3.1. Ericom Blaze リリースノート¶
3.1.1. パッケージング¶
■ Ericom Blaze に含まれているコンポーネントのバージョン
(パッケージ番号:b_10100001)
コンポーネント | モジュール名 | バージョン |
---|---|---|
Ericom Access Server本体インストーラ (32bit) | EricomAccessServer.msi | 10.1.0.14957 |
Ericom Access Server本体インストーラ (64bit) | EricomAccessServer64.msi | 10.1.0.14957 |
Ericom Blaze クライアント (Windows用 32bit) | EricomBlazeClient.msi | 10.1.0.14958 |
Ericom Blaze クライアント (Windows用 64bit) | EricomBlazeClient64.msi | 10.1.0.14958 |
Ericom Secure Gateway インストーラ | EricomSecureGateway.exe | 10.0.0.4996 |
HP ユニバーサルプリンタドライバ(UPD) 64bit | upd-ps-x64-7.0.1.24923.exe | 7.0.1.24923 |
HP ユニバーサルプリンタドライバ(UPD) 32bit | upd-ps-x32-7.0.1.24923.exe | 7.0.1.24923 |
Lexmark ユニバーサルプリンタドライバ(UPD) | Lexmark_Universal_v2_UD1_Installation_Package_02072022.exe | 3.0.1.0 |
.NET Framework 4.8 | ndp48-x86-x64-allos-enu.exe | 4.8 |
注意
Bleze10.0が、32ビットWindowsオペレーティングシステムをサポートする最後のバージョンとなり、今後は32ビット版のモジュールはリリースされません。
注意
EricomSecureGateway10.0ではMicrosoft .NET Framework 4.8が必要となります。Microsoft .NET Framework 4.8が導入されていないOSを利用の場合には、Microsoft .NET Framework 4.8のインストールをお願いします。
※.NET Framework 4.8以上が未導入の状態でEricomSecureGateway10.0のインストールした場合、インストールウィザードでErrorとなりインストールに失敗します。
3.1.2. 新機能および修正点¶
3.1.3. 制限事項および既知の不具合¶
Blaze クライアント¶
入力関係¶
- [英数]キーが効きません。
- Ubuntu において[ひらかな/ローマ字/カタカナ]キーと[英数]キーが有効になりません。
- Windows 10で[Ctrl]+[Alt]+[End]のコンビネーションキーが効きません。
リダイレクト・印刷関係¶
- プリンタリダイレクトを利用する場合、クライアントは7.6.1以降のバージョンを使用してください。
- プリンタリダイレクトを[汎用]で利用する場合、クライアントPCにAcrobat Reader DCを導入してください。また、事前にAdobe Reader DCを1度起動し、ライセンス規約に「同意する」ボタンを押下しておく必要があります。
- EricomRDPでは、DynamicDrivesが機能しません。この問題は、現在Ericom社へエスカレーション中です。
- Blaze接続において、HP汎用ドライバを利用しており印刷が遅い場合は、Lexmarkのご利用をご検討ください。
- ※ Lexmarkは、Ericom製品バージョン8.5以降で利用可能です。
アプリケーションウインドウ関係¶
- フルスクリーンモードの間、セッションが終了すると、最小化機能と最大化機能が機能しなくなる ことがあります。
- →アプリケーションを再起動して、ウィンドウサイズを調整します。
- Blaze セッションが最小化されると、復元できないことがあります。
- →アプリケーションを終了し、再起動してセッションに再接続します。
- シームレスなアプリケーションウィンドウをドラッグするとスムーズに機能しないことがあります。 ウィンドウのドラッグ操作が完了するまで黒色の空白領域が表示されます 。
- Ericom Connect 8.0 でサポートを開始した EricomRDP は Ericom Blaze の単体利用ではサポートされておりません。
- Windows Server 2008 R2上でAccessPad(Blazeクライアント)を利用した場合、Alt+Tabでウィンドウを切り替えたあと、公開アプリケーションへの最初の文字が欠落する問題があります。
- Blaze Client for Linux ではフルスクリーンで起動したセッションをリサイズした場合、再びフルスクリーンに戻すことができません。一度セッションを切断し、再接続してください。
- マルチディスプレイ利用時は、全てのディスプレイの拡大・縮小の倍率は同一でご利用ください。(Windows10の場合、「テキスト、アプリ、その他の項目のサイズを変更する」の設定を複数のディスプレイで同じ設定でご利用ください。)倍率が異なる場合、正しく公開アプリケーションの表示がされない場合があります。
以下3つ全ての条件で利用しているケースでは、公開アプリケーションが起動できない場合があります。
- 接続元端末側でマルチモニタを使用している
- Microsoftシームレスモードを使用している
- 接続先RDSサーバがWindows Server 2019である
回避策として、Blaze Clientログイン画面の[Programs]にある「Hide Taskbar when remote program is in Full Screen/Maximize mode」にチェックを入れて接続してください。
- Blaze接続でリモートの全画面プリントスクリーンを取得する場合は、「Ctrl+PrtSC」とする必要があります。
その他¶
- BlazeクライアントとしてWindows 10 IoTは問題があるためサポートされません。
- 端末のコンピュータ名が日本語(ダブルバイト)になっている場合、AccessPad等による接続時に下記エラーが発生するため、PC名はシングルバイトで設定ください。
- Unable to connect to sca.sumple.com Ericom Secure Gateway error (4) WebSocket negotiation with host failed.
