4.1. Ericom Connect リリースノート

4.1.1. パッケージング

■ Ericom Connect に含まれているコンポーネントのバージョン
(パッケージ番号:c_9400001)
コンポーネント モジュール名 バージョン
Ericom Connect本体インストーラ EricomConnect.exe 9.4.0.55706
SAML&OAuth連携用モジュール EricomSSOServer_x64.msi 9.4.0.55706
RemoteAgent Type1 64bit EricomConnectRemoteHost_x64.exe 9.4.0.55706
RemoteAgent Type2 64bit EricomConnectRemoteAgentT2_x64.exe 9.4.0.55706
RemoteAgent Type2 32bit EricomConnectRemoteAgentT2_x86.exe 9.4.0.55706
RemoteAgent Type2 32bit(Windows Server 2008 32bit版をご利用のお客様向け) EricomConnectRemoteAgentT2_x86_Net35.exe 9.4.0.55706
AccessPad クライアント 64bit EricomAccessPadClient64.msi 9.4.0.55028
AccessPad クライアント 32bit EricomAccessPadClient.msi 9.4.0.55028
EricomRDPクライアント EricomRdpClientInstaller.exe 9.4.0.55028
.NET Framework 4.6.2 NDP462-KB3151800-x86-x64-AllOS-ENU.exe 4.6.2
HP ユニバーサルプリンタドライバ(UPD) 64bit upd-ps-x64-7.0.0.24832.exe 7.0.0.24832
HP ユニバーサルプリンタドライバ(UPD) 32bit upd-ps-x32-7.0.0.24832.exe 7.0.0.24832
Lexmark ユニバーサルプリンタドライバ(UPD) Lexmark_Universal_v2_UD1_Installation_Package_02212020.exe 2.15.0.0
SQLServer 2019 Express SQLServer2019-SSEI-Expr.exe 2019

注意

RemoteAgent Type1 の 32bit版は存在しません。

4.1.2. 新機能および修正点

RemoteAgent Type1 / RemoteAgent Type2 32bit/64bit 9.4.0.55706

【リリース日:2021/1/22】

新機能

  • RemoteAgent 9.4でWindows 10 SAC 20H2をサポート開始しました。

AccessPad 9.4.0.55028

【リリース日:2021/1/22】

新機能

  • AccessPad 9.4でWindows 10 SAC 20H2をサポート開始しました。

【リリース日:2020/11/20】

修正点

  • BlazeやAccessNowで接続している場合に使用される印刷関連モジュールが更新されました。これに伴い、印刷物のファイル名が旧バージョンと異なる場合があります。
  • AccessPadを利用した接続において、接続先サーバのCPU数が多い場合にEricom経由の接続がフリーズすることがある問題が修正されました。この問題は、接続先サーバ側のCPUの並列処理がうまく制御できずに稀に発生することがあります。
  • SSRF(Server Side Request Forgery)攻撃に対する修正が行われました。
  • AccessPadを利用した接続において、サーバとの接続が終了したあとに稀に再接続処理が継続される場合がある問題が修正されました。
  • UPDを使用した印刷において過去の印刷物が再度印刷されてしまう事がある問題が修正されています。

Ericom Connect 9.4.0.55706

【リリース日:2020/11/20】

新機能

  • OktaにおけるConnectとのSAML連携をサポートします。
  • ローカルとリモート間のクリップボードコピーの片方向制御がサポートされました。Blaze及びAccessNow接続のみ使用可能です。
  • Connect管理コンソール(>公開>グループ>詳細>リダイレクト構成のセクションなど)にこの機能に対するパラメータが追加されました。
    • ローカルからリモートへのクリップボードをブロックする(#1)
    • リモートからローカルへのクリップボードをブロックする(#2)

