9.12. URLリダイレクト機能のご利用

9.12.1. URLリダイレクト機能の事前設定

本資料では、リモート環境上のアプリケーション(テキストエディタ、メールクライアント等)でクリックしたWebリンクを、手元の端末(ローカルPC)の既定ブラウザで開くための「URLリダイレクト機能」の事前準備について説明します。 提供されるセットアップ用スクリプト(RegisterPtTSAgentAsDefaultBrowser.ps1)をリモート環境で実行することで、システム全体にURL転送のための設定が適用されます。

9.12.2. スクリプトの実行環境と前提条件

  • 実行対象の環境:
    リモート環境(RDSH等のターミナルサーバー、またはVDI)
  • 実行ユーザー:
    ローカル管理者(Local Administrator)権限を持つユーザー
  • 必要なソフトウェアバージョン:
    この機能を利用するには、AccessPad、Connectサーバ、RemoteAgentサーバのすべてがバージョン 11.1.1以上 である必要があります。
  • Connect管理コンソールの設定:
    Connect管理コンソールの「公開」>「リソース」または「グループ」の「詳細」タブにある「EricomRDPでのURLリダイレクト」設定を「はい」(有効)にしてください。

お願い

スクリプト実行後、設定したポリシーをシステム全体および各ユーザーに確実に反映させるため、必ずOSの再起動を実施してください。 再起動後の初回ログオン時から設定が有効になります。

スクリプトによるシステム変更内容

スクリプトを実行すると、OSレベルでURLの起動要求を横取りし、ローカルPCへ転送するためのエージェント(PtTSAgent.exe)が既定のブラウザとしてシステムに登録されます。具体的には以下の処理が行われます。

  • StartMenuInternet へのブラウザ登録
  • HKCR (HKEY_CLASSES_ROOT) への ProgId 登録
  • 関連付け用XMLファイルの作成
    システム共通フォルダに C:ProgramDataPtTSAgent-DefaultAppAssociations.xml を新規作成します。このファイルには、http / https のURLや .html ファイルを開く際の既定アプリを PtTSAgent.exeに指定するルールが記載されています。
  • 既定のアプリの強制ポリシー(GPO)設定
    レジストリ(HKLMSOFTWAREPoliciesMicrosoftWindowsSystemDefaultAssociationsConfiguration)に上記XMLファイルのパスを設定します。これにより、本サーバーにログオンするすべてのユーザーに対して、既定ブラウザの設定が強制的に適用されます。
  • イベントログへの実行結果の記録
    スクリプトの実行状況やエラー内容は、Windowsイベントビューアーの「アプリケーションログ」(ソース: WSH)に記録されます。トラブルシューティングの際にご参照ください。

スクリプトの実行手順

スクリプトはこちらからダウンロードしてください。

  1. リモート環境(サーバーまたはVDI)に、管理者権限を持つユーザーでログオンします。
  1. 上記からダウンロードしたスクリプトファイル RegisterPtTSAgentAsDefaultBrowser.ps1 を、リモート環境(サーバーまたはVDI)の任意の場所に配置します。
  1. ファイルを右クリックし、「PowerShell で実行」 を選択します。
  1. 青い画面(PowerShellコンソール)が起動し、処理が進みます。
  1. 画面に [4/4] 「Script finished. A reboot is strongly recommended.」の完了メッセージが表示されたら、画面を閉じます。
  1. 設定を反映させるため、Windows OSを再起動します。

【参考】設定の解除方法(もとに戻す場合)

URLリダイレクト機能を無効化し、適用した設定を元の状態に戻す場合は、以下の解除用スクリプトをダウンロードし、実行してください。「[OK] Unregistration complete. Please restart the PC.」というメッセージが出れば完了です。

スクリプトはこちらからダウンロードしてください。

このスクリプトを実行することによって、下記の変更が行われます。

  • レジストリからの登録削除
    設定時に追加されたブラウザ登録情報を削除します。
  • XMLファイルの削除
    適用時に作成された PtTSAgent-DefaultAppAssociations.xml ファイルを削除します。
  • 強制ポリシーの解除
    デバイス全体の強制ポリシーを削除します。解除後、ユーザーは自由に既定のブラウザを変更できるようになります。

お願い

解除後、既定のブラウザは未設定の状態となりますので、必要に応じて規定のブラウザを設定し直しをお願いいたします。