- アプリケーションを閉じても接続先サーバ上から当該ユーザのセッションが切断で残る場合は、Windows側のタイムアウトのポリシーなどを利用し、切断セッションのログオフをご検討ください。
Mobile Client(AccessToGo)¶
入力関係¶
- ソフトウェアキーボードの[undo]と[redo]がボタン効かない場合があります。
- iOSでBluetoothキーボードを利用する場合、英語配列のみがサポートされます。
- AndroidにおいてはBluetoothキーボードの利用はサポートされていません。
- iOSでBluetoothキーボード利用時に「Alt+Tab」のコンビネーションキーでリモートのアプリケーションの切り替えをすると、最後に起動した2つのアプリケーションしか切り替えることができません。
- iPhoneにてVGA出力コネクターを接続後に、モバイルクライアントを利用開始すると画面の一部しか表示されません。
- → 回避策として、モバイルクライアントを起動後にVGA出力コネクターをiPhoneに接続してください。
- リモートのWindows8.1もしくはWindows10のIMEで自動変換候補が表示されている時に、表示されている候補を選択して確定すると確定文字の後ろに入力した文字が追加されます。
- iOS10以降とiPadOSにおいて、BluetoothキーボードやSmart Keyboardを利用した場合に、iOS側の変換候補が表示されません。
- → モバイルクライアント利用時の文字入力には、iOSのIMEを利用せず、リモートのWindows 側のIMEを利用してください。
- BluetoothキーボードやSmart Keyboardを利用している場合、「英数」「かな」入力の切り替えはキーボード上のキーではなく、「Control+Space」等のショートカットキーをご利用ください。JIS配列のキーボードの「英数」「かな」キーでは正しく切り替えができません。
- バックスラッシュが利用可能なシステムでは、円記号ではなくバックスラッシュをご利用ください。円記号は利用できない場合があります。
リダイレクト・印刷関係¶
- iOSやAndroidではローカルドライブのリダイレクトはできません。
アプリケーションウインドウ関係¶
- iOSやAndroidではアプリ公開の設定時はEXEファイルの指定のみが可能です。(バッチファイル、URL、ドキュメントは使用できません。)
AccessServerとの互換性¶
- AccessToGoおよびEricom Blaze Mobile Client 7.6.1とAccess Server 3.2を組合わせて利用する 場合に、Access Server が異常終了する場合があります。その場合は、Access Server 3.4以上にバージョンアップしてご利用ください。
- AccessToGo 9.2.0からAccess Server 7.3以下のバージョンに接続するとアプリを起動するとセッションの切断と再接続が繰りかえされ、アプリが利用できない事象が発生します。
- → 以下いずれかの回避策で対応をお願いします。
- アプリプロパティを変更し Blaze利用をOffにする
- Access Serverのバージョンを 7.3以上にバージョンアップする
その他¶
- Andoroid/iOSともに、端末のサイズが5.5インチ未満の場合とメモリが320MBの場合、以下のメッセージが出力されます。
「警告:デバイスのRAMが320MB未満ではアプリケーション予期せず終了したり遅くなる場合があります」
- iOSおよびiPadOS 16.xにおいて、AccessToGoなどEricomのモバイルアプリを利用する場合、下記事象が発生します。
- <事象>
- デバイスが横向きの場合、Ericomモバイルアプリの表示画面が最適化されない。(画面右側が黒塗り状態となる。)
- Ericomモバイルアプリからリモートサーバへ接続し、アプリのメニューが表示されている状態において、デバイスの向きを変更すると一部のメニューが表示されない。
これらの問題についてはEricom社へ確認中となります。回避策として、以下ご検討ください。
- <回避策>
- iOS、iPadOS 15.xのままご利用いただく。
- デバイスを常時縦向きのままご利用いただく。(常時縦向きでのご利用であれば、上記事象は発生しないことを確認しております。)
Access Server¶
- Access Server 8.5以上ではバージョン毎にライセンスキーの申請が必要となります。新規導入の場合だけでなく、 バージョンアップ時にもライセンスキーの再請求が必要となります。
- Access Server 8.5以上ではセントラル・サーバの機能は利用できません。