注意

弊社検証で#2の設定を有効(「はい」に設定)にした場合に、リモートセッション上でCtrl+Cによるコピーが正しくできない場合があることを確認しています。問題が発生する場合は、リモート上の文字列のコピーをCtrl+Cではなく右クリックからコピーで実施してください。また、ローカルとリモート間双方向ともクリップボードコピーを無効にする場合は、上記2つのパラメータを両方とも有効(「はい」に設定)するにではなく、「クリップボードリダイレクトの有効化」の設定を無効(「いいえ」に設定)にしてください。

※上記2つの問題については、引き続きEricom社にて調査が行われています。 Blaze接続でこの機能を使用する場合は、ConnectサーバだけでなくAccessPadもバージョン9.4以降を利用する必要があります。

  • 公開アプリケーションや公開デスクトップ接続後、ウォーターマーク(透かし)を表示できる機能が追加されました。

  • Connect管理コンソール( > 公開 > グループ > 詳細 > 高度な技術設定のセクションなど)にこの機能に対するパラメータが追加されました。
    • 透かしを有効にする
    • 透かしの引数を指定する

    設定例)

    serverIP –date –user –custom 写真撮影等はご遠慮下さい。 –transparency 1.0 –styleType 5

    ※「写真撮影等はご遠慮下さい。」の部分に任意の文字列を設定します。
    ※各パラメータの説明は、Connect管理コンソールの本設定の説明をご参照ください。

注意

・ウォーターマークはBlazeのEricomシームレス及び、AccessNow、EricomRDPで正常に動作します。BlazeのMicrosoftシームレスではウォーターマークが正しく表示されませんので、Blaze接続時にはEricomシームレスの利用をご検討ください。
・Blaze接続時のみ、ウォーターマークは公開アプリケーション画面上のみに表示されます。AccessNow及びEricomRDP接続時には、ウォーターマークはデスクトップ全体に表示されます。
・マルチディスプレイを利用している場合、ウォーターマークはメインディスプレイにのみ表示されます。
・任意の文字列を表示(–custom)する場合、表示可能文字列数は約20文字(40Byte)となります。

  • RemoteAgentレスホストを追加するために使用する configure-mycomputers.ps1 の機能が拡張されました。既に登録済みのホストのIPアドレスが変わった場合、再度 configure-mycomputers.ps1 を実行することでIPアドレスが更新されます。

    例)RemoteAgentレスホストがDHCPなどからIPアドレスを取得しており、RemoteAgentレスホストのIPアドレスが変わる場合には再度 configure-mycomputers.ps1 を実行することで変更後のIPアドレスに更新されます。

修正点

  • WPF(Windows Presentation Foundation)をAccessNowで起動後、一度ブラウザを閉じて切断セッションとし、再度その切断セッションに再接続すると余分なウィンドウが表示される問題が修正されました。
  • AccessNowセッション内で、単独のCtrlキーが使用できない問題がありましたが改修されました。
  • Ubuntu 16.04のFireFoxからAccessNow接続した後、記号パイプ(|)が入力できない問題が改修されました。
  • Windows10 SAC 2004において、EricomのSAML&OAuth連携用モジュールを利用したSSOが失敗する問題が改修されました。

AccessToGo/Ericom Connect Mobile Client 9.2.1.47967(iOS、iPadOS版)

【リリース日:2020/11/20】
  • AccessToGo/Ericom Connect Mobile Client 9.2.1で、iOS 14.xおよびiPadOS14.xをサポートします。

4.1.3. 制限事項および既知の不具合

注意

9.3からサポートされるRemoteAgentレス機能に関する制限事項は、APPENDIX「9.6. RemoteAgentレスのご利用」に記載してありますのでそちらをご参照ください。

注意

AccessServer 9.4をご利用いただくにあたり、9.4環境を構築後にいくつかの設定変更が必要となります。APPENDIXに「 9.5 9.2 ご利用時の注意点 」としてまとめておりますので、必ずご確認の上必要な設定変更を実施してください。

