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現在発生しているEricom Shield Cloud経由で特定サイトにアクセスできない事象について

障害内容

  • 現在Ericom Shield Cloud経由で特定サイトにアクセスできない事象が発生しています。

発生日時

  • 2024年5月末頃から7月末頃まで

対象製品

  • Ericom Shield Cloud

状況

  • 本事象の発生条件
    特定のContent Delivery Network(CDN)を利用しているWebサイトについて、東京POPのアウトバウンドIP(168.138.220.30)から接続すると閲覧エラーとなります。

    ※大阪POPや韓国POPなど他拠点を利用している場合には閲覧エラーは発生しておりません。

  • 想定される原因

    本事象はShield Cloud上ではなく、外部要因により発生しているという情報をCDNベンダーより得ております。
    Shield Cloudが稼働しているクラウドサービス(OCI)とCDNベンダーの間にある外部サービスが通信を止めていた可能性があります。
    CDNベンダーによって、問題が発生していた外部サービスへの通信を迂回する対応を行うことにより本事象は解消している状況となります。

本事象に対する回避策

上記の通り、現時点では本事象は解消しておりますが万が一再発する場合は下記回避策のご検討をお願いいたします。

パターン1:対象サイトについてShield Cloudを非経由でアクセスさせる通信経路とする。
パターン2:対象サイトについて大阪POP指定のFQDN経由でアクセスさせる通信経路とする。
パターン3:Shield Cloudへの接続先プロキシ(3128)を大阪POP指定のFQDNに変更する。
大阪POP指定のFQDNは以下となります。
「prod-proxy-oke-ap-osaka-1.ericomcloud.net 3128」

パターン3を実施いただく場合には、「shield-proxy.ericomcloud.net 3128」にてShield Cloudに接続いただいているところを「prod-proxy-oke-ap-osaka-1.ericomcloud.net 3128」と指定することで、Shield Cloudの大阪POP指定で接続する経路に変更いただく方法となります。

※ 大阪POP指定のFQDNで接続とした場合で、大阪POPにて障害が発生した際でも、他POPへのフェールオーバ動作は機能します。
※ 大阪POP指定の場合のフェールオーバ順序は以下の通りとなります。
  大阪⇒東京⇒韓国⇒シンガポール⇒オーストラリア

万が一今後同様の事象が発生した場合には、アシストサポートセンターまでお問い合わせくださいますようお願いいたします。

本事象に対する今後の対応について

弊社としては、今後もShieldCloudが利用しているクラウドサービス基盤(OCI)に関連した問題が発生する可能性を考慮し他のクラウドサービス基盤との併用や、他のクラウドサービス基盤への切替などのサービス品質の安定に向けた改善についてCradlepoint社と議論して参ります。