2. システム要件¶
2.1. Ericom Shield¶
2.1.1. サーバ要件¶
注意
Hyper-VとUbuntu 18.04もしくは20.04とShield 22.08の組み合わせで運用する場合、ブラウザサーバーにおいてOSから見えないメモリの量が時間経過とともに増えることが確認されており、最終的には、メモリ不足となり障害に繋がります。本件は、Ericom Shieldの不具合ではありません。
Hyper-Vをご使用しているお客様が22.08以降へバージョンアップする場合にはご注意ください。本事象はハイパーバイザがHyper-Vでは発生しますが、ESXiに変更することで発生しないためHyper-Vが必須以外の場合には、Shield導入OSのハイパーバイザとしてはVMware ESXiを利用することをお勧めします。
注意
23.05.4922-8では22.08と比較して、関連コンポーネント等のリソース増加に伴いBrowser サーバ のCPU、メモリ要件が大幅に増加しています。
バージョンアップを検討いただく際には、改めてサイジングを見直していただき必要に応じてリソースの増強などをご検討ください。
PoC用最低要件¶
(最大30セッション同時利用時を想定)
Cluster Management 兼 System Component サーバ 1台 |
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Browser サーバ 1台 | |||||||||
Votiro 1台 |
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▼最大100セッション同時利用時 参考要件 (非冗長化 構成)¶
Cluster Management 兼 System Component サーバ 1台 |
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Browser サーバ 1台 | |||||||||
Votiro 1台 |
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▼最大200セッション同時利用時 参考要件 (冗長化 構成)¶
Cluster Management 兼 System Component サーバ 3台 |
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Browser サーバ 3台 | |||||||||
Votiro 2台 |
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▼最大500セッション同時利用時 参考要件 (冗長化 構成)¶
Cluster Management 兼 System Component サーバ 3台 |
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Browser サーバ 6台 | |||||||||
Votiro 2台 |
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▼最大700セッション同時利用時 参考要件 (冗長化 構成)¶
Cluster Management サーバ 3台 |
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System Component サーバ 3台 |
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Browser サーバ 8台 | |||||||||
Votiro 2台 |
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▼最大1000セッション同時利用時 参考要件 (冗長化 構成)¶
Cluster Management サーバ 3台 |
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System Component サーバ 3台 |
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Browser サーバ 11台 | |||||||||
Votiro 2台 |
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参考
上記はあくまで参考値となりますので、実際の見積もりや構成については弊社までご相談ください。
注意
Shieldの1システムあたりの総利用ユーザと同時セッションの上限については下記となります。
- 総利用ユーザ数上限:10000名
- 同時セッション数上限:3500セッション(タブ)
注意
VMware上に構築されている場合には、各仮想ホストの以下のVM上のCPU設定を有効としてください。
・「ハードウェアアシストによる仮想化OSに公開」にチェックを入れる。
※ Hyper-Vの場合には、上記設定に準ずる設定をONにしてください。
[1] | (1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10, 11, 12, 13) SSD相当のディスクI/Oを推奨します。100ユーザ同時利用時では、平均700IOPS が必要となります。この値はブラウザコンテナの使用/破棄の頻度や、閲覧するサイトなどにより左右されます。 |
[2] | (1, 2, 3, 4, 5, 6) 高解像度_8Kディスプレイ対応版Browserコンテナは、以下の条件で利用する場合に通常版よりも高解像度での画面転送表示となるオプションとなります。
※ 通常版は、4K(3840x2160)解像度まで対応しています。 |
[3] | (1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10, 11, 12, 13, 14, 15, 16, 17, 18, 19, 20, 21, 22, 23, 24, 25, 26, 27, 28, 29, 30, 31, 32, 33, 34, 35, 36, 37, 38, 39, 40) UbuntuのLTS版においては、Canonical社のExtended Security Maintenanceはサポートされます。HWE Stackは未サポートとなります。 |
[4] | (1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10, 11, 12, 13, 14, 15, 16, 17, 18, 19, 20, 21, 22, 23, 24, 25, 26, 27, 28, 29, 30, 31, 32, 33, 34, 35, 36, 37, 38, 39, 40) UbuntuのLTS版においては、Server版のみサポートされます。デスクトップ版での導入は不可となります。 |
[5] | (1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10, 11, 12, 13, 14, 15, 16, 17, 18, 19, 20, 21, 22, 23, 24, 25, 26) CPUコア数は、同時マルチスレッディング(Simultaneous Multi-Threading)機能を有効とした論理コア数のカウントで用意いただいて問題ありません。また機能を無効として物理コア数のカウントで用意いただいても製品上、特に問題はございません。 |
2.1.2. クライアント要件¶
警告
Microsoft Windows [6] |
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||||
Apple macOS |
|
||||
Apple iOS | 未サポート | ||||
Google Android | 未サポート | ||||
Google ChromeOS | 未サポート | ||||
Linux | 未サポート |
[6] | IMEは MS-IMEでの入力テストを実施しています。 |
[7] | Microsoft社のサポートポリシーに則り、各OSでMicrosoft社がサポート対象とするバージョンのみをサポート |
[8] | WindowsUpdateを実行した 最新版Windowsで稼働する最新版のEdgeのみをサポート。20.01以降でChromium版をサポートしています。 |
[9] | (1, 2) 最新バージョンのみをサポート |
[10] | Windows 10にはWindows 10 IoT Enterpriseは含まれていません。(Windows 10 IoT Enterprise は現状未サポートとなります、要件がある場合弊社までご相談ください) |
[11] | Windows 11は21.01以降でサポート |
警告
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