4.1.9. HTTPS モード

WebSocket がサポートされていない環境では、Ericom AccessNow はすべての通信が HTTPS 経由のみとなる HTTPS モードで実行することが可能です。 HTTPS モードは、 WebSocket が利用できない場合に使用されます。 WebSocket はより良いパフォーマンスを提供するため、可能な場合は WebSocket が使用されます。 Microsoft Internet Explorer 9 または HTTPS トラフィックのみをプロキシするゲートウェイを使用する場合、 HTTPS モードが必要です。

この機能を有効にするには、Ericom Secure Gateway が必要です。 AccessNow の web ページは Secure Gateway にビルトインされている web サーバを使用して提供することが必須です(ファイルは Webserver/AccessNow フォルダ内に保存されています)。HTTPS をサポートするために AccessNow を有効とするには、以下を実行します:

1). Access Server を任意の RDP ホストにインストールします。

2). Ericom Secure Gateway (RDP ホストや Access Server である必要はありません)をインストールします。 対象とするエンドユーザ・グループがアクセス可能なサーバに Ericom Secure Gateway をインストールする必要があります。

3). HTTPS を使用して Access Server に接続するには、Secure Gateway の AccessNow URL を入力します。(Secure Gateway には AccessNow の Web コンポーネントが含まれています)
https://<securegatewayaddress>/accessnow/start.html

4). 対象とする Access Server へのパラメータを start.html ページに入力する。

5). 接続時に、HTTPS モードがアクティブとなっている場合には、ブラウザのタブのアドレスに「-」の記号が接頭辞として追加されます。

../_images/eanhttpsmode01.jpg

注意

HTTPS モードでは、 Canvas をサポートしているブラウザが必要です。 Microsoft Internet Explorer 8
(またはそれ以前)などの古いブラウザは、サポートされていません。

HTTPS モードを強制する

AccessNow のすべての接続で HTTPS モードの使用を強制することが可能です。 HTTPS モードを強制するには、 config.js ファイで次のように設定します:

onlyHTTPS: true,

デフォルトの config.js ファイルでは、このラインはコメント・アウトされています。コメント記号「//」を削除しファイルを保存すると、今後のすべての AccessNow の接続でこの設定が使用されます (エンドユーザのブラウザ・キャッシュのクリアが必要な場合があります)。

注意

Websocket が利用できる可能性がない環境では、HTTPS を強制することで接続プロセスが高速化します。
これは、AccessNow が Websocket を使用した接続を試行して試行が失敗するまで待機する必要がなくなるからです。