Connectサーバ

管理サーバ

  • テナント名を100バイト以上に設定すると「回復不能エラー」が発生し、サービス自動再起動が発生するため、テナント名は100バイト以下に設定してください。
  • レポート出力する場合に、レポートが5000行以上だとエラーが発生するためレポートの最大出力行数は5000行以下で抑えてください。
  • 回復不能なエラーを検知した場合、Gridが自動再起動するようになりました。自動再起動の機能は無効にすることはできません。
    → 回避策として、エラー検知から再起動までの時間を延ばすことで事実上無効化することが可能です。
  • Read Only Domain Controller(RODC) の使用はサポートされておりません
  • RemoteAgent 9.0 Type1以降のバージョンから、Connectサーバ 8.0/8.1/8.2/8.5への接続は未サポートです。RemoteAgent 9.0 Type1以降のバージョンを利用する場合は、Connectサーバも9.0以降をご利用ください。
  • RemoteAgent 9.0 Type2以降を利用する場合は、Connectサーバは8.5以降である必要があります。
  • Connectサーバが複数台構成の環境でmirror-serviceを保持している方のノードが停止した場合、残存ノード側でmirror-serviceが再作成されますが、再作成が完了するまでの間、数分間はConnectに対する新規接続が不能になります。これは仕様となります。
  • オンプレミス環境にConnectサーバを構築し、Azure Active Directory Domain Services(AD DS)をドメインとする構成はサポートされません。
  • Ericom ConnectとV-FRONTを連携している場合にログインユーザのパスワード期限切れが発生していると、Ericom Connect側で当該ユーザのパスワード変更はでないためログインができなくなります。Ericom Connect以外の方法で当該ユーザのパスワードをリセット(変更)いただく必要がございます。
  • EricomRDPを使用した場合、セッションシェアリングが利用できません。
  • RemoteAgent Type1 32bitは今後Ericom社からリリースされません。(Type2は引き続きリリースされます。)引き続きRemoteAgent Type1 32bitを利用する場合は、旧バージョンの該当モジュールをご利用ください。
  • Azure Application Gateway のサポートは、AccessPortal/AccessNow(Web ベース)インターフェイスでのみ利用できます。
  • SCVMM 2016と連携しているシステムグループにおいて、シャットダウン状態のVDIに対する動的非永続割り当てが機能しません。
  • ScrewDriversを利用している場合、Blaze接続(Microsoftシームレス、Ericomシームレス)を行うとScrewDriversによるプリンタリダイレクトに失敗することがあります。回避策として、EricomRDPをご利用ください。

AccessPortal(AccessNow)

入力関係

  • [Windows]キーとのコンビネーションキー(例:[Windows]+[E]でエクスプローラが開くなど)は利用できません。
  • コンビネーションキー[Sift]+[ひらがな/ローマ字/カタカナ]が効きません(何も起きない)。
  • Firefoxでかな入力で[ろ]を入力すると[ー]が入力されます。
    → Shiftキーを押しながら、[ろ]を入力すると[ろ]が入力可能です。
  • IE11において、[Alt}+[Ctrl]+[Break]が有効になりません。
  • IE11において、[Alt]+[Home]を押下すると、ローカル側の「ページを移動しますか」ダイアログも表示されます。
  • 英語キーボードで既に入力して改行した上部文字列にカーソルを移動するとバックスペースが使えず文字を削除できないケースがあります。(日本語キーボードは正常)
  • macOS において [F12],[F13],[F14]キーが有効でありません。
  • macOSのGoogle Chrome使用時に、[英数]/[かな]キーが効きません。(Safariでは可能です)
  • macOSにおいてに[Command]キーとのコンビネーションキーは使用できません。(例:[Command]+[C]でコピーなど)
  • macOSにおいてにテンキーで[,]入力すると、かな入力の場合は[ね]が入力されます。ローマ字入力の場合は[、]が入力されます。
  • macOSにおいて半角英数入力時に「\(バックスラッシュ)」を打つと「_」が入力されますが、macOS上のローカルでも同様に入力されるためEricom側の不具合ではありません。
  • macOSにおいてローマ字入力時に[n]を入力すると Macローカルでは[ん]と入力されるが AccessNow(AccessPortal) では[n]と入力されます。
  • iOSおよびAndroidにおいて、AccessNowでのBluetoothキーボードの利用はサポートされていません。
  • iOSおよびAndroidにおいて3本指のジェスチャー(左右矢印キー)が正常に使用できないケースがあります。
  • Androidのソフトウェアキーボードの矢印キーが効きません。
  • ChromeOSにおいてかな入力はサポートされません。
  • ChromeOSにおいて[Ctrl]+[^](ズームイン)が利用できません。
    → 代替策として[Ctrl]+[+]が利用可能です
  • ChromeOSにおいて[Ctrl]+[0](ズームリセット)が利用できません。
    → 代替策はありません
  • ChromeOSにおいて[Ctrl]+[-](ズームアウト)が利用できません。
    → 代替策はありません
  • Windows10 Edge(Chromium版ではないもの)からAccessNow接続後、日本語が正しく入力できない場合があります。Chromium版Edgeでは問題ありません。Edge(Chromium版ではないもの)以外のブラウザをご利用ください。

