーメッセージなく「*** Completed ***」と出ましたらグリッド参加成功です。
    もしグリッドが見つからない等のエラーが出る場合は、下記手順を実施後、Ericom ConnectのWeb管理コンソールでサーバが登録されているかご確認ください。

グリッド参加に失敗する場合

  • 下記にあるSettings.xmlのバックアップコピーを取得しておきます。
C:¥Program Files¥Ericom Software¥Ericom Connect Data Grid¥NET v4.0¥Config
  • Settings.xmlをエディタで開き、下記部分に適切な値を入力して保存します。
<XapNet.HostName><このサーバのIPアドレス></XapNet.HostName>
       <XapNet.Multicast.Enabled><TrueまたはFalse></XapNet.Multicast.Enabled>
       <XapNet.Groups><グリッド名></XapNet.Groups>
       <XapNet.Locators><上記がTrueの場合は空欄、Falseの場合は後述通り指定>
</XapNet.Locators>
       <XapNet.Zones></XapNet.Zones>

参考

<XapNet.Multicast.Enabled>がFalseの場合の<XapNet.Locators>の設定例:)

以下のようにLookup Service Hostsの値を入れます。

<XapNet.Locators>172.16.1.1:4174,172.16.2.2:4174</XapNet.Locators>
  • Windowsサービス画面から、「Ericom Connect Secure Gateway」サービスを再起動してください。
  • Web管理コンソール上で、[サービス]の画面で「ESGサービス」一覧にこのRDSサーバの情報があり、ステータスが「実行中」となっていることを確認してください。

AccessPadのバージョンアップ

  • クライアント端末にて作業を行います。

  • 上書きインストールが可能です。

    AccessPadは以下の手順でバージョンアップしてください。

    ■クライアント端末上のAccessPadバージョンアップ

    ※ 上書きインストール可能です。

  1. 「EricomAccessPadClient.msi」または「EricomAccessPadClient64.msi」をインストール対象のクライアント端末へ配布してください。
    ※ クライアント端末が32bitOSの場合は前者を、64bitOSの場合は後者のmsiを配布してください。
  1. 各エンドユーザ様のクライアント端末上で、配布したmsiを実行してください。
  1. インストーラが起動します。基本的にそのままNextで進めていただいて問題ありませんが、途中でAccessPadインストール先と下記のチェックを入れる箇所が表示されます。

    - Use local Windows credentials to single sign-on(SSO) to Ericom AccessPad Client
    → こちらはAccessPadをSSOするかどうかのチェックとなります。現状、SSOしていなければチェック無しで進めてください。SSOしている場合は、チェックを入れて進めてください。
    - Register the Ericom URI on this machine
    → こちらはURIから公開アプリを起動したい場合にチェックを入れる必要がありますが、特に利用していない場合はチェック無しで進めてください。

    インストール先は任意で問題ございません。
  1. 正常にインストールが完了すれば、作業完了となります。