リダイレクト・印刷関係

  • ダイレクトプリントはIE11でのみ機能します。それ以外では、PDFか印刷プレビューが表示されます。
  • Windows8.1の場合、Firefoxで印刷がうまくいかないケースがあります。
  • プリンタ名に特殊文字を利用している場合はAccessNowプリンタが利用できない場合があります。
  • アップロードする際にファイル名を変更すると拡張子がつかない場合があります。
    → アップロード時にファイル名を変更したい場合は、拡張子まで必ず入力ください。
  • IE11及びSafariにおいて、リモートの音声をローカルで再生することができません。
  • IE11において、[Ctrl]+[P]を押下すると、ローカル側の印刷ダイアログも表示されます。
  • Microsoft Edgeにおいて音声再生の品質が悪い場合があります。
  • ご利用のChromeのバージョンによっては、AccessNow画面の表示が崩れる事象が報告されています。本事象はChromeの「ハードウェア アクセラレーションが使用可能な場合は使用する」を無効とすることで改善されることがありますので、同設定の変更をご検討ください。
  • AccessNow接続中のファイル転送設定を無効にしている場合でも、Chromeブラウザ等からのファイルのドラッグアンドドロップではファイル転送できてしまう場合があります。回避策として、APPENDX「ファイル転送設定の補足」の手順を実施してください。
  • Chromeと新Edge(Chromium版)において、ダイレクトプリント設定がtrueの場合、印刷時に画面左上に印刷プレビュー画面が表示される事象が確認されています。この事象についてはEricom社調査中となります。当面、下記いずれかの方法で事象回避をご検討ください。
    • ダイレクトプリント設定をfalseとする
    • ダイレクトプリント設定はtrueのまま、config.jsの「printToNewTab」の設定を「true」とする
  • AccessNow印刷は基本的に印刷物を別タブで開く動作となりますので、ブラウザのポップアップをブロックする設定は無効としてください。ポップアップをブロックする設定が有効である場合、別タブで印刷物を正しく表示できずに印刷に失敗することがあります。
  • AccessServerサービス再起動後、初めてAccessNow接続したユーザーが印刷を実行した時、その接続が切断および再接続され印刷処理が実行されない事象が発生します。この問題は現在Ericom社にて調査中となります。発生したユーザーにおいては、再接続後に再度印刷を実行することで印刷が可能です。また、この事象はAccessServerサービス再起動後、2人目以降がAccessNow接続したユーザーでは発生しないため、AccessServerサービスの再起動後に任意のユーザーで一度AccessNow接続を行うなど、必要に応じて回避策をご検討ください。
  • AccessNow印刷においては、基本的にA4サイズのみサポートとなります。A4サイズ以外でも印刷できますが、印字位置がずれるなどの問題に対する製品側の修正は行なえません。
  • IE11や(Chromium版ではない)EdgeからAccessNow接続して印刷を行う場合、印刷対象がIE11上でPDF化されますが、印刷ボタンが機能しなかったり、「Adobe PDF 文書」のエラーが表示されることがあります。これはWindowsOS側の問題の可能性が高く、Ericom製品を使用せずとも発生する場合があります。この問題は、IE11のアドオンとして登録されている「Adobe PDF Reader」を無効化すること回避可能です。当該アドオンを無効化することで、印刷対象のPDFがIE11上ではなく、ローカルにインストールされているAdobe PDF Reader上で開かれますので、ローカルのAdobe PDF Reader上で印刷を実施してください。
  • Blaze接続やAccessNow接続において、HP汎用ドライバを利用しており印刷が遅い場合は、Lexmarkのご利用をご検討ください。
    ※ Lexmarkは、Ericom製品バージョン8.5以降で利用可能です。

その他

  • 端末のコンピュータ名が日本語(ダブルバイト)になっている場合、AccessPad等による接続時に下記エラーが発生するため、PC名はシングルバイトで設定ください。

    Unable to connect to sca.sumple.com Ericom Secure Gateway error (4) WebSocket negotiation with host failed.

  • AccessNow接続において、右クリックメニューからコピー&ペーストが効かない場合があります。この動作については、現在Ericom社へエスカレーション中です。事象が発生する場合は、Ctrl+C/Vをご利用ください。

  • アプリケーションを閉じても接続先サーバ上から当該ユーザのセッションが切断で残る場合は、Windows側のタイムアウトのポリシーなどを利用し、切断セッションのログオフをご検討ください。

  • 下記条件でEricom製品をご利用の場合、Windows Server 2019以降へのリモート接続時に下記エラーメッセージが表示され、1時間でセッションのタイムアウトが発生いたします。こちらはMicrosoft社製品側の仕様動作となります。

    【エラーメッセージ】
    リモートデスクトップライセンスの問題
    リモートデスクトップライセンスに問題があるため、このセッションは60分後に切断されます。
    システム管理者に問い合わせて、この問題を修正してください。

    【発生条件】
    1. Windows Server 2019以降で、ワークグループとして構成している環境へのリモート接続であること。
    2. RDS CALを接続ユーザタイプで構成していること。
    【対処方法】

    Ericom製品側でこの事象を回避することはできません。下記いずれかの対処方法をご検討ください。

    1. RDS CALのタイプ変更

      RDS CALを接続デバイスタイプへ変更することでこの事象を回避することは可能です。 ただし、AccessNow接続においては、接続デバイスタイプは非推奨となっておりますので、この点ご留意ください。

      参考情報:AccessNow で TS/RDS CAL (接続デバイス数) を使用する際の注意点

    2. サーバーのドメイン参加

      接続先RDSサーバーをドメイン参加させ、ドメインユーザーとして接続させることにより、この問題を回避可能です。

  • AccessPortal経由でEricomRDPを起動する場合、接続元PCのプロキシを利用するような接続はできません。プロキシを利用する必要がある場合はAccessPadをご利用ください。

  • 9.2で追加されたSecure Blaze File機能が有効な場合、AccessNow接続ができない問題が発生します。この問題を回避するため、Connectサーバの設定を変更してください。変更手順はAPPENDIX「 9.2以降をご利用時の注意点 」に記載しておりますので、必ずご確認ください。
  • AccessPortal経由EricomRDP起動の場合、Watermarkが利用できません。Ericom社対応待ちとなります。
  • Microsft EdgeのIEモードで接続すると下記問題が発生するため、基本的にIEモードでのご利用はサポートされません。
    • Microsft EdgeのIEモードでEricomRDPを使用した場合、左サイドメニューの縦三点リーダーが機能しなくなる場合があります。
    • Microsft EdgeのIEモードでEricomRDPを使用した場合、ある状況下ではすべてのメニューが動作しなくなり、アプリケーションを起動することができなくなる場合があります。

AccessPad(Blaze、EricomRDP)

入力関係

  • [英数]キーが効きません。
  • Ubuntu において[ひらかな/ローマ字/カタカナ]キーと[英数]キーが有効になりません。
  • Windows 10で[Ctrl]+[Alt]+[End]のコンビネーションキーが効きません。
    → 代替策としてErciomRDP利用時に上記コンビネーションキーは対応可能です。
  • EricomRDP利用時に、文字入力変換確定後に再変換候補を出力させるために、[変換]キーを押しても、再変換候補が出力されません。
  • Windows10 SAC 2004以降にリリースされたWindows10 SAC端末において、EricomRDP接続で公開アプリケーションを起動後、キーボードの右側にあるShiftが効かない場合があります。回避策として、以下いずれかご検討ください。この問題は引き続きEricom社と調査中です。
    • キーボード左側のShiftを利用する。
    • 接続元のWindows10端末の「以前のバージョンのMicrosoft IMEを使う」設定を有効にする。

リダイレクト・印刷関係

  • プリンタリダイレクトを利用する場合、クライアントは7.6.1以降のバージョンを使用してください。
  • プリンタリダイレクトを[汎用]で利用する場合、クライアントPCにAcrobat Reader DCを導入してください。また、事前にAdobe Reader DCを1度起動し、ライセンス規約に「同意する」ボタンを押下しておく必要があります。
  • EricomRDPでは、DynamicDrivesが機能しません。この問題は、現在Ericom社へエスカレーション中です。
  • プリンタリダイレクトを[汎用]で利用する場合、Ericom Connectのプリンタ構成にて「高度なPDF印刷コマンド」に「-shell」の設定を行って下さい。
  • EricomRDPを利用した場合、タイムゾーンのリダイレクトは常に有効です。無効にすることはできません。
  • AccessPad8.0/8.1/8.2からConnectサーバ9.0以降へのEricomRDP接続時、Ericomのフォルダリダイレクト機能が効きません。最新のAccessPadへバージョンアップをお願いします。
  • 以下3つ全ての条件で利用しているケースでは、公開アプリケーションが起動できない場合があります。
    • 接続元端末側でマルチモニタを使用している
    • Microsoftシームレスモードを使用している
    • 接続先RDSサーバがWindows Server 2019である
回避策として、Connect管理画面の[公開]>[グループ]>(任意のグループ)>[詳細]にある「シームレス・フルスクリーンモード」設定を「はい」にしてください。

  • Blaze接続やAccessNow接続において、HP汎用ドライバを利用しており印刷が遅い場合は、Lexmarkのご利用をご検討ください。
    ※ Lexmarkは、Ericom製品バージョン8.5以降で利用可能です。
  • バージョン9.4以降のAccessPadを利用しリダイレクトされたプリンタへ印刷する環境において、いずれのプリンタを選択してもクライアント側で「通常使うプリンタ」に指定されたプリンタへ印刷出力される現象が複数報告されています。現状、原因調査を継続中ですが明確な原因及び再現条件は特定されておりません。もし本現象が再現した場合、出力したいプリンタを「通常使うプリンタ」に指定した上でログインし直してから印刷して問題を回避する事をご検討下さい。

アプリケーションウインドウ関係

  • フルスクリーンモードの間、セッションが終了すると、最小化機能と最大化機能が機能しなくなる ことがあります。
    →アプリケーションを再起動して、ウィンドウサイズを調整します。
  • Blaze セッションが最小化されると、復元できないことがあります。
    →アプリケーションを終了し、再起動してセッションに再接続します。
  • シームレスなアプリケーションウィンドウをドラッグするとスムーズに機能しないことがあります。 ウィンドウのドラッグ操作が完了するまで黒色の空白領域が表示されます 。
  • Ericom Connect 8.0 でサポートを開始した EricomRDP は Ericom Blaze の単体利用ではサポートされておりません。
  • Windows Server 2008 R2上でAccessPad(Blazeクライアント)を利用した場合、Alt+Tabでウィンドウを切り替えたあと、公開アプリケーションへの最初の文字が欠落する問題があります。
  • Blaze Client for Linux ではフルスクリーンで起動したセッションをリサイズした場合、再びフルスクリーンに戻すことができません。一度セッションを切断し、再接続してください。
  • マルチディスプレイ利用時は、全てのディスプレイの拡大・縮小の倍率は同一でご利用ください。(Windows10の場合、「テキスト、アプリ、その他の項目のサイズを変更する」の設定を複数のディスプレイで同じ設定でご利用ください。)倍率が異なる場合、正しく公開アプリケーションの表示がされない場合があります。
  • Ericomシームレスモードを使用している場合、IMEバーは公開アプリケーションの枠内のみ描画される動作となりました。
  • AccessPadから公開アプリケーションを起動する時、2つ目に起動したアプリケーションがアクティブにならない(背面に隠れる)事象が一部修正されましたが、Blaze接続Microsoftシームレスを利用する場合は発生することがあります。
  • Ericomシームレスモードで公開アプリへBlaze接続した時、公開アプリの周囲に黒枠が付く場合があります。これは仕様動作です。
    →MicrosoftシームレスモードまたはEricomRDP接続をご利用ください。
  • AccessPad8.0/8.1/8.2からConnectサーバ9.1以降へEricomRDP接続する場合は、Connect管理コンソールの「ネイティブクライアントの選択」を「EricomRDP(Win7/2008 R2以上)」に設定してください。「EricomRDP(常に有効)」を設定していると、Blaze接続となります。なお、旧バージョンのAccessPadからEricomRDP接続してサーバにログイン中、接続先サーバのログイン画面が表示されることがあります。この場合は新しいAccessPadをご利用ください。また、公開アプリケーションの起動において、AccessPad 9.5からConnectサーバ8.0など古いバージョンへのEricomRDP接続がエラーとなる場合は、「ネイティブクライアントの選択」を「EricomRDP/シームレス」へ設定してください。
  • Windows 10 IoT上でAccessPadを利用する場合は、EricomRDP接続をご利用ください。Blaze接続は未サポートです。
  • Windows 10 IoT上でAccessPadを利用する場合は、WindowsOSの「タスクバーを隠す」をオフにしてご利用ください。
  • Blaze接続でリモートの全画面プリントスクリーンを取得する場合は、「Ctrl+PrtSC」とする必要があります。
  • AccessPad8.2以下のバージョンからEricom Secure Gateway(ESG)を経由したConnectサーバ9.2以降へのEricomRDP接続ができません。最新のAccessPadへバージョンアップをご検討ください。
  • EricomRDP接続で公開アプリケーションを起動した時、リモート側のIMEは表示されません。
  • EricomRDP接続時、スマートリサイズが機能しないことがあります。
  • 「透かしを有効にする」(ウォーターマーク表示機能)は、Microsoftシームレスの場合正しく動作しないことがあります。Blaze接続で利用する場合は、Ericomシームレスをご利用ください。(EricomRDPやAccessNow接続でも正しく利用可能です。)
  • Windows7クライアント端末からのEricomRDP接続において、「透かしを有効にする」(ウォーターマーク表示機能)を利用した場合、ウォーターマークが他のアプリケーションの上位になります。Windows7クライアント端末でウォーターマーク表示機能をご利用の場合は、EricomシームレスのBlaze接続でのご利用をご検討ください。
  • AccessPad経由で公開アプリが既に実行されている状態でのモニタの接続・取り外しについてはサポートしていないため、公開アプリが想定されない状態(ウィンドウ縮小化、ハングアンプ等)になります。想定と異なる動作となった際の回避策は、一度公開アプリを終了し再度起動するようお願いします。

その他

  • 新しいバージョンのAccessPadから旧バージョンのConnectへ接続して起動した公開アプリケーションを終了した時、RDSサーバ側のセッションが切断で残ることがあります。Windowsポリシーによる切断セッションのログオフをご利用いただくか、新しいConnectサーバへのバージョンアップをご検討ください。
  • 端末のコンピュータ名が日本語(ダブルバイト)になっている場合、AccessPad等による接続時に下記エラーが発生するため、PC名はシングルバイトで設定ください。
    Unable to connect to sca.sumple.com Ericom Secure Gateway error (4) WebSocket negotiation with host failed.

Mobile Client(AccessToGo)

入力関係

  • ソフトウェアキーボードの[undo]と[redo]がボタン効かない場合があります。
  • iOSでBluetoothキーボードを利用する場合、英語配列のみがサポートされます。
  • AndroidにおいてはBluetoothキーボードの利用はサポートされていません。
  • iOSでBluetoothキーボード利用時に「Alt+Tab」のコンビネーションキーでリモートのアプリケーションの切り替えをすると、最後に起動した2つのアプリケーションしか切り替えることができません。
  • iPhoneにてVGA出力コネクターを接続後に、モバイルクライアントを利用開始すると画面の一部しか表示されません。
    → 回避策として、モバイルクライアントを起動後にVGA出力コネクターをiPhoneに接続してください。
  • リモートのWindows8.1もしくはWindows10のIMEで自動変換候補が表示されている時に、表示されている候補を選択して確定すると確定文字の後ろに入力した文字が追加されます。
  • iOS10以降とiPadOSにおいて、BluetoothキーボードやSmart Keyboardを利用した場合に、iOS側の変換候補が表示されません。
    → モバイルクライアント利用時の文字入力には、iOSのIMEを利用せず、リモートのWindows 側のIMEを利用してください。
  • BluetoothキーボードやSmart Keyboardを利用している場合、「英数」「かな」入力の切り替えはキーボード上のキーではなく、「Control+Space」等のショートカットキーをご利用ください。JIS配列のキーボードの「英数」「かな」キーでは正しく切り替えができません。
  • バックスラッシュが利用可能なシステムでは、円記号ではなくバックスラッシュをご利用ください。円記号は利用できない場合があります。

リダイレクト・印刷関係

  • iOSやAndroidではローカルドライブのリダイレクトはできません。

アプリケーションウインドウ関係

  • iOSやAndroidではアプリ公開の設定時はEXEファイルの指定のみが可能です。(バッチファイル、URL、ドキュメントは使用できません。)

AccessServerとの互換性

  • AccessToGoおよびEricom Blaze Mobile Client 7.6.1とAccess Server 3.2を組合わせて利用する 場合に、Access Server が異常終了する場合があります。その場合は、Access Server 3.4以上にバージョンアップしてご利用ください。
  • AccessToGo 9.2.0からAccess Server 7.3以下のバージョンに接続するとアプリを起動するとセッションの切断と再接続が繰りかえされ、アプリが利用できない事象が発生します。
    → 以下いずれかの回避策で対応をお願いします。
    • アプリプロパティを変更し Blaze利用をOffにする
    • Access Serverのバージョンを 7.3以上にバージョンアップする

その他

  • Andoroid/iOSともに、端末のサイズが5.5インチ未満の場合とメモリが320MBの場合、以下のメッセージが出力されます。

    「警告:デバイスのRAMが320MB未満ではアプリケーション予期せず終了したり遅くなる場合があります」

  • iOSおよびiPadOS 16.xにおいて、AccessToGoなどEricomのモバイルアプリを利用する場合、下記事象が発生します。
    <事象>
    • デバイスが横向きの場合、Ericomモバイルアプリの表示画面が最適化されない。(画面右側が黒塗り状態となる。)
    • Ericomモバイルアプリからリモートサーバへ接続し、アプリのメニューが表示されている状態において、デバイスの向きを変更すると一部のメニューが表示されない。

    これらの問題についてはEricom社へ確認中となります。回避策として、以下ご検討ください。

    <回避策>
    • iOS、iPadOS 15.xのままご利用いただく。
    • デバイスを常時縦向きのままご利用いただく。(常時縦向きでのご利用であれば、上記事象は発生しないことを確認